193 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/12/05(火) 00:07:43 ID:rYDVL9GW
今から暇潰しに書いた稟が魔王・神王ネタ@相手はカレハの前編を投下しますな。
基本ギャグ、エロは後編にてです。でわでわ。
194 名前:カレハ@エロギャグ[sage] 投稿日:2006/12/05(火) 00:08:55 ID:rYDVL9GW
土見稟は魔王である。
そして神王でもある。
魔界と神界を一手に背負うまだ若い少年は、魔・神界両方の重臣たちに優秀だと評されていた。
無理もない。
娘に甘いことが目立った旧魔王・神王の二人と比べ、施政も部下への配慮も外交さえもきっちりこなしていた。


「稟様。今週は私たちが一切の仕事を行いますゆえ、稟様は御休養下さいますよう」
「は?」

稟は口をあんぐりと開けて、間の抜けた顔をしてみせた。
月曜の朝の集会の直後にこんなことを言われては、誰もが驚くだろう。


「稟様は魔王としても神王としても優秀です。故にスケジュールが過密すぎるとの判断が下りましたゆえに」
「・・でも、仕事だろ」
「確かに仕事でございます。ですがまだ新婚の身。奥方たちと戯れるのも、また仕事かと」

戯れるっていうか、毎晩ヒィヒィ言わせてはいるのだが。

「稟様は人間の身。若い時間は我等程長くはありますまい」
「・・・そうか」

身近に数人、分かりやすいのがいる。

「じゃあ言葉に甘えるよ。ただ解らない事や困った事があれば携帯に電話してくれ」
「相分かりまして」


こうして土見稟は一週間の休みを手に入れた。
195 名前:カレハ@エロギャグ[sage] 投稿日:2006/12/05(火) 00:10:39 ID:rYDVL9GW
「ただいま」
「お帰りなさい、稟様っ♪」
「あぁ、ただいまカレハさん」

エプロンドレスを着けて、笑顔のカレハが稟を出迎える。
にこにこ笑顔の彼女を見ていると、何やらストレスとかも発散されるような気がする。

「今日は早いですわね」
「働き詰めだから、今週一週間は休めだって言われたよ。奥方たちと戯れるのも仕事だってさ」
「まままぁ♪それはそれは・・嬉しいですわ♪」

まだ朝と言って差し支えのない時間だ。
この時間なら、シア・ネリネ・楓・桜は大学に行ってるだろうし、プリムラ・撫子はバーベナ学園、亜沙は専門学校。
アイはセージと買い物だろうか。

「その通りですわ♪」
「・・考え、読みましたか?」
「稟様は考えが顔に出る質のようですし♪」

恐るべしカレハ。
稟が少しばかりカレハへの評価を考え直そうとしていると、カレハが稟に抱きついてきた。

「今日は二人っきりですわ♪」
「あ、それじゃあ」

遊園地でも行きますか、という稟の提案に、カレハは笑顔で答えた。

「嬉しいですわ♪」
196 名前:カレハ@エロギャグ[sage] 投稿日:2006/12/05(火) 00:11:40 ID:rYDVL9GW
取り敢えず前編はこんなんでどうでしょう?←不安気味



てか帰った際の反応を変えれば誰でもいけるか

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