501 名前:483[sage] 投稿日:2007/01/15(月) 23:28:09 ID:v///AAgl
とりあえず続き二つ程度
502 名前:特命推薦生徒 土見稟[sage] 投稿日:2007/01/15(月) 23:29:20 ID:v///AAgl
異様な光景だった。暗く狭い教室の中に、
祭りの屋台などで売られている仮面をかぶった男達が16名、
そしてその胸にはKKKの字。
「…で?」
椅子に座っているリーダーらしい男が口を開く。
「麻弓=タイムの件はどうなった?」
『サー!すべて順調であります、サー!』
周りの15人が声をそろえて答える。
「そうか…ふふふ…これで…ふははははは!!」
真っ暗な体育倉庫の中、怪しい笑い声だけが響きわたった。

[食堂]
「先輩、たこ焼き買ってきました」
初々しい声の一年男子生徒が稟に近寄る。
稟の助手、西又葵だ。
差し出されたたこ焼きを無言で奪い取る稟。
「仕事だ、報道部の写真の件は知ってるな」
「はい、先輩のクラスメイトの麻弓さんがKKKを…」
「そうだ、それを奴等が嗅ぎつけたらしい」
途中遮り話を進める稟。
「…ということは麻弓さんの護衛が主題と」
「まぁそんな感じだ」
あくまで不愛想に答える。
(何も起こらなきゃいいが…)
ふと廊下の方を見やる稟。
おかしい。誰もいない。廊下だけでなく食堂にも。
原因は対人結界らしい。要は人払いだ。
こんなことする輩は…
「はじまったか…行くぞ!」
「ふぁ?ふぁぃ!?」
503 名前:特命推薦生徒 土見稟[sage] 投稿日:2007/01/15(月) 23:31:11 ID:v///AAgl
「…全ては楓ちゃんのために!」
楓様マンセー!
麻弓は今体育倉庫の中にいた。
どうやらKKKに捕まったらしい、両手両足を縛られてマットに転がされている。
因みに、体育倉庫内のメンツはさっきの16人
校庭に100人程。
ここまでの過程は小説版を読んでいただければ分かるので、
知らない人はお近くの書店でSHUFFLE!麻弓=タイム編を(ry
「さて麻弓=タイム」
やはり椅子に座ったリーダーが問う。
「何故我々をつけ回したか聞かせてもらおうか。」
「・・・」
相手の仮面を睨みつけたまま黙りこむ麻弓。
「そう怖い目をするな、話せば解放する。」
「嘘ね」
ようやく麻弓が口を開いた。
「ほぉ〜う、勝手に決めつけるとは…」
「勝手も何も、脅威は実力をもって排除するのが基本でしょ?」
あくまで強気に答える。
一歩譲ったらこのまま分が悪くなるのは必然だからだ。
「ふん…答える義理は無いという事か…愚かな」
リーダーが嘲笑する。
「タダで死ぬよりマシよ」
麻弓も強がる。
「よかろう…ならばその強がり、どこまで持つか制裁も含めて見せてもらおうか」
そう言ってパチンと指を弾いた。
隊員が麻弓の周りに集まる。
「さぁ、遊ぼうか…?
504 名前:503[sage] 投稿日:2007/01/15(月) 23:34:29 ID:v///AAgl
修正
× 義理は無い
○ 筋合いは無い

× 「さぁ、遊ぼうか…?
○ 「さぁ、遊ぼうか…?」
スマソ

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