773 名前:727[sage] 投稿日:2007/02/23(金) 22:38:33 ID:FEFe5Hje
えっと、とりあえず前作「芙蓉家編 早朝」の続き「バーベナ編 午前」ができたので投下しようと思います。
初心者なんで、誤字脱字や細かいミスがあったもスルーしてください。^^;
774 名前:727[sage] 投稿日:2007/02/23(金) 22:39:34 ID:FEFe5Hje
「・・・・・・・・・。」

つっち〜がおかしい。
土見稟ことつっち〜が、先ほどから妙にそわそわしているのだ。
窓の外を眺めていたり、ぼーっとしていることはいつものことだが、何度も座りなおしたり、視線をふらふらさせることは極めて稀だ。
あそこまで落ち着かない様子の彼を見ることは滅多に無い。
視線の先を軽く辿ってみると、
(・・・ああ、なるほど。)
斜め前の橙色の髪へ行き着いた。
だからといって授業に集中しなくていい訳ではない。

「・・・。(じー)」
「ビクッ!(殺気を感じて顔を上げる)」
「つっち〜?(ニッコリ)」
「は、はい!何でしょう先生?!」
「さっきから授業を聞いていないような気がするのは、私の気のせいか?」
「め、滅相も無い!ちゃんと聞いていますよ!」
「ほぅ?」

稟の机のところまで来ると、稟の顔を覗き込む。

「・・・・・・。(じーっ)」
「・・・・・・・・・。(汗)」

きーん こーん かーん こーん

激しくお約束なタイミングで響く授業終了のチャイム。

「・・・まぁいい。今日はこれで終わる。」
「た、助かった・・・。」

あまりにもベタなタイミングのチャイムであったが、稟はほっと息をはいた。
稟に背を向けながら、撫子は何気なく尋ねた。

「そういえばつっち〜。」
「はい?」
「何で芙蓉ばっかり見ていたんだ?しかも足や胸へ視線が行っていた気がするが。」
775 名前:727[sage] 投稿日:2007/02/23(金) 22:40:49 ID:FEFe5Hje
「!!?!?」

つっち〜、助かっていないようです。ご愁傷。

「お、図星なのか。カマをかけてみたのだが」
「ななななな?!そんなわけな「つっち〜。」」

紅女史が笑っている。顔は笑っているけど目が笑ってないという、例のアレだ。

「明日までにレポート20枚。」
「・・・・・・はい。」



「あの、稟くん?」
「か、楓?!」
「え、えっと、今の・・・」
「紅女史が何かおっしゃっていたな。楓ちゃんの胸や足を見ていたとか。」
「全く、土見くんはところ構わずなのですよ。」

楓に続いて、樹、真弓まで現れる。どうやらさっきの会話を聞いていたようだ。

「あの・・・。」
「全く楓ちゃんも可哀想に。いくら恋人とはいえ、流石にやりすぎだろう。」
「時と場所くらい考えて欲しいのですよ〜。ここはお二人の自宅でじゃないのですよ。
けれどビックリですねー、普段なら土見くん。対象がいっくら楓でもそんな直接的なところ見ないのに。」
「ははは、ちょっとね・・・。」

言えない。
今朝、楓にキスで起こされた後にベッドに押し倒そうとした時の興奮が、未だ冷めないなんてとても言えない。

「もしかしてまだ寝てるのですか〜?ちゃんと楓に起こしてもらってる幸せ者のくせ、ちゃんとおきなきゃダメなのですよ〜。」
「そうだそうだ。もっとも、俺様が起こしてもらうなら、キスをして起こしてもらうかな。そしてそのままベッドのぐほぁっ」
「いっぺん死んでこいなのですよ!!」
「あ、それ今日やりました。」
776 名前:727[sage] 投稿日:2007/02/23(金) 22:41:42 ID:FEFe5Hje
「ぶはっ!!ちょ、楓!!」

ぴたっ。
それまで樹を殴っていた真弓が手を止める。
あれほど騒いでいた教室内の他の生徒までもが、いきなり会話をやめた。
不気味なくらいに教室内が静まり返る。

「カエちゃんそんなことして稟ちゃん起こしていたんだ〜。」
「稟さま、そうやって毎日起こしてもらっていたのですか?」
「い、いや・・・それはだな。」

いつの間にやってきたのか、シアとネリネが目を丸くする。
教室内が異常なほどに静まり返っているため、その声はとてもよく響いた。

「カエちゃんって、時々すごく大胆になるよね。もう稟ちゃんしか見えない〜、って感じでさ。」
「はい。私は稟くんに身も心も捧げましたから♪」

嬉しそうに言う楓。その言葉は、静まり返った教室に恐ろしいほどよく響いた。
対して稟は、かつてないほどの命の危険を感じていた。教室内のあちこちから突き刺さるような殺気をひしひしと感じる
経験的に、今回はとてもとてもヤバイ気がする。

「・・・・・・楓。」
「はい?なんでしょう稟くん。」
「逃げるぞ!」
「え?あ、きゃあ!」

うおおおおおおおおおおおお!!

