226 名前:ネリネ×亜沙[] 投稿日:2006/03/26(日) 22:40:39 ID:sFnLkk3m
>>225
違う、ゲームの亜沙ENDの後。そうしないと、いろいろ不都合が出る
しかし、何でこんなに、評判いんだ?氏ねとか、人格改変とか、
叩かれるのを覚悟で投下したのに・・・。
227 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/03/26(日) 22:47:01 ID:GYvQMfi5
ヒント:空腹は最大の調味料
228 名前:ネリネ×亜沙[] 投稿日:2006/03/26(日) 22:55:26 ID:sFnLkk3m
>>227
わかりやすい説明をありがとう。
次の餌は、あと、一時間〜二時間で投下される。
229 名前:ネリネ×亜沙[] 投稿日:2006/03/26(日) 23:34:13 ID:sFnLkk3m
目を開けると、薄暗い部屋に居た。その部屋は扉は一つだけで、窓を無く、床は石畳でできている。もちろ
ん、こんな部屋は見たことも無い。
なんでこんなところに?ここに来る前に、自分が何をしていたか必死に思い出す
「ええーっと……」
たしか、ケーキの材料の買出しに出かけたはず。それから、リンちゃんに会って、相談に乗ってくれって言
われて、リンちゃんの家に行って、それから、出された紅茶を飲んで・・・。
「あれ? え? えぇっ!?」
それからの記憶がない。
「何?何でぼくはこんなところにいるの!?」
不安のあまり、泣きそうになる。怖い、おかしい。ありえない。それに、どうしてこんなに寒いんだろう?
「えっ!? なんで、ぼく、裸っ!?」
あまりの寒さに、肩を抱くと、手に帰ってくる感触は、服の生地のものではなく、人肌の感触だ。
確かに、ぼくは服を着ていたはず。裸で買い物になんて行くはずがない。ということは、誰かに脱がされた
ということだ。さっきまで感じていた寒さが、より強い物となってくる。
意味もなく全身をベタベタと触っていると、一つだけ、身につけていたものがあった。細い皮製の首輪が。
その先に目を通すと、ご丁寧にも鎖でつながれていた
「な、何で……っ!?」
必死に引っ張ってみるが、じゃらりという音を鳴らし、息苦しくなるだけで、どうにもならない。かと言っ
て、おとなしくしているなんて性に合わない。必死に鎖を引っ張る。
「無駄ですよ。人の力で鎖が切れるわけ無いじゃないですか。」
唯一の扉から、思いもよらぬ人物が入ってきた。
「リンちゃん?」
「はい。そうです。」
「リンちゃんも捕まったの?」
ぼくは、誰かに攫われて、閉じ込められたのだと思っている。よく、考えれば、一緒にいたリンちゃんが被
害にあっていないわけがない。でも、なんで、ぼくは裸で、リンちゃんは服を着ているのだろう?
「何を言ってるんですか?」
「えっ、だって、ぼく達がここにいるのって、誰かに攫われてじゃ。」
「頭、おかしいんじゃないですか?魔王邸を襲って、魔界の姫と、その友人を攫うなんて、まねができるとで
も?」
「じゃあ、どうして、ぼくはこんな格好で、こんなところにいるの!」
ヒステリック気味にぼくは叫んだ。言ってしまってから後悔した。リンちゃんだって不安なはずなのに・・
・。でも、それは余計な心配だったらしい。
「それは、わたしが紅茶にちょっとしたお薬を混ぜて、あなたを眠らせた後、この部屋に運んで、服を脱がせ
て、鎖で繋いだからです。」
「・・・嘘。」
230 名前:ネリネ×亜沙[] 投稿日:2006/03/26(日) 23:34:50 ID:sFnLkk3m
「本当です。」
信じられない。こんなことをする理由がわからない。そんなことを考えていると、ぼくの思考を読み取った
のか、リンちゃんが話を始めた。
「経済力、国民の数、そして軍事力。その全てにおいて圧倒的に劣っている魔界が人間界と対等以上に、渡り
合っていけるのはどうしてかわかりますか?」
「・・・・・・・」
「それは、魔法の存在です。魔法って便利ですよね。人を殺したり、無から有を生み出したり、それどころか
人の心まで変えてしまえる。」
「だから、何だって言うの!」
長ったらしい口上にウンザリしてぼくは怒鳴った。目の前にいる少女がぼくの知っている。リンちゃんだと
は思えない。ぼくの知っているリンちゃんは、こんな凍えるような声を出さない。こんな見下すように視線を
向けない。こんな狂人じみた笑顔を浮かべない。
「せっかちですね。まぁ、結論から言うと、さっき言った人の心を変える魔法の下準備です。」
「それをぼくに使うの?まさか、稟ちゃんがぼくを選んだから、ぼくが稟ちゃんを嫌いになるように?」
「鋭いですね。八十点。大筋はあってます。わたしはあなたの稟様に関する記憶を全部消すつもりです。」
背筋に悪寒が走った。ここから逃げ出したい。でも、それは、ぼくの首に巻かれた鎖が許さない。
「寝てる間に使えばよかったのに、わざわざ起きるのを待って、こんな風にセッティングして、ぼくをいたぶ
って楽しい?」
「寝てる間にでれば楽だったんですけど、人の心って、思っているよりも強いんですよね。廃人にしていいな
ら、一瞬でできるんですけど、後遺症を残さずにとなると、意識が真っ白になった瞬間。つまり、逝った瞬間じゃないと、駄目なんです。」
「つまり、鎖で繋いで、逃げ出せなくして、それで、いろいろやって逝かせて、稟ちゃんの記憶を消すってこ
と。」
「そうです。優しいでしょう。」
「どこが!」
「記憶を消すだけが目的なら、ちょっと強力なお薬を一発討てば、頭が真っ白になっちゃうんですよ。こんな
回りくどい方法をとったのはあなたの愛を試すためなんです。」
ぼくの愛を試す?わけが解らない
「つまり、あなたが本当に稟様を愛しているなら、わたしが何をしても耐えられるはずです。そして、もし耐
え切れたなら、あなたをここから出してあげましょう。」
「で、耐えられなかったら、稟ちゃんのことを忘れちゃうと。」
「このゲーム乗ってくれますか?断れば、お薬討っちゃいます。」
「わかった。」
ぼくに拒否権なんて無い。リンちゃんと目が合う。彼女の目が言っている。抵抗せずに楽なっちゃえばいい
のに。彼女はぼくのことを甘く見ている。
「稟ちゃん・・・。」
彼の姿浮かべて、絶対にぼくは負けない。何をされても耐え切ってみせる。そう決意した。
239 名前:ネリネ×亜沙[] 投稿日:2006/03/28(火) 21:24:31 ID:7Cf07fdR
「やっぱり薬使っちゃいます。てへっ」
「いや〜」
END
242 名前:ネリネ×亜沙[] 投稿日:2006/03/29(水) 00:17:13 ID:QA0pJGlI
>>239
これは冗談、というか分岐みたいなもの。
本物は書き終えたのはいいが、あまりに亜沙が酷いことになっているので、ここに貼るのはまずいかなぁ〜
と考えている。
ttp://www.geocities.jp/sirufiu/nizi_top.html
ここにあるから見たい奴は見てくれ。許可が得られればこっちにも貼る。
PS いい加減 楓×リム書かなきゃまずいよな・・・いや、みんな忘れてるか。
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