574 名前:25.5話 黒の世界[sage] 投稿日:2007/01/25(木) 16:12:57 ID:5btbooYv
朝。

稟くんは部屋で寝ています。
この家には私とリムちゃんの二人しかいません。

「それじゃあリムちゃん、お願いしますね。」

「楓・・・ほんとにこれでいいの・・・?」

「もちろんですよ、リムちゃん。
 これで稟くんはこの家に帰ってきてくれる。
 リムちゃんも稟くんとまた暮らしたいでしょう?」

「う、うん。でも・・・」

「大好きな稟くんとずっと一緒にいられるのですよ。
 リムちゃんも稟くんのこと好きですし、何も問題はありません。」

「楓・・・。」

「それともリムちゃん、また魔界に帰る?」

「い、いやっ! それだけは絶対に嫌っ!
 お願いだから楓の家にいさせてっ!」

「それじゃあ私のお願い事、聞いてくれますか?」

「うん・・・わかった。
 それじゃあ・・・お兄ちゃんの中にある・・・亜沙の記憶を・・・。」

リムちゃんはそういって少しうつむいた後・・・。

「全部消すね。」

そうはっきりと言ってくれました。
そして眩い光が芙蓉家を包み込み・・・。
575 名前:25.5話 黒の世界[sage] 投稿日:2007/01/25(木) 16:13:56 ID:5btbooYv
「稟くん、起きてください。」

「楓・・・? あと少しだけ・・・。」

「ダメですよ稟くん、お昼御飯食べてお薬飲まないと風邪治りませんよ。」

「・・・わかった。起きるよ楓。」

「はいっ、稟くん。」


そして昼食。

「何か・・・凄く頭がボンヤリしてる。
 これも風邪のせいなのかな。
 それに何か・・・大切な事を忘れてるような。」

「大丈夫ですか稟くん? 風邪治るまで無理はしちゃダメですよ。」

「わかった、それじゃあ家に帰って寝るよ。」

稟くんはそう言った後、天井を仰ぐように見て・・・。

「あれ、俺なんで一人暮らしなんてやってるんだっけ?」
576 名前:25.5話 黒の世界[sage] 投稿日:2007/01/25(木) 16:15:20 ID:5btbooYv
その日、稟くんは再び芙蓉家に住むことになりました。
これでいいのです、これで元の日常に戻りました。
あとは・・・。

「稟くん・・・入りますね。」

「楓か? どうした・・・ん!?
 か、楓っ! どうしたんだ服も着ずに!」

「稟くん、私もう我慢できません。
 お願いします稟くん、抱いてください・・・。」

「ま、待て。ちょっと落ち着け。とりあえず服を着るんだ。」

そういった瞬間、青く光る輪が稟くんの手足を拘束しました。

「えっ・・・? 身体が・・・。」

「お兄ちゃんごめんなさい・・・。」

「プ、プリムラ・・・!?」

私の後ろからリムちゃんがひょこっと顔を出しました。
そしてリムちゃんもすでに服を脱いで稟くんを見ています。
リムちゃん可愛いですよ。

「大丈夫です、稟くんはジッとしていてください。
 私が気持ちよくしてあげますから。
 だって稟くんのお世話をするのが私の趣味であり仕事であり全てですから」

そう言って稟くんに近づき・・・。

「んっ・・・。」

口付けを交わします。
舌を入れると、稟くんも最初は抵抗していましたがすぐに同じように舌を絡めてくてくれました。

時間の感覚さえも麻痺するぐらいのキス。
顔を離すとお互いの唾液で埋まっています。
577 名前:25.5話 黒の世界[sage] 投稿日:2007/01/25(木) 16:16:17 ID:5btbooYv
「それじゃあ稟くんお邪魔します。」

稟くんのズボンとパンツを脱がせます。
・・・これが稟くんの・・・。
すでにいきり立っていた稟くんのそれを眺めた後、口に含みます。

「あむ・・・」

ちゅ・・・ちゅぱ・・・あむ・・・じゅぷじゅぷ。
 
「稟くん、気持ちいいですか?」

そう言って問いかける間も右手で稟くんの物を扱きます。

「ほら、リムちゃんもこっちに来て一緒に稟くんを気持ちよくしましょう。」

「う、うん。」

そういってリムちゃんも稟くんの物を舐め始めます。
最初は先っぽをチロチロと可愛い舌で舐めていたリムちゃんも、徐々に口に咥えたりもしてきました。

ちゅ・・・じゅぷ・・・

卑猥な音だけが部屋に木魂します。

「か、かえで・・・プリムラ。もうダメだ。逝きそう!」

稟くんがこう言うと私は舐めるのをやめ、同じくリムちゃんもやめさせました。
そして私は顔を上げて稟くんの耳元でこう囁きます。

「あんっ、ダメですよ稟くん。出すなら私の膣内にしてくれないと。」

「楓・・・お願いだ。入れさせてくれ。」

リムちゃんに少しだけ理性を壊す魔法をかけてもらった効き目がでていますね。

「ふふっ、稟くん、入れますよ・・・。」

ず・・・ずぶ・・・ずぶ・・・ずぶ・・・

「ん・・・あっ・・・あぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。
 は・・・入りましたよ稟くん。どうですか私の膣内は・・・。」

