SHUFFLE! 原作FAQ
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1人攻略するのに4〜5時間、全員攻略するのに18〜20時間程度のようです。西又葵=リシアンサス、楓、プリムラ、麻弓
鈴平ひろ=ネリネ、亜沙、カレハ、亜麻、撫子、男性キャラクター陣メディアや特典の違いだけでゲーム内容は全Edition共通です。ユーザー間では「素材は良いが上手に調理できなかった」と評価されています。
キャラ設定や世界観は良いもののシナリオが薄い・短いことが残念な作品です。
しかし決して面白くないわけではなく、日常のドタバタ劇などはアニメ版よりも楽しめたりします。
コミック版、小説版は評価が高いのでオススメです。稟と楓の過去描写が文章で数行書かれていますが、人によってはそれが鬱と感じる程度のものです。
アニメ版の鬱展開や修羅場描写はアニメオリジナルのものなので原作にはありません。もともとシナリオを担当したあごバリア氏が、ストーリーを二の次にした影響だと思われます。
あごバリア氏曰く、SHUFFLE!に関してはストーリーは二の次で、とにかくキャラに個性を持たせて明るく楽しいゲームにしたかったとのこと。
その分、物語がやや薄くなってしまった部分があると反省もされています。できません。
一般作ですが、10月20日発売のPS2版でなら麻弓とカレハは攻略可能になります。
PS2版で登場するツボミも、Navel公式に記載されているようにサブキャラとしてなので攻略対象外です。基本的にはありません。
プリムラを攻略する際の注意点 (攻略参照) だけ考慮して、好きな順番で攻略して下さい。
ネタバレを少しでも気にされるのでしたら、"楓→亜沙""ネリネ→プリムラ"の順番を考慮して、
楓→亜沙→ネリネ→プリムラ、もしくはネリネ→プリムラ→楓→亜沙に、残るシアを最初か4人の真ん中に持ってくれば問題ないと思います。ゲーム期間が"夏"だということ、向日葵全般の花言葉が "私の目はあなただけを見つめる" "愛慕" などを意味する事と関連していると思われます。
ヒロイン達を花に、稟を太陽に見立てて、花が太陽の動きにつれてまわることから "日まわり" と名付けられたという名前の由来にも関係しているのかもしれません。
ちなみに、向日葵には "偽りの富" "傲慢" "悲哀" "未来をみつめて" など、その品種によって様々な花言葉が存在します。ネリネルートのエンディングで、ネリネが歌っているという設定で流れます。ハーレム状態でエンディングを迎えるルートはありませんが、プリムラ・亜沙ルートでは、いずれ一夫多妻制を利用し ハーレムENDになるかもしれないという表現や展開が出てきます。バッドENDと見るかノーマルENDと見るかは、考え方や認識の違いよって異なってくるのですが、アニメ後半の影響もあってバッドENDだと思ってしまう人が多いようです。■神族:誓約式
しかし、この作品のコンセプト(総合FAQ参照)を考えますと、意図してバッドEND的なものを作っているとは考え難いです。
要するに、バッドENDというものは存在せず、攻略に失敗した場合でも、独り寂しくエンディングを迎えるのではなく、どういう形であれヒロインとのハッピーENDを迎えられるという、言うなれば救済措置を目的として作られたのではないでしょうか。
そしてそれがなぜ楓なのかというと、やはり稟にとって一番身近な存在であり、誰のルートにも入らなかった場合に、その仲が進展する可能性が一番高いからだと思われます。神族にとってキスという行為は特殊な意味があり、二度目のキスで誓約式という契約が発動してしまうという設定がありました。 ゲーム中でシアが稟にキスさせないのも、幼い頃にすでに一度目のキスを稟と済ませてしまっている為です。■魔族:魔歌歌うことによって魔力全体を高められ、歌がうまければうまいほどより大きく増幅されるという設定がありました。 その為「天使の鐘」と呼ばれるネリネは、しゃれにならないほどの魔法攻撃力の持ち主ということです。■ヒト族:錬金術道具を利用した擬似魔法を使えるという設定がありました。 当初、亜沙の父親である時雨葉を錬金術師として登場させる予定でしたが没に。リシアンサス一つの存在に二人以上の肉体と精神が宿っている双子神です。本来生まれることが 出来なかった妹の心と身体が、リシアンサスと同じひとつの器に入っている状態です。生みの母親が魔族だっ為、神族の血を濃く受け継いだシアとは違い、魔族の血を濃く 受け継いでしまった裏シアは神王の娘としての存在そのものを抹消されていました。 気付いていないふりをしていますが、家族はみな裏シアの存在を知っています。