392 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/11/14(月) 14:54:44 ID:EKHIGZKD
せっかくプロット出してくれたのに申し訳ないが、楓END後の、楓との純愛モノは需要ない?
試しに書いてみてるんだが…。
399 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/11/14(月) 23:49:44 ID:EKHIGZKD
でけた。
投下します。
400 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/11/14(月) 23:51:09 ID:EKHIGZKD
「稟くん。起きてください、稟くん。」
11月最初の日曜日、ゆっくり朝寝を楽しむ稟の上に、楓の柔らかな声が振ってきた。
「うーん……、……今日は…寒いな…。」
薄目を開けた稟は、布団の隙間から入ってくる空気を感じながら、呟く。
「おはようございます、稟くん。今日は立冬ですから。」
稟は楓の温かい声を聞きながら、寝起きのぼーっとする頭で、暦の上では今日から冬か…などと考える。寒いわけだ、起きる気がしない。再び布団に潜る。
と、名案が閃く。
「ああっ!稟くん、また寝ないでください。もう10時まわっちゃってますよ。」
楓は嘆息すると、稟が布団の中で何か呟きながら手招きしているのを見つける。
「え?なんですか、稟く…きゃっ!?」
稟の呟きを聞き取ろうと楓が耳を稟の頭に近付ける。と、布団の中から伸びた稟の腕が突然楓の上体を抱き寄せた。
「え?え?稟くん!?」
「楓は温かいな。しばらく抱き締めさせてくれ。」
「稟くん…。……はい…。」
戸惑った様子をしたのも束の間。稟に耳元で囁かれると、楓は首から上を真っ赤にしつつも幸せそうな表情で稟に身を任せる。
401 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/11/14(月) 23:51:47 ID:EKHIGZKD
「あ…稟くん…。」
楓を布団に引きずり込み、全身を抱き締める。
「楓、幸せか?」
「はい…。」
「俺もだ。」
「はい…。」
楓は答えながら自らも稟を抱き締め返していた。そして、一分一秒毎に幸福感に満たされ、同時に体の芯が熱くなっていくのを感じていた。
一方稟も、愛しい人が腕の中にいる幸せを存分に堪能していた。が、そこは若さ故、それだけでは納まらない感覚も首をもたげていた。いや、最初から首をもたげっぱなしだった。
「なあ楓、今日の朝食はなんだ?」
稟は楓と抱き合いながら呟く。
「え?今日は少し珍しく洋風に、トーストとサラダ、ハムエッグですけど?」
芙蓉家では朝は基本的に和食なのだが、今日は稟がゆっくり寝てるので、昼食に差し支えないように軽い洋食にしたのだ。
楓は答えながら、朝食の話題ということは稟はもう起きるつもりで、この幸せな時間ももう終わりなのかと残念に感じていた。
「…そうか。でも残念だけどそれはキャンセルだ。」「え?」
「今日の朝食は楓がいい。」
「え?え?えーっ!?」
「だめかな?」
402 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/11/14(月) 23:52:23 ID:EKHIGZKD
稟は、少しオヤジ臭かったかな?と思いながら楓をより一層強く抱き締めていた。
楓は全身が火照るのを感じた。自らの心情を吐露したあの日以来、幾度も体を重ねはしたがそれは全て夜だった。
ある意味真面目でステレオタイプな楓には日が高いうちからなど想像の範疇外だった。しかし体は既に稟に更に深く愛されることを求めている。
(即答したら待ち構えてたみたいです。朝からそんな気分になってたと思われて嫌われないでしょうか?でも稟くんから誘ってくれたのですし、何より稟くんにでしたらいつでも…。)
心中で葛藤といえぬ程戦局の傾いた葛藤の末
「…稟くんが望むんでしたら…。私は…稟くんのものですから…。…お気の向くまま召し上がって…ください……。」
楓ならではの控えめで相手を立てる物言い。だが長年楓と付き合っている稟は、そんな楓の心の葛藤までも理解していた。そして
「じゃあ遠慮なくいただきます。」
と、改めて楓を抱き深く口付ける。
「ん……あ…」
ちゅっちゅっじゅるっ
お互いの口内を舐め、粘膜を擦り付け合う音が響く。
403 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/11/14(月) 23:52:57 ID:EKHIGZKD
「稟くん……んん…」
れろっれろっ…
稟は楓の口に貪りつき舌を差し込む。楓も舌を出し応えて絡め合う。
「楓…」
稟は楓の口内を犯しつつ、楓を抱き締めていた右手をその胸に伸ばす。
ふにっ
服の上からでも分かるその大きさと柔らかさ。
ふにっ、ぐにっ、もにゅっ
何度揉んでも飽きない。左手は楓を抱き締めたまま、右手でひたすら揉みしだく。
「あぁ……ふぅ……ん…」
楓は惚けた眼をますます蕩けさせる。が、稟の背中にまわした手はしっかり稟を抱き留めている。

