132 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2006/03/05(日) 01:45:22 ID:A6NkLOxx
「楓、シア、来たぞ。」
 俺は風呂からあがってすぐに、楓の部屋に向かった。もちろんシアに渡されたのど飴も舐めてい
る。
「いらっしゃい。稟くん。」
 パジャマ姿の楓とシアが俺を快く迎えてくれる。心なしか顔が赤くなっている気がする。
「ほら、カエちゃん。早く言っちゃいなよ。」
「でも、その、まだ心の準備が。」
「そんなの待ってたら、いつになっても始まんないっす。ささ、早く」
「そうですね。分かりました。」
 呼び出されたはずの俺を無視して目の前の少女二人は盛り上がる。話に一段落着いたのか、楓は
深く深呼吸して、俺のほうを向いた。
「稟くん。」
「はっ、はい。」 
 いつにない大声、それに込められた気迫につい、どもってしまう。
「好きです。抱いてください!」
 そして、大声のまま、叩きつけるように楓はその台詞を言い切った。思考が停止する。俺の中で
時間が止まった。シアのしている拍手の音がやけに遠くに聞こえる。
「・・・・もう一度お願いします。」
「好きです。抱いてください。」
 今度は先ほどより落ち着いた感じで、同じ台詞が出た。抱いてって、セックスのことだよな。今
日の楓は大胆だな、彼女の前だぞ?確かに魅力的な提案ではあるが・・・。
「すまない。俺にはシアがいる。」
「ということは、わたしがいなかったらOKだってことだよね。」
 いつの間にか、楓の後ろに回りこんでいたシアが楓にもたれかかるような感じで抱きつきながら
言った。
「いや、その、そう言うことじゃなくてだな。」
「稟くんは、わたしのこと嫌いですか?」
 楓が捨てられた子犬のような顔で聞いてくる。上目使い+その表情は反則だろ。
「嫌いじゃない。」
「女の子として見れませんか?」
「いや、十分見ている。だけどな・・」
 これって浮気だよな。でも、シアは楓のこと応援しているし、いったいどういうことだ?
 俺の煮え切らない様子に痺れを切らしたのか、シアが口を開いた。
「稟くん。抱いちゃいなよ。わたしのことなら気にしないでいいよ。神界は一夫多妻制だし、それ
に、わたしは稟くんが、一人しか愛せない甲斐性なしじゃないって思ってるし、一応厳密に言えば、
稟くんは、すでに、二人愛しちゃってるんだから、今更、一人増えたっていいでしょ。カエちゃん
のこと好きじゃないなら話は別だけど。」
 考える。確かに悪い話じゃない、それどころかいい話だ。シアも完全に肯定してるし。
 ゴクッ。生唾を積む音がした。二人に聞かれていないか、そのことが気になって仕方なかった。
「稟くん見て。こんなに美味しそうなのたべないと損だよ。」
 プチッ、それは紛れも無く理性の切れる音だった。シアが楓の胸を後ろから揉みしだいている。
「いいのか。楓。」
「はい。ずっと稟くんに抱いて欲しかったから。」
「稟くん、これで気兼ねなくカエちゃんを抱けるね。」
 もはや、俺にはシアの軽口に付き合う余力すらなかった。パジャマ越しに、楓の胸を揉む。楓が
悩ましげな声を上げた。ブラをつけていないらしく、生々しい感触が手に帰ってくる。
133 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2006/03/05(日) 01:48:05 ID:A6NkLOxx
「カエちゃん、稟くんの手はどう?」
「暖かくて、大きいです。」
 阿呆の用に楓の胸を揉むことに夢中になっていた俺はその言葉を聞いてさらに興奮してきた。
 目線だけで、了承をもらうと、パジャマのボタンを全て開け、乳房を晒し、ピンク色の勃起した
乳首にかぶりついた。
「ひゃっ。」
「どうだ?」
「今、変な感じがしました。」