リシアンサスの双子の妹です。当初、名前はなく便宜上「裏シア」と呼ばれていましたが、 稟に「キキョウ」という名を贈られます。ふたり同時に姿を見せることができず、どちらかの意識が薄れると心だけでなく身体も変化し 入れ替わります。意識が薄れた方は、完全に眠っている状態ではなく、具現化している方の 目を通して表の世界を見ることができます。誰にも顧みられることなく、与えられることなく、存在さえも許されなかった妹をこれ以上犠牲に できないと考え、稟との再会によりささやかな自分の願いを叶え、自分以上に稟のことが大好 きな妹に全てを託し、彼女に代わって裏の存在になる為。誰からも何も与えられることがなかった為、自分だけのもの、自分を示すなにかを求めていました。稟から「キキョウ」という名を贈られ、妹がやっと真の望みである「自分自身」を手に入れた ことにより、誰かが犠牲になるのではなく二人一緒に生きていこうと決めた為。ネリネ8年前に稟と出会ったのは、身体の弱かったネリネに代わり人間界に来ていたネリネの クローンである「リコリス」です。自分の持つ強大な魔力に身体が耐えられず、幼い頃から頻繁に体調を崩していました。魔力強化の実験の為に作られた人工生命体のひとりでありその2号体で、存在している 魔族の細胞を強化培養して作り上げた別人格、ネリネのクローンです。 その存在はネリネとして扱われ、魔王の娘がその身体を持って実験に協力するという魔界 全体への宣伝材料に使われていました。実験体としての境遇を知りながら、それでも常に元気でいようと、明るく笑顔を見せる娘で、 寝たきりに近かったネリネの数少ない友達であり、プリムラにとってお姉さん的な存在でした。神界・魔界でもクローン技術は不完全なものであり、ただでさえ寿命の短かったリコリスは、 無理な実験によってさらに寿命を奪われてしまい、最期の願いとしてネリネとの同化を望み、 ネリネはその生命力を貰うことにより魔力を制御できるようになり健康な身体を手に入れました。同化したことにより、生命力だけでなくリコリスのたったひとつの楽しみだった歌を、人間の男の子 に捧げられた純粋な恋心までも受け継いでしまった為です。ただし、リコリスとしてのすべての 記憶を受け継いでいるわけではありません。ネリネの身代わりとして来ていた人間界で稟と出会い、実験材料として本当の自由を持って いなかった彼女を、一人の少女として見てくれて、一人の少女として手を握ってくれた稟との 時間は本当に楽しいもので、それがリコリスにとって最初で最後の恋になりました。実験材料として一切の自由を与えられなかったリコリスが見つけた、たったひとつの楽しみだった 歌を「奪って」しまったと思い込んでいる為。「天使の鐘」と称されていたのは、ネリネではなく、 その身代わりをしていたリコリスでした。ネリネ=NE「RIN」E のようにNERINEの中にRINが存在する為です。
リコリスがネリネの名前の中にもリンを見つけ、そう呼ぶ様になりました。稟への悪口に対しては容赦ありません。
「稟さまを侮辱する者に捧げる太陽の光はありません!」「酸素を減少させた上、二酸化炭素 を撒き散らすだけの公害!悪の権化です!不必要です!」と叫びながら容赦も躊躇もなく 魔法攻撃を連発する程です。天然というか騙され易いというか信じ込み易いというか。魔王に言われ、人間界で最も流行 しているものだと信じスクール水着を着たり、大切な男性を自宅に迎える時の礼服だと信じ メイド服を着たりしてしまいます。リコリスから全てを奪ってしまったと思ったネリネは、ネリネという魔族は死んだものとし、リコリス として生きリコリスとして稟への想いを叶える為に人間界にやって来ました。クローンということで、ネリネと瓜二つのリコリスですが、唯一その瞳の色だけは人工生命体の 特徴である紫色をしていたことと、うわべに捉われず人の本質を見抜くことのできる稟の資質 ゆえでした。リコリスとして稟への想いを叶えに、恋を成就させようとやって来たのに、ネリネとして稟を愛してしまった為。明日の午後5時に、稟がネリネの居る場所にいけたら稟の勝ち、ネリネのいない場所にいって しまったら稟の負け、という賭けを持ち掛けました。リコリスもネリネと一緒に笑っていたかった、ネリネがネリネでなければ一緒に笑えない、ネリネに 生きてほしかった、ネリネに笑ってほしかった、それがリコリスの本当の願いであり、ネリネはネリネ として笑い、ネリネとしての想いを込めて歌う、リコリスと一緒に笑ってリコリスと一緒に歌う、 そして一緒に笑ってくれないか、と伝えました。