と、稟が舌と手を止め、目で合図を送ると、楓も舌の動きを一旦止める。互いに少し名残惜しそうに口を離すと、二人の間に銀の糸が垂れる。
その糸が切れると伴に互いの上半身の服を脱がせにかかる。まず楓が稟の寝間着を。稟が楓の部屋着とアンダーウェアを。
「ん…稟くん、手つきがいやらしいです。」
「そうだよ、俺はいやらしいんだ。でも楓だって俺を脱がすとき凄く嬉しそうだったぞ?」
稟に指摘され、楓は更に顔を赤くして慌てふためく。
404 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/11/14(月) 23:53:33 ID:EKHIGZKD
「それは、その、稟くんのですから…」
理由になってない楓の説明を頭上に聞きながら、稟は最後に残ったブラに手を掛ける。
「確かこのブラはフロントホックだったよな…よし。」
楓の下着まで熟知した稟によって、いとも簡単に上半身はすっかり脱がされてしまう。
「綺麗だよ、楓。それに可愛い。」
「稟くん…そんな……じっくり見ないでください…。」
時間は未だ昼前。カーテンの隙間から漏れた光が室内を明るく照らしている。
楓にとって、そんな中で自分の胸を愛する人に見られるのは恥ずかしい。だが、それ以上に嬉しさと幸福感が込み上げてくる。稟もそれが分かっているからか更に顔を近付ける。
「きゃんっ!あ…ひぁっ!ふぅ!」
そして稟はそのまま楓を少し見上げた後、楓の胸に貪りつく。
ちゅっ…ちゅぱっ…ぐにゅ…ぐにゅ…
両の手で乳房を揉みながら、乳首を舌で転がし甘噛みする。
「んぁあっ…!はぅっ!稟くぅん…っ!」
ちゅうちゅう…
「楓、気持ち良いか?」
楓は、両手で稟の頭を抱き抱えつつ、自身の首を縦に振り稟の質問に答える。
「んんっ…はぁっ!ふぅ…ふぅ…。」
自身も楓も存分に高まってきたあたりで口を離す。手で軽く揉みながら再び問う。
「楓、気持ち良かったか?」
405 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/11/14(月) 23:54:07 ID:EKHIGZKD
「んっ…はい…。稟くんの…あっ…することなら…あぁっ…何でも…気持ち良い…ですっ…っ!私は…りっ…稟くんの…ものですから…んっ…。」

