146 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/12/01(金) 23:17:00 ID:IJ6zn6iT
今から真・アイさんエンド(ハーレム風味)の完結編を投下します。


・文章下手です
・エロありません
・駆け足で書いたので誤字、脱字がある恐れが高いです。
147 名前:真・アイさんエンド[sage] 投稿日:2006/12/01(金) 23:18:03 ID:IJ6zn6iT
ネリネ、樹、麻弓が割とシリアスな話をしている間、稟もアイ、フォーベシィの二人と言葉を交わしていた。
ネリネたちに聴こえない程の小声ではあったが、しかしアイの表情は明るいままだ。
やがてフォーベシィが稟の肩を叩き、がっしと手を繋ぐ。
更にフォーベシィはアイとも手を繋ぎ、ネリネたちに声をかけた。

「ネリネちゃん。私は稟ちゃんに王座を譲るよ」
『はっ?』
「そうですか、お父様。確かに稟様なら・・」
「勘違いしちゃいけないよネリネちゃん。稟ちゃんがアイちゃんと結婚してからの話だからね」


フォーベシィの注釈に、稟の腕を抱いたアイがはにかみ笑顔になる。
そして、

「その時は、本妻をアイさんに。ネリネが嫌じゃなければ、側室として来て欲しい」

稟が、ネリネに笑いかけた。
148 名前:真・アイさんエンド[sage] 投稿日:2006/12/01(金) 23:18:53 ID:IJ6zn6iT
「私も稟ちゃんが『ネリネちゃんを側室にする』と言った時は驚いたけどね。でも、これが稟ちゃんなりの優しさだよ」
「アイ様は、構わないんですか?」
「構わないと言うか、ね?稟くんと一緒に居たい想いは同じだと思うから。・・一緒に幸せになりたいな、っていうのは、私のエゴかな?」

アイが稟にひっついたままネリネに返す。
ネリネはほぅっ、と小さく息を吐き、瞳に涙を浮かべた。

「とても嬉しいです。稟様と添い遂げられるなんて、夢の様です」
「じゃあ決まりねっ♪」

アイがネリネにアイコンタクトをとると、ネリネもアイと逆の稟の腕をとった。

「稟様、改めて、不束かものですが宜しくお願いします」
「あぁ、こちらも宜しくな」
「じゃあ、これでめでたしめでたしね!」

アイが、悪戯めいた笑顔を稟に向けた。
稟にとっては良いような、それでいて悪いような笑顔。
149 名前:真・アイさんエンド[sage] 投稿日:2006/12/01(金) 23:20:33 ID:IJ6zn6iT
稟が苦笑する。
恐らく楓に説明することを考えたのだろう。
嫌われても仕方ないかな、などと思いながら、しかしアイと、そしてネリネを守ろうと決意する。

アイはひどく満足していた。
無理もない。
二十年を越えて再会した少年と添い遂げられるのだから。
この少年は優しすぎるから、きっといつか自分も嫉妬したりするのかな、などと考えながら、しかし少年の一番で居られる幸せを噛み締めていた。

ネリネは考えていた。
確かに自分は側室としてだが稟の側に居られる。
だが彼女の親友たちはどうだろうか。
アイがいる事で一番には誰もなれないが、側室として、リシアンサスや楓、プリムラなども一緒に居てはいけないか聞いてみようと思った。
150 名前:真・アイさんエンド[sage] 投稿日:2006/12/01(金) 23:23:23 ID:IJ6zn6iT
取り敢えず此にて完であります。
この後、ネリネが稟に他のメンツを側室としてはどうかと進言→じゃあリシアンサスもいるし神界で式を→いっそ一夫多妻に→土見稟世界を支配

みたいな流れを考えてました。ありきたり。
また機会があれば書いてみたいですね

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