756 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 18:38:56 ID:6UZyqtAf
>>755
あれは一番悩んだところなので、喜んでもらえて嬉しいっす。
実は2パターン考えていて、一つは酒の力を借りてどうにか稟にあ〜んをしようとする萌えな展開。
もう一つが投下したギャグ風味の展開。
麻弓好きには悪いと思いながらも後者を選んじゃったよ。
とりあえず後半投下しますです。
757 名前:プレゼント 外伝[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 18:39:54 ID:6UZyqtAf
(…これが、男の人の…稟の…?)
ベットの脇に座り込み、稟のトランクスの前を開いてだらりと垂れ下がったモノを指で摘み上げるプリムラ。
黒い陰毛に覆われた根元の部分を持ってみるとぷらぷら揺れる稟のモノ。
(ぷにぷにしてる…。……ちっちゃくて可愛い…)
稟が知ったならおそらく立ち直り不可能になる感想がプリムラのそれへの第一印象だった。
それを興味深げにしげしげと眺めていたプリムラだったが、何を思ったのか突然稟のモノの先端部をちょんちょんと突付きだした。
しばらく続けていると、稟のモノが外部からの刺激にピクリと反応を見せた。
その反応に稟が目覚めたのかと思ったプリムラが稟の表情を伺う。
だが相変わらず稟は赤い顔で規則正しい寝息を立てていた。
それを確認してプリムラは再び先端部を弄り始める。
(…口が縦にあるけど…カメの頭みたい。…だけどカメみたいに突っついてもちっちゃくならない…)
本物のカメと違いこのカメは持ち主(?)同様人見知りしない性格なのだろうか、と真剣に考えるプリムラ。
褒めるようにカメの頭を撫でてやると、稟のカメは嬉しそうにぴくりぴくりと反応を返してくる。
(…大きく…なってきた…?)
プリムラの小さな手で先端部を撫でつづけられている内に、徐々に稟のモノがぐぐぐっと大きさを増し始めた。
ふにゃふにゃだったそれは硬くなり、しっかりと根を張ったようになって天を衝こうとしている。
先端部も先程の倍近くに膨れ上がり、まるで怒っているかのように赤味を増していく。
(…さっきまでと…全然違う…)
目を丸くして稟のモノを見つめるプリムラ。
その小さな手に伝わってくる稟のモノの熱にビクリとなって手を離す。
(…熱い…。ついさっきまで冷たかったのに…)
プリムラは未だ熱を残す自分の掌をまじまじと見やり、再び稟のモノに手を伸ばす。
小さな掌、ほっそりした指で竿の部分を包み込むように軽く握ってみる。
再度掌に伝わってくる熱。
だがその感覚、感触はプリムラにとって決して不快ではなかった。
相変わらず胸中を支配するモヤモヤした感覚に突き動かされ、プリムラは稟のモノをやわやわと握り、先端を撫で続けた。
「……ぅうっ……ぅっ…」
「………稟………?」
眠りつづけたまま低い呻き声をあげる稟。
僅かに眉根を寄せるその姿にプリムラは手を止めた。
(…稟、苦しそう…)
眼前でビクビク震えるモノは排尿の他に性行為に使われる男性の大事なものである、という程度の認識を持つプリムラは、自分の行為が稟を苦しめていると思い、罪悪感に駆られてその手を離した。
稟からすればこのまま放って置かれるほうが苦しいのだが、生憎プリムラにそこまでの知識はない。
(…どうしよう…)
困ったように瞳を伏せるプリムラ。
どうにかして稟を楽にしてあげられればと思い思考を巡らせるプリムラだったが、どうにも良い考えが浮かばず、困りながら取り合えず先端部をこれまで以上に優しく撫でる事にした。
再開された刺激に再びいきり立つ稟のモノ。ますます困ってしまうプリムラ。
その循環を打ち破ったのは軽いノックの音だった。
758 名前:プレゼント 外伝[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 18:40:30 ID:6UZyqtAf
「リムちゃん、稟くんの様子はどうです…か……………?」
ノックのあとに開いた扉から顔を覗かせた、柔らかな雰囲気を醸し出す美少女−稟の幼馴染である芙蓉楓は部屋に入ると同時に硬直した。
楓の眼前に広がる光景はベットに横たわる稟の股間(臨戦体勢)を撫でるプリムラ、というものだったので無理も無いかもしれないが。
(え、ええっと…今日はリムちゃんで稟くんのモノへお誕生日がお酒にパーティーをまぶしてケーキで倍率ドン、さらに倍! で明日の朝はソーセージとウィンナーとバナナとナスビとキュウリ……キュウ……きゅう〜…!)
