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そのネタいただき。
10分で書きなぐった。適当なのは仕様だ。
「ん・・・ふ、ぅ・・・ぁぅ・・・」
今日一日世界を明るく包んでくれた太陽が、ユラユラと歪みながら地平線の向こうへと沈む。
茜色に燃える空。寝床へと帰る鳥達の羽ばたきに混じり、くぐもった声が部屋の中で響いた。
「や、駄目です・・・こん、なの・・・は、ぁぁ・・・」
誰も居ない室内で、夕暮れの日を浴びて煌く金の髪が揺れる。
細い指がシルクのショーツ越しに敏感な花弁を刺激する。
上に、下に。
単純とも思えるその動きの中で、存在を誇示するかのような肉芽に指が触れる度、
ベッドの上に横たえた身体がビクンと震える。
遊ばせていた手で、薄布に包まれた乳房を露出させてみる。
豊満な胸がプルン、と微かに揺れる。
夕暮れ時の冷えた空気に晒されて、薄桃色の乳首が更に硬さを増して行く。
そのまま掌で下から持ち上げるように揉みしだき、指で乳首を挟むようにして快感を得る。
「亜沙ちゃん、も・・・こんな、こと、して・・・ん、くぅ、ぁっ!」
脳裏に浮かぶ親友のあられも無い姿。
その姿を自分とシンクロさせればさせる程、秘裂から蜜が滲み出る。
既にショーツにはシミが出来、軽く刺激すればクチュ、と卑猥な音がする程だった。
絶頂は近い。
先ほどから指の動きは激しさを増す一方。
漏れる喘ぎからも周囲を気遣う余裕を感じ取ることは出来ない状態だ。
先ほどから焼きついて離れなかった亜沙の痴態も、
今や押し寄せる快感の波間に飲み込まれていた。
甘い痺れにも似た感覚に、思考が溶かされていく。
「あ、くぅっ、や・・・は・・・ん・・・はぁぅ、ぁぁぁぁぁっ!」
やがて短く掠れた声で鳴き、カレハは身体を丸めて振るわせる。
指を一際ショーツに食い込ませ、全身に残る痺れを楽しむかのように、ゆっくりと呼吸を整える。
鼓動の高鳴りが血流と共に全身に巡って消えていくのに幾許の時間も必要は無い。
だが、脈拍が刻む緩やかなリズムに、いつしか意識を浚われて行くのだった。
「・・・・すぅ。ん・・・まぁ・・・亜紗、ちゃん・・・。」
再び彼女の思考の中に現れた亜沙は、笑っていた。
様々なしがらみから解放され、純粋に、愛する人と共に過ごせる幸せを噛み締めていた。
それを見て、カレハもまた。
純粋に、それを幸せだと思う。
願わくば、近い将来にこの光景が現実とならんことを。
土見稟という少年が、亜沙を縛る鎖を断ち切ってくれることを。
決して夢物語では無い。とカレハは思う。
だから今は、自分に出来る精一杯のサポートを。
ただ、亜沙の幸せを願って。