稟はキスで応え、次いで両手を胸から離して言う。
「楓、そろそろ…。」
「はい…。」
今度は、楓を少し休ませてやるために、自分のも楓のも稟が脱がせる。
「あ…。」
先に脱いだ稟のモノを見て、楓は無意識に淫媚に微笑みため息をつく。
稟の手が楓のスカートのホックを外し、取る。
「ふぅ…。」
次いでパンティーに手が伸び、一気に脱がされる。外気に晒された秘部が刺激を感じ微妙な快感を伝える。
剥ぎ取られた下着と秘部の間に唾液より粘度の高い液で銀の橋がかかる。
「楓、もういいか?」
「はい…。」
それを見てとった稟が挿入の準備をする。楓も自分の様子は分かっており、頷く。
「ん…くっ…」
「はぁっ…」
ず…ず…ずっ…ずるっ…ずにゅっ…
稟は自分のモノを楓の秘部にあてがい、正常位で挿入していく。
幾度体を重ねようとも、互いにこの愛する人と一つになる瞬間が一番幸せを感じる。
406 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/11/14(月) 23:54:56 ID:EKHIGZKD
「楓、全部入った。動いていいか?」
「は…はい………んっ!ああっ!」
ぐっずちゅっぐちゅっ
楓の返事と同時に稟は動きだす。稟と楓の性器はあつらえたようにぴったりで、少し動けばお互いに絶大な快感をもたらしてくれる。「はぁっ!稟くんっ!稟くんっ!」
「楓!楓!楓!」
ぐちゃっ!ずちゃっ!ぱちゅっ!
二人とも既に自分と相手しか見えない。ただひたすらお互いを求め合う。
「んんっー!んむっ!ふっ!」
何度も深く口付け合い相手の口内を蹂躙する。
ぐにゃ…ぐにっ…ぐっ…ぐっ…
胸を揉み、背中を抱く。
「んっ!あっ!きゃっ!ひぁっ!」
稟は緩急のリズムをつけ
「あっ…あっ…あっ…」
楓を深く激しく突いていく。
ずりゅりゅ…ぱちゅっ!ずりゅりゅ…ぱちゅっ!
「っ…稟くんのがっ…お腹の中で…あっ…暴れてます…っ!」
「楓のも…絡み付いてきて…凄くいい…」
「んっふっ…うっ、嬉しいです…」
言うと楓は、稟の背中にまわしていた両腕を更に強く締め、開いていた両足も稟の腰に絡めた。
ぐちゅっ!ぐちゅっ!ぐちゅっ!ぐちゅっ!ぐちゅっ!ぐちゅっ!
「あっ!あっ!あっ!稟くん!気持ちっ…ひゃうっ!…良いですっ!稟くん!気持ち良すぎて…あんっ!こっこれ以上…されたら…やぁっ!変に…変になっちゃいますっ!あぁっ!!」
407 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/11/14(月) 23:56:01 ID:EKHIGZKD
「楓…いいぞ!変になれ!俺も…俺も一緒に変になるからっ…!」
二人とも全身をぴたりとくっつけ、互いの口を貪りながら、ただ腰だけを動かしていた。
ぐちゃっ!ずちゃっ!ぐちゃっ!ずちゃっ!ぐちゃっ!ずちゃっ!
「はぁぁっ!りっ稟くんっ!私っ私っ!ふぁぁっ!もうっ!」
「俺もっ…もうっ」
「稟くんっ…中にっ…あぁぁっ!」
お互いもうろくに言葉も出せず、ひたすら求め合う。
ぱちゅんっ!ぐちゅっ!ぱちゅんっ!
「ああっ!楓!楓!楓!くぅっ…!!」
びゅるっ!びゅるるっ!
ついに、たまらず稟は楓の奥深くに放つ。
「稟くん!稟くん!稟くん!稟くん!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
楓も稟が放つと同時に果てる。
408 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/11/14(月) 23:56:36 ID:EKHIGZKD
「はぁ…はぁ…んっ…ちゅっ…ん…稟くん…。」
お互い息も絶え絶えに、時折口付けはしながらも動きを休める。
びゅ…びゅるびゅる…どく…ぴゅ…
「あっ…稟くんの、まだ…出てます…。」
繋がったままのそこでは、まだ稟が断続的に放出を繰り返していた。
「楓の中は気持ち良いから…。」
言いつつ稟は、ようやく収まりはじめたモノを楓の中から引き抜く。
ちゅるん…
「あんっ…」
どろぉ…
稟のモノが引き抜かれた楓の中から、稟の精子が逆流してくる。
「夢中だったからだけど…良かったのか?楓。今日はまだ安全な日じゃないだろ?」
「はい。でもいいんです。稟くんですから。それに責任は取ってくれますよね?」
極上の幸せと喜びと伴に、にっこりと微笑み言う楓。
「…ああ。それにしても、毎回同じこと言ってるな。俺たち。」
苦笑気味に笑い合う二人。

そして怪しく光る稟の目。
「それじゃあいつもどおり、フキフキしないとな。」ティッシュに手を伸ばし楓の秘部ににじり寄る。
409 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/11/14(月) 23:57:08 ID:EKHIGZKD
「稟くん…。」
楓も最初は嫌がっていたが、精も根も尽き果てた事後に逃げるのは不可能と悟ってか、最近は稟にされるがままだ。
稟も、いつもならここで楓に自分のモノを舐めてもらい、互いの体力回復を見計らって第二回戦といくとこだが、今日は午後から予定もあり今回舐めてもらうのはやめておくことにした。
じゅく…じゅく…
「あっ…んっ…稟くん…」
「それにしても今日は大量に出たな…。」
ぐちゅ…ぐちゅ…
「きゃうっ…り…稟くん…」
「はい、終わり!」
拭き終わった稟は、使ったティッシュを捨て、散らかった服を集める。
「稟くん…」
また盛り上がってしまったのか、楓が潤んだ眼で稟を見上げる。
稟は押し倒してしまいたい衝動を押さえ、言う。
「楓、気持ちは嬉しいけどさ、昼食も楓ってわけにはいかないだろ?」
時間は既に12時半。楓は我に返り
「あ、そ、そうですよね!あ、稟くん、私、お昼ご飯の用意してきますね!」
気恥ずかしさとお昼の用意で焦ってたのか、楓はどたばたと着替えると、自分の部屋に行き、そして一階へ降りていった。
「パンティーだけは替えないといけないものなぁ…」
稟はそんなことを呟き、自身も着替えながら、ノーパンで料理ってのもそそるけどなぁ…などとまたオヤジ臭いことを考え、一階へと降りていった。


果たして稟の午後の用事とはいかに?
つづく…かも。
410 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/11/15(火) 00:01:52 ID:EKHIGZKD
以上です。
SS自体あまり経験なくて、しかもエロは初挑戦なので色々いたらないと思いますが、ご寛恕願います。
こんなのでもよければ、また続編書かせてもらいます。基本的に楓オンリーですが。

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