「だ、ダメだ。気持ちよすぎてすぐにでも果てそうだ。」

そう言って我慢する稟くん。
ふふ、可愛いです。
578 名前:25.5話 黒の世界[sage] 投稿日:2007/01/25(木) 16:17:12 ID:5btbooYv
「それじゃあ動きますね。」

騎乗位なので私が動いて稟くんを気持ちよくさせます。

「ん・・・あぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・稟くんの・・・凄い・・・。」

「はぁ。はぁ。か・・・かえで・・・大丈夫なのか。
 お前・・・血が・・・。」

「はぁ・・・はぁ・・・大丈夫です。
 だって稟くんと・・・だって稟くんとやっと繋がることができましたから。」

そういって腰の振る速度を速めます。

「あんっ・・・あっ・・・あっ・・・あんっ。」

「あっ・・・お兄ちゃん・・・あっ・・・。」

リムちゃんの方を見てみると、私の横で自分の胸を揉みしだいています。
やっぱりリムちゃん可愛いです、ホントに。
だからちょっと意地悪しちゃいましょうか。

「楓・・・えっ・・・何・・・ひゃぁ。」

「リムちゃんも一緒に気持ちよくなりましょう。」

リムちゃんの秘部をさすってみます。

「えっ、何これ・・・あっ・・・変な・・・気持ちに・・・。」

リムちゃんのを弄りつつも腰を振り続けます。

「はぁ・・・はぁ・・・あっ・・・凄い・・・気持ちいいです・・・稟くん・・・。」

「はんっ、あっ、あんっ・・・お兄ちゃん・・・お兄ちゃん・・・。」

「楓・・・もうダメだ・・・出そうだ。」

「あっ、稟くん・・・私の・・・私の膣内で・・・。」

「私も・・・何かくる・・・何か来るよ・・・お兄ちゃん・・・。」

「あっ、はっ・・・このまま・・・このまま3人で一緒に・・・。」

腰をさらに早め・・・。

「ダメだ、出る!」

「あぁ、あぁぁぁぁっ。」

「あんっ、ダメ、逝く・・・逝っちゃいますぅ。」


・・・

この日は夜遅くまで芙蓉家の明かりが消えることはありませんでした。
579 名前:25.5話 黒の世界[sage] 投稿日:2007/01/25(木) 16:20:21 ID:5btbooYv
朝、稟くんとリムちゃんで学校へ行くために家を出ると一人の女性が立っていました。
私から全てを奪った人。
私の気持ちを知っていつつも裏切った人。

「稟ちゃん、どうして楓の家に・・・。
 電話しても繋がらないし、家に行っても引っ越した後だったし・・・。」

涙ながらにそう問う人。
亜沙・・・先輩。

「え〜っと、すいません。以前俺と会ったことってありました?
 俺は確かに稟ですけど・・・どちら様でしょうか?」
 
「えっ・・・稟・・・ちゃん?」

「すいませんが人違いではないでしょうか?」

「稟ちゃん・・・何言って・・・冗談にも程があるよ!」

私が昔憧れていた先輩は稟くんを問い詰めます。
だから私は・・・。

「んっ・・・。」

その人の見ている前で稟くんと口付けを交わした。

「えっ・・・楓・・・?」

呆然としているかつて先輩だった人。

「いきましょう、稟くん。」

「えっ、でも楓・・・いいのか? 楓の知り合いじゃないのか?」

「いえ、知らないです。ねぇリムちゃん?」

「うん・・・知らない・・・。」

「そん・・・な。待ってよ。待ってよ稟ちゃ〜〜〜んっ!!!」

後ろで魔力が溢れ出しているのを感じます。
そういえば魔族でしたね、あの人は。

「リムちゃん、強力な結界をお願いしますね。
 稟くんが怪我でもしたら大変ですから。」

「うん、楓・・・。」

これからも私はずっと稟くんのお側にいます。
稟くんと私とリムちゃん。
これからは家族一緒に過ごせるといいですね。

稟くん優しいからまた色んな人が現れると思いますけど・・・。
私にはリムちゃんという切り札があります。

私と稟くんの邪魔をする人は誰であろうと許しません。
そう、誰であろうと・・・。

「稟くん、愛しています。永遠に・・・。」
580 名前:551[sage] 投稿日:2007/01/25(木) 16:22:44 ID:5btbooYv
むしゃくしゃして書いた。
でも反省はしていない。

そんなわけで>>546の続きをエロくしてみた。
エロ初めてなんであまり萌えないのはすまん。
そして亜沙スキーの方再びすまん。


>>570
GJ!
そこまでエロく書けるあんたが羨ましいぜ。

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