混乱の末強制終了してしまった楓は立ったまま気絶してしまった。
きょとんした顔で楓を見つめていたプリムラだったが、現在の状況を思い出し、渡りに舟とばかりに楓に縋り付いた。
「…楓、楓……!」
「……………………………………は、はいぃっ!? ご、ごめんなさいぃ! おじゃましましたぁ!」
「…楓、待って」
回れ右して出て行こうとする楓にしがみ付くようにして必死に引き止めるプリムラ。
「…あ、あの、その、お、お楽しみをお邪魔するわけには…!?」
「…? 楓、稟が苦しそうなの」
「稟くんが!?」
なおも混乱し続ける楓だったが、プリムラの一言に一瞬で我に返って稟を見つめる。
だがそそり立つ稟のモノが視界に入ってしまい、真っ赤になってすぐに視線をそらす。
胸に手をやれば鼓動が跳ね上がってバクバク音をたてていた。
(い、いけません。稟くんのが見えてしまって…。け、けど稟くんが苦しんで…で、でも…あ〜)
そんな楓の葛藤を知ってか知らずか、プリムラは楓の手を引いて再びベットの脇へと向かう。
「そ、それで、稟くんがどう苦しんでいるんですか?」
真っ赤になりながら、極力稟の股間へ視線を向けないようにして楓が尋ねる。
だがプリムラはそんな楓の努力をあっさり無視して稟の股間を指差した。
「稟のここ…ビクンビクン痙攣して、腫れたみたいになってる…」
「そ、それは…………」
男性の生理現象では…と言おうとした楓だったが、男性経験の無い自分が知らないだけで、もしかしたら何かの病気なのかも知れないと思い、口を噤んだ。
「こうして…優しく撫でても…強めに握っても治まらない…。…楓? どうして見ないの?」
「そ、そそそそそそれは、その、あのっ……」
不思議そうなプリムラに耳まで真っ赤になる楓。
しかしもし稟が本当に苦しいのであれば放って置くことなど出来ない、と勇気を振り絞って稟のモノへと視線を向けた。
「…………………」
「……楓……?」
「…………………お、おっきい…です……きゅう〜…」
稟のモノを見た瞬間思考が停止し、数秒して再び気を失いそうになる楓だった。
759 名前:プレゼント 外伝[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 18:41:09 ID:6UZyqtAf
その後、プリムラによって復活させられた楓はしどろもどろになりながら説明を始めた。
「…と、言うわけで、こ、これは別に病気とかではないんですよ」
「………そうなの…?」
楓の説明に稟のモノを再び見やると、しばらく放って置かれたそれは力を無くし始めており、小さくなってきていた。
「…ちっちゃくなってきた…」
「…で、でしょう? …ですから、もう出ましょう…ってリ、リムちゃん!?」
稟が起きてしまったらとびくびくしている楓がプリムラを退室させようと視線を向けると、プリムラは元気を無くしてきた稟のモノを再び撫で始めていた。
「…こうすると、稟、気持ちいい…?」
「リ、リムちゃん、いけませんよ!!」 
「…どうして…? 稟、気持ち良くないの…?」 
不思議そうに尋ねるプリムラ。
「そ、それは…私にもよくわからないですけど…。と、とにかく、私たちが稟くんの、その、…(ごにょごにょ)…を触っちゃダメなんですよ…」
今現在稟のモノを触っても許される唯一の人物である魔界の姫君の姿が脳裏に浮かび、傷ついたような表情で俯いてしまう楓。
だがプリムラは楓の言葉の意味より前に気になった点があったようで首を傾げていた。
「最後何て言ったの、楓…?」
「…で、ですから、その、…(ごにょごにょ)…を……」
顔を真っ赤にして呟く楓だったが、プリムラには相変わらず通じていなかった。
「……? 良く聞こえない…」
「……………り、稟くんの……お、おチンチン、を…………」
泣きそうになりながら囁くように言葉を発する楓。
「……でも、稟、眠ってるし…。稟が気持ちいいのは…嬉しいから…」
どうやらプリムラは稟のモノを触っていいのは稟だけだと考えたようで、眠りつづける稟を見てそう答え、稟のモノを撫で始める。
再開された愛撫にすぐに硬さを取り戻す稟のモノ。固くなって青筋を浮かび上がらせる竿部分に赤黒く膨れ上がる先端部。
「………す、凄い……」
目の前の剛直に目を奪われてしまう楓。
「…楓はしないの…?」
「……………えええぇっっ!?」
「…楓、うるさい。稟が起きる…」
プリムラの言葉に思わず悲鳴を上げてしまい、プリムラに睨まれる楓。慌てて口を噤んで稟の様子を伺い、楓の悲鳴に僅かに顔を顰めているものの、起きる気配はなさそうな稟の様子に安堵の息をついた。