芙蓉楓8年前の、楓の母親・稟の両親が亡くなった交通事故をきっかけにして稟を恨み始め、階段 から突き落としたり、刃を伸ばしたカッターナイフを投げ付けたり、小説版では学校全体を巻き 込んだいじめにまで発展している状況でした。「三人を無理やり呼び戻し、その途中で事故にあった。俺が殺したようなものだ。」と嘘の告白 をした稟の言葉を信じてしまい、稟が交通事故の原因を作ったと思い込んだ為。熱を出して寝込んだ楓を心配し、旅行に出掛けていたのを急遽引き返してくる途中で起きた 事故であり、本当に母親のことが大好きだった楓に、事故の原因が自分にあると思わせるよう なことを言うわけにはいかなかった為。ただでさえ、母親が亡くなったことが原因で、何も食べ なくなり話すことすら出来なくなり、点滴で無理やり栄養を取るものの生きることを拒否するか のように日に日にやつれていく楓の姿を見るのが辛く、自分を恨むことで生きる目的を持って ほしいと考えた稟の子供ながらの発想でした。純粋な子供でなければ引っかからないような嘘だった為、少しずつ大人になるにつれて自分で 本当のことに気付きました。事実を知り、自分の為にどんな酷いことをされても我慢して嘘を付き続けてくれた人を そのまま好きになってしまった為。偶然、脱衣所で稟に下着姿を見られたことがきっかけで、隠し続けてきた本心に抗えなくなって しまった為。コミック版では、シアが8年前に稟とファーストキスを交わしていた事実を知ったこと がきっかけになっています。稟を愛し、稟に愛されることが、稟を恨み拒絶した自分に対しての許しになると考える姑息な 自分が許せず、そんな自分が愛されるわけにはいかないと考えた為。そして何より稟にとって 必要とされる存在でいたいが為、稟に嫌われることを恐れた為にそんな境界線を作っていました。夏の夜、花火をやりながら、ずっと一緒にいると約束し指切りをしたこと。過去の出来事を、稟が許してくれていると知り、幼い日の約束を再び交わした為。時雨亜沙母親である亜麻が、魔族であり人工生命体のひとりでありその1号体の為、人間と魔族と の間に生まれた特殊なハーフということになります。魔力強化の為、二十年前に普通の魔族の身体を元に、魔法と薬の力で無理に魔力を高 め限界以上に改造された人工生命体です。どうやら志願して実験体になったようです。 1号体はその魔力の暴走により研究所ごと消滅したと思われていましたが、その反動で人間 界に飛ばされ生き延びていました。楓を助ける為に、稟が彼女の恨みや憎しみを一身に受け耐え続けたという話を聞いて、 自分の尊敬している人と同じ強さを持っているとわかった為。亜麻のことです。自分を犠牲にして、どんなに苦しいことも、どんなに辛い非難でも我慢して、ただひたすらに 一人の子供を守り続けたところです。魔力制御が不完全な実験体の娘であり、限界以上に強化された魔力を受け継ぎながら その魔力に耐えられない脆弱な人間の身体を持ってしまった為、幼い頃は身体が魔力に 耐えられず苦痛に襲われ頻繁に倒れていたようです。成長するにつれて体力も付き、倒れる ことはなくなりましたが、魔力の蓄積はずっと続いています。幼い頃に、魔力過多により毎日のように倒れ、その苦痛などに耐え切れず、「あなたのせいで ボクは死ぬんだ!」「あなたが普通でないせいでボクは死ぬんだ!」と、娘を溺愛していた亜麻 に向かってはっきりと言ってしまう程恨んでいました。それでも、亜沙が倒れて寝込む度に、一生懸命看病する亜麻の姿を見て、どれだけ自分が 愛されているのかに気付いた為。大人になり、亜麻が人工生命体であるが故に背負ってきた 苦しみを知った為でもあります。稟を通して、魔法の制御が出来ず垂れ流し状態のプリムラの魔力に影響されてしまい、 亜沙の中に蓄積されてる魔力が膨れ上がってきてしまった為だと思われます。亜麻が、自分のことを気にしなくていいように、人口生命体だという肩書きを忘れられるように、 亜沙が普通の人間でいれば、亜麻も自分の過去を忘れられると思った為であり、魔法を 使ってしまったら、人でなくなってしまうと思っている為です。亜沙が受け継いだのが、魔力の力ではなく、魔力自体の量であり、適度な魔力放出を すれば身体への負担が減る為。自分の手首をカッターで切り、他人を傷つける力ではなく癒しの力として魔法を使わせようとし そして亜麻の望みが、亜沙が人間でいることではなく生きてくれることであると説得しました。急激な魔力の開放は、その反動によって肉体に何らかの影響を及ぼしてしまい、亜沙の場合それが髪が伸びるという形で現れました。
しかし次の日には髪を切ってしまい、元のショートに戻してしまったようです。
