214 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/12/07(木) 04:13:45 ID:KJIRpCuQ
カレハ@エロギャグの作者です。
説明ばっかですが(そのせいかな)やたら長くなりそうなんで、一旦投下します。中編程度の場面です。
215 名前:カレハ@エロギャグ[sage] 投稿日:2006/12/07(木) 04:14:38 ID:KJIRpCuQ
カレハが稟と二人きりでデートするのは、実は初めてだったりする。
何度かデート自体は在ったものの、亜沙やツボミが混じっての三人でのデートばかりだった。

「稟様と二人きりのデートは初めてですわね♪」
「そういえばそうですね。結婚した後は責務に追われ通しでそれどころじゃなかったし・・・」

カレハが、ギュウッと稟の腕を抱く。
稟はそんな彼女の髪を、柔らかく撫でてやった。

「サラサラですね」
「女の子はキレイになるための手間は惜しまないんですよ♪」
「そうなんですか・・」
「はい♪」

普段からみんな可愛いけどな、と稟は思い、しかし口にはしなかった。
その後もとりとめのない会話を重ねているうちに、二人は遊園地に到着。
オバケ屋敷、ジェットコースター、観覧車と定番のコースを回った。
216 名前:カレハ@エロギャグ[sage] 投稿日:2006/12/07(木) 04:15:31 ID:KJIRpCuQ
「とても楽しかったですわ♪」
「そりゃ良かったよ」
「また機会があればみんなで来たいですわね♪」

遊園地からの帰り道にあった、小さくて洒落た喫茶店で一休み。
ありきたりなデートの一幕だが、カレハは満足しているし、稟も満更でもないと思ったりしている。

「三時ですか。まだ暫くは時間がありますがどうしますか?」
「まぁ、では是非行きたい所があるのですが♪」
「何処ですか?」

稟に尋ねられた途端、カレハは言葉を詰らせる。
視線を右に左に移し、先ほどまでとはうってかわってしまっている。

「・・え、えと・・・」
「どうします?帰りますか?」
「そ、そのぉ・・・」

普段何事にも動じないカレハが、よもや此ほどパニクるとは稟も以外だったが、そのカレハのパニクり方で彼女の言いたいことも理解できた。
つまるところ、それは。

「ら、ラブホテルですわ・・・」

顔を真っ赤にしてカレハはうつむいてしまう。
そんな様子が夫ながらに酷く可愛く思えた稟は、「いいですよ」と答えてあげる。
此処で断るのは意地悪になるだろうから。
217 名前:カレハ@エロギャグ[sage] 投稿日:2006/12/07(木) 04:16:48 ID:KJIRpCuQ
喫茶店を出て、二十分程歩いて、二人はラブホテルにたどり着いた。
城を象った外装に面食らったカレハに稟が声をかけ、二人はラブホテルに入っていった。


フロントの係のお姉さんに軽く驚かれはしたが、一番設備が整った部屋を選んで、その部屋のキーを受け取って、二人はエレベーターに乗る。
流石のカレハも気恥ずかしさから口をつぐんで、ただ稟に密着している。
稟は過去に撫子やらアイとラブホテルに来た経験があるため、比較的落ち着いている。
重くはないが、何とも言い切れない空気を払うかの様にエレベーターが、チン、と音を鳴らして目的の階に着いた事を知らせてくれる。

そそくさとエレベーターを出た二人は、エレベーター乗り場からすぐ近くの部屋に入る。
606号室。
此処で間違いない。


中に入った二人は、先ず部屋の内装に息をついた。
風呂場の周りは中が透けて見えるマジックミラー、稟の私室にあるのと同じぐらいのサイズの大きなベッド。
石鹸やら何やらからローションまで置かれてもいたし、SMプレイを好む人のためか、鞭や低温ロウソク、AVを流す目的のテレビがあった。
218 名前:カレハ@エロギャグ[sage] 投稿日:2006/12/07(木) 04:19:31 ID:KJIRpCuQ
説明文ばかりですみません。
なおラブホテルの中身は完全に此方の勘で書いてます。
行けるわけねぇよ・・。


また一部カレハが壊れていますが仕様です。
勘弁して下さい。
セリフイジれば誰でも流用出来るのも仕様です。

出来れば金曜辺りに後編を投下したいと思います

でわでわ。

 [戻る]