「…稟を気持ち良くしてあげたくないの…?」
「…そ、それは、その、………してあげたい、ですけど……」
「…なら、交代…」
そう言って手を離し、視線で楓を促すプリムラ。
(こ、交代って言われても…。…稟くんが気持ち良くなってくれるなら、してあげたいですけど…)
ちらりと稟の寝顔を伺う楓。
楓にとって最も恐ろしいのは、途中もし稟が起きてしまったら、ということだった。
稟は自分を軽蔑するのではないか、自分は嫌われてしまうのではないか、という恐怖が楓を躊躇わせていた。
だがそれでも、プリムラを説得して部屋を出ようとすることが楓には出来なかった。
稟が別の女性を選んだ今でも、稟に尽くしたい、稟を喜ばせたいという稟への変わらぬ想い、そして何より、楓の中の“女”が視線を稟のモノから外させてくれなかったのだ。
これが稟のモノなのだと思って見つめているだけで、身体の奥が熱くなってきてしまい、思考がかき乱れていく。
稟の為、という言い訳の言葉が何度も浮かび上がり、楓の理性を崩していった。
(…こ、こんなのダ、ダメ…です…。ダメ…なのに…)
稟たち程ではないものの、楓も口にしていたアルコールの効果もあったのかもしれない。
心とは裏腹に、楓の震える手が段々と稟のモノへと伸びていった。
760 名前:プレゼント 外伝[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 18:41:59 ID:6UZyqtAf
「……あ、熱い…」
楓は怒張した稟のモノにおずおずと指を添え、プリムラがしていたように軽く撫で始める。
最初は先端を、続いて棹を、戸惑いながらもゆっくり、優しく。
自らの手の中でぴくぴくと脈打つ熱い稟のモノの感触に、楓の脳髄に痺れのような感覚が訪れる。
(…稟くん、気持ち、いいですか…?)
うっとりと、陶酔したかのように稟のモノを見つめていた楓は心の中でそう問いかけ、自らの乏しい性知識を頼りに棹の部分を優しく掴み、上下にしごき始めた。
稟の身をただ案じていたプリムラのもどかしい行為と違い、稟を気持ち良くさせるための楓の行為に、稟のモノも今まで以上の反応を見せる。
その反応に気を良くしたのか、楓は行為をエスカレートさせていった。
悩ましげな瞳で稟のモノを見つめ、愛しげに擦り、その先端にゆっくりと顔を近付ける。
(…雑誌では、た、確か、こうして…)
以前読んだ女性誌の特集を思い出しながら、小さな唇を僅かに開き、ちろちろと稟のモノの先端を優しく舐める楓。
暖かく柔らかな舌で舐められ、瞬く間に唾液まみれになる先端部。
「…そうすると、稟、気持ちいいの…?」
「…は、はい。多分、ですけど…」
「…じゃあ、私もする…」
楓の行為に目を丸くするプリムラだったが、そう言うと楓と並ぶようにして稟のモノに顔を寄せ、まるで仔犬や仔猫のようにペロペロと先端を舐め始めた。
「…これが、稟のにおい…」
プリムラの呟きに楓も稟の匂いを強く意識して頬を赤らめ、同時に腰をくねらせて、硬く閉ざした太ももをもじもじさせ始めた。
(…稟くんに気持ち良くなって欲しいのに、私の方が気持ち良くなってきてます…)
燃えるように熱くなる身体を押さえ込むように、稟のモノへの愛撫を激しくする楓。そんな楓の動きを必死に真似続けるプリムラ。
761 名前:プレゼント 外伝[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 18:42:33 ID:6UZyqtAf
ぎこちない動きではあるものの、そうした楓とプリムラの熱心な奉仕を受けていた稟のモノは、棹の部分はガチガチに固まり、先端部はパンパンに腫れ上がるなどいつ暴発してもおかしくないほどになっていた。
「………ねえ、楓……?」
今まで以上の大きさになった稟のモノから目を離さないままプリムラが楓の袖をくいくい引っ張る。
「………は、はい……?」
同じように稟のモノを見つめたままの楓。
「…これが、アソコに入るの……?」
視線を自分の股間に向けたプリムラがぼそりと呟く。
「…………………は、はい…た、多分……」
自信なさ気な楓。プリムラと同じように自らの股間と目の前の怒張を何度も交互に見やり、しばらく考えて青ざめてしまった。
だが不安を押し隠すようにきっと眦をあげ、意を決したように稟のモノの先端を咥える。
柔らかな舌を色々な部分に押し付けると、楓の口の中にひくひくとした稟のモノの感触がダイレクトに伝わってくる。
そして、僅かに感じる苦い味。
(こ、これが、稟くんの…!?)