裏話としては、「亜沙は髪が短め」という設定をしたものの、ロングの亜沙も見たかったロングヘア好きのあごバリア氏と、設定に合うようにショートで行く気満々で、意味もなく突然「趣味」だけで髪が伸びるのを嫌う鈴平氏との間で取り交わされた、"エンディングや数年後に伸びているのはNGだけど、魔法を使った反動で一時的に伸び、次の日には切って元通りなら"、という妥協案から決まったものでした。プリムラ神界と魔界が共同で作り上げた人工生命体の3号体であり、強大な魔力とそれを制御でき るだけの肉体的キャパシティーの二つを併せ持った者をゼロから作り出そうとし、奇跡と偶然 によってまったくの無から生まれた存在です。最強の魔力を有しているものの、制御する術を 知らず、未だに魔法が使えずにいます。無から作られた存在であるが為に、両親がなく親の愛情も知らず、替えのない実験体で ある為に、外にも出られず友人もなく、結果、感情というものを知らずに育ってしまった為。同じ実験体で2号体でもあったリコリスで、唯一の家族とも言える存在でした。過去に一度、 研究所を抜け出したプリムラを連れ帰ったのがリコリスであり、その時からリコリスの後を付いて 回るようになり、そしてリコリスの前でだけは多少なりとも感情を示したようです。ネリネの代わりに人間界に来ていたリコリスが、稟と一緒に取ったもので、それをお土産として プリムラに贈りました。そしてリコリスからの贈り物だったからこそネコに興味を持ち始めました。姉と慕っていたリコリスが大好きだった人間に興味を持ち、その興味対象である稟に会いにきました。雨の中、迎えに来るはずもないリコリスを待ち続けるプリムラに対し、「俺が、お前を迎え入れる。 ずっとお前を受け入れてやる」「リコリスじゃない。リコリスにはなれない。リコリスはもういない」 「だから、土見稟で我慢しろ」という稟の言葉を受けて感情が溢れ出しました。自分を望んでくれる人、自分を探してくれる人、自分を求めてくれる人、そして、自分に温もりをくれる人。樹がプリムラに似合う水着はこれしかないと思いっきり推しました。ちなみに学園のプールで 着ていたのがサイズがぴったりだった楓のお下がりで、海で着ていたものは以前のよりも合う サイズをわざわざ探したもの。待ち合わせ場所に女の子が中々こなくてソワソワしながら何度も時間を確認したりその後の ことを妄想してニヤニヤ笑いしている男の子を見て楽しむもので、そんな男の子を見ながら何を おごってもらうか何を買ってもらうか存分に考え楽しんでエンジェルスマイルで登場した後に ご・め・ん・ねの一言で虜にし、それを皮切りに骨の髄までしゃぶり尽くすこと。リコリスが好きになった「土見稟」という人間を知る為に、そして人を好きになることの意味を 知る為に人間界に来ましたが、稟と接しているうちに、その意味を分りすぎるくらいに分かって しまった為。木から降りれなくなった子猫を助けようとして稟が腕を骨折してしまい、治癒魔法の話題が 出たところで、自分のせいだと悩んでいたプリムラが初めて魔法を使い骨折を治しました。人間界での生活を許されていたのが、あくまで魔力の制御に関してプラスとなると認識されて いた為であり、その力を手に入れてしまった以上、人間界に留まる理由はなくなり、研究の 為だけにその力を使わなくてはならなくなる為。そして一旦帰ってしまうと二度と人間界へは 戻れなくなります。死という壁を越え、愛する人々を救う為に始められた「命」の研究の為。奇跡の力である 魔法でも、「命」だけは唯一思い通りにならないものです。記憶消去の魔法、忘れるのではなくプリムラに関する全ての事を消す魔法です。稟が消されてしまったプリムラに関する記憶を取り戻すかどうかというもの。樹達が提示する ものは現状維持であり、神王・魔王には勝った場合の見返りはないが、参加しなければ神王 の場合はシアから「神王さま」と呼ばれご飯はすべてコンビニ弁当となり、魔王の場合はネリネ から「魔王さま」と呼ばれ今後口をきいてもらなくなるというもの。リシアンサスとネリネという神王・魔王にとっての切り札を持っているということ、樹自身プリムラの ファンだということ、そして稟の友人であるが為。プリムラとすれ違ったら突然思い出したようですが、脳細胞だけでなく、その情報が身体中の 細胞にも溶け込んで同化してして、稟の強い希望がその情報を記憶として呼び戻した。 もしくは記憶を消したはずが、無意識のうちに消すことがためらわれ、忘れさせることが精一杯 で、稟の強い意志がそれを呼び戻した。といういくつかの無理やりな理由が挙げられていますが 結局は愛の力ということです。プリムラが魔力を制御できるようになった理由が稟であり、稟と一緒にいることでより強い魔力 を制御できるようになるかもしれない為、人間界に研究所を作ってしまい、そこで定期的に 検査を行うことを提案しました。