 なんだか、楓の様子を見ていると、シアと始めてやったときのことを思い出す。シアのほうに目
線を送ると、シアは苦笑いしていた。
「稟くん。そろそろ挿れても。」
「駄目。ちゃんと前準備してても、すっごく痛いんだから。」
「分かりました。稟くん、もう少し、前戯のほうをお願いします。でも、挿れたくなったらいつで
も入れてください。」
 二人のやり取りが面白くて、つい笑ってしまう。俺としてはこれはこれで、十分楽しいからかま
わない。
 しばらく舐めて満足すると、パジャマのズボンに手を伸ばし、ずり下げた。白いレースの下着に
包まれた楓の秘裂に目を奪われる。初めてみる下着だった。きっと、シアの入れ知恵だ。
「ひゃん。あっ、んっ、」
 下着をずらして、秘裂に指を少しずつ沈めていく。熱くてキツイ。まだ、あまり濡れていないこ
ともあって指の動きはぎこちない。それでも、指が動くたび楓は嬌声を上げる。
「わたしも手伝ってあげる。」
 シアはそう言って、楓の胸を攻め始めた。楓の嬌声が大きくなり、濡れ方も激しくなってくる。
「きゃう、あ、や、あ、あう・・・だ、だめ。」
 このまま逝かせてもいいが、初めての絶頂は指ではなく、アレでさせてやりたかったから動きを
止める。
「このくらい濡らせば大丈夫だな。楓、挿れるぞ。」
「はい。」
 楓は上気した顔で頷いた。それを見てから、俺は完全に下着を脱がして、おれ自身も、ペニスを
露出した。
「あ、ああ・・・い、痛いっ、ん。」
 挿入を始めた途端、入り口を無理やり広げられていく痛みに楓は押し殺した悲鳴を上げた。
「一気に行くぞ。」
 俺は、あえて腰を止めずに一気に貫いた。そのほうが楽になると信じて。
 楓はしばらく、口をパクパクさせていたが、しばらくすると落ち着いた。
「稟くん、ひとつだけお願いしていいですか。」
「ああ。」
「キスしてください。」
 そういえば、まだしていなかった。俺は繋がったまま楓の頭を引き寄せ口付けをする。
 楓のほうから舌を絡ませてきた。俺は、それに応じる。お互いの口の中を味わった後、口を離す
と、名残惜しそうに、唾液が糸を引いた。
「カエちゃん。ファーストキスはどんな味がした?」
「稟くんと、甘いレモンの味がしました。」
 今になってようやく、シアが飴を渡したわけが分かった。
「楓、そろそろ動かすぞ。」
「はい。」
134 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2006/03/05(日) 01:49:04 ID:A6NkLOxx
 キスをしてリラックスしたのか、さっきよりも若干、膣がゆるくなった。それでも、十分きつい
ことには代わりはない。
 ゆっくり、本当にゆっくり腰を動かしていく。シアのときは余裕が無かったが、今の俺なら楓を
逝かせることだってできる気がする。
「あ、あう、はぁん、あ、あ。」
 僅かな表情の違いから、感じる場所を探り、そこを重点的に攻める。
 楓の声に艶が出てきて、腰の動きもだいぶ早くなってきた。ひたすら、腰を動かし続ける。
 しばらくして、限界が来た。
「そろそろ限界だ。いくぞ。」
「はい。来てください。」
 俺はペニスを抜くことも忘れて、楓の中に思いっきり精液をぶちまけた。
 精液を全て吐き出したあと、ペニスを引き抜いて、大の字にぶっ倒れた。
「稟くん。うまくなったね。カエちゃん。初めてなのに逝ってったよ。それじゃ、次はわたしの番
だね。」
 シアはそう言うと服を脱いで、俺の上に覆いかぶさって来た。その感触で、逝ったばかりなのに
おれのペニスは硬くなっていた。
 
 今日の夜は長くなりそうだ。

 FIN

やっと、終わった。しばらく書くのは止めて読む専門に回ります。>>129さん期待しています。

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