正確には先走りなのだが、もやの掛かった楓の頭はそこまで冷静に判断する事は出来なかった。
「……んっ、んんぅ……!!」
柔らくぬめった舌での刺激に稟が眉根を寄せて呻き声をあげる。
楓の口中の先端部はビクビクと激しく脈打ち、限界が近い事を教えていた。
嬉しそうに目を細めた楓だったが、ふと隣を見ると、今までじーっと見ていたプリムラが不満げに頬を膨らせていた。
「……楓ばっかりずるい…」
「は、はい。じゃあ次はリムちゃん、どうぞ」
そうしてプリムラが先端部を咥え、楓が棹の部分を優しくしごき始める。
プリムラの小さな口中では満足に舌を動かす事はできなかったが、頬の裏の粘膜が先端を優しく包み込み、先ほどとは違った感触、快感を稟のモノに与えた。
「…ん、んふぅ…んっ…稟の…何だか、苦い…」
僅かに顔を顰め、プリムラが呟く。楓も先ほどまで口にしていたその味を思い出して赤くなる。
「…楓、一緒にしよ?」
「…はい…」
そうして再び交互に稟のモノを舐めていると、稟のモノは遂に限界を迎えたようで、一際大きく先端が膨れたと思うと、次の瞬間大量の白濁液を勢い良く吐き出した。
「きゃあ!?」
「………!?」
髪や顔面に飛び散った稟の精液に悲鳴を上げる楓。プリムラも驚きに目を丸くして、無言のまま自らの顔についた稟の精液を指ですくい取ってそれをじっと眺める。
溢れた精液がドロリと萎えかけたモノに垂れ落ちるのを見ながら、二人はしばし呆然としていた。
「…稟の、いっぱいかかっちゃった…」
「…はい…。…お風呂に入らないと…」
黙って頷くプリムラに、楓も頷き、ふらふらと頼りない足取りで部屋を出て行こうとする。
どうやら初めて見る男性の射精の瞬間に、二人とも思考が完全に停止しているようで、精を放った稟をそのまま放って部屋を出て行ってしまった。
762 名前:プレゼント 外伝[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 18:43:07 ID:6UZyqtAf
−しばらくして

「………ん、んんぅ…。…あれ? 寝ちまってたのか…。…あ〜、頭痛ぇ…」
重い瞼を開いてようやく目覚めた稟。ずきずき痛む頭を押さえながら、壁掛け時計に目をやる。
「あ〜、もうこんな時間かよ…って……あれ? …何か妙に身体がすっきりし………………」
そこまで言った時点で固まってしまう。
原因は下半身、というか股間に感じる冷たい感触。
視線は怖くて向けられない。
だがこのまま放っておくわけにもいかず、恐る恐るといった感じで頭を押さえていた手を股間に持っていく。
トランクスのある部分に触れると感じる冷たく濡れた、そしてにちゃっとした独特の感触。
「………………………む、夢精……!?」
指の間で僅かに糸をひくものを見て、半泣きで引き攣った表情を浮かべる稟。
ネリネのおねしょ同様誤解であるのだが、ネリネとは違いその誤解を解いてくれる人物はいなかった。
濡れたパンツを見下ろしてひたすら途方にくれる稟だった。
763 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/09/01(金) 18:48:12 ID:6UZyqtAf
以上です。

今回は今までにないほどに難産でした。途中完全に筆止まっちゃって…。
とりあえず夢精した後の、体は妙にすっきりしてるのに、どこか空しくやるせない気持ちを
思い出していただければいいなあ、と思ってます。

あんまり関係ないけど、PS2版SHUFFLEようやく購入しました。
麻弓が寂しいと死んじゃう云々のセリフ言ってたYO!!
あおいうさぎで思い切り似たようなこと書いてるよ、漏れorz

 [戻る]