稟が楓を連れて逃げた後を、KKKを筆頭とした生徒たちが追いかけて行く。

「やれやれ。」
「困ったものなのですよ。」
「あはははは・・・。」
「あの、そろそろ授業が始まるのですが。
稟さまと楓さん、よろしかったのでしょうか?」
「「・・・気にする事ないよ(のですよ)。」」
「・・・え〜っと。(汗)」
777 名前:727[sage] 投稿日:2007/02/23(金) 22:42:29 ID:FEFe5Hje
「やれやれ、ようやく撒いたか。」
「あの、稟くん。授業の方は・・・。」
「もうとっくに始まっているな。」

二人は資料室に隠れていた。
追っ手も稟達を見失ったというより、授業が始まったせいで諦めざるをえなかった、というほうが可能性としては高いだろう。
どちらにせよ、逃げきれた。もっとも、それのせいでサボり決定だが。

「そういえば稟くん。」
「ん?」
「私の、その・・・胸とかを見ていたって本当ですか?」
「・・・・・・真に恥ずかしながら、事実です。ゴメンナサイ。」

頬かきつつ稟。

「その、な。朝、中途半端だったせいで・・・。」
「・・・いいですよ。」
「・・・楓?」
「先ほども言いましたけど、私は稟くんのものです。
稟くんの望むままに。それが私の望みでもありますから。」
「・・・・・・。」
「昔のことがあるから、で言っているんじゃないですよ。稟くんの恋人として、私がしたいことですから。
それに・・・。」

稟をまっすぐに見つめる楓。

「私だって、あの続きをしてほしいです。
稟くんが好きだから。稟くんに、抱いてもらいたいから。」
「・・・楓。そんなこと言うと、俺止まらないぞ。」

楓の頬が染まっているのは、照れのせいだろうか。それとも・・・。
稟は、赤い顔をしている楓の唇を塞いだ。
778 名前:727[sage] 投稿日:2007/02/23(金) 22:43:43 ID:FEFe5Hje
ぴちゃぴちゃと、資料室の中に湿り気を帯びた音が響く。
舌を絡め、口内を蹂躙し、唾液を交換する。

「はぁ、稟くん・・・んっ、ふっ、ちゅう」
「はぁ、はぁ・・・楓・・・っ、んむっ」

稟に抱きつき、ディープキスをする楓。
それに応える稟の右手は、楓のスカートを捲りあげ、下腹部を覆う純白のショーツの中である。
楓は先ほどからずっと、稟によって膣内を弄られている。
段々と、キスに集中できなくなっていく。

「・・・・・・ひゃうっ!!」

秘裂に入れている指が、Gスポットをかすったらしい。キスしている楓の唇から一際大きな声が漏れた。
それを聞き、更に指を強く出し入れする稟。

「楓って、本当に感度よくなったよな。」
「あ、あうぅぅぅぅ。」

真っ赤になる楓に啄ばむようにキスをすると、秘裂の上にある、小さな突起に触れる。

「ひあぁぁっ!そ、そこはダメですっ。」
「ん?どうしてだ?」
「か、感じすぎちゃ・・・ひゃっ!」
「楓、可愛いよ。」
「うう・・・。り、稟くんズルいです。普段なら絶対そんなこと言ってくれないのに・・・。」

クリトリスを親指で軽く弾くと、再び秘裂の中の指に指を入れ、動きを速めていく。

「ふぁ、あぁっ、あっ、あふぅ、はっ・・・!」

くちゅくちゅっずちゅっ

動かすごとに、何度も快感に喘ぎ続ける楓。
指の出し入れと親指でクリを弄る愛撫が、楓を快楽の中へ導いていく。
779 名前:727[sage] 投稿日:2007/02/23(金) 22:44:26 ID:FEFe5Hje
稟は仕上げとばかりに指を思いっきり膣内に突っ込み、クリトリスを指で押しつぶした。

「あ、あああっ!っふぐっ・・・んんんんっ!!」
「ん・・・、ちゅっ」

イったらしい楓が一際大きな声を上げそうになり、慌ててキスで唇を塞ぐ。

「ん・・・ちゅ、んっ、ふっ。」
「ん・・・ぴちゃ・・・。」

口内を舐め回し、舌で楓の舌をつっついた後、唇を離す。

「あ・・・。」

楓の唇から唾液がつぅ・・・と垂れていき、そのままうなじを伝い落ちていく。
はぁはぁ、という楓の呼吸を聞きながら、ふと楓の姿を見下ろす。
資料棚に背中を預けた状態で秘裂を弄られていた為、楓の制服の乱れはほとんど無い。
だが、口からは唾液を垂らしつつ荒い呼吸を繰り返しているし、めくれたスカートから見える下腹部では、稟の手と楓のショーツが秘裂からにじみ出る愛液でべたべたになっている。
なんというか、これは・・・。
(エロすぎるって、楓さん)

「・・・ごめんな楓。俺、我慢の限界らしい。」
「ふっ、はあ・・・、え?稟くん?きゃっ!」

楓を抱え上げて立たせると、目の前にある資料棚に押し付けてショーツを下ろす。
そしていきなり、痛いほど勃起していたペニスで楓を貫いた。

「・・・ひゃううううう!!」
「ぐ、きつい・・・。」

十分濡れているとはいえ、楓の膣は痛いくらいに稟のペニスを締め付けてくる。
すぐでも果ててしまいそうなのを我慢し、楓の膣を行き来し始める。
780 名前:727[sage] 投稿日:2007/02/23(金) 22:50:09 ID:FEFe5Hje
「あ、はあ、は、あぁ、あんっ!り、稟くん・・・わ、私っ・・・!」
「か、楓・・・!」
「あ、あたまの、なかっ、あんっ、ま、まっしろっ・・・ですぅ・・・っ!」

絶頂に達した直後の楓を、再びすごい快楽が襲い掛かる。

ぐちゅ、ぐちゅ、ぬちゅ、くちゃ

「はぁ、な、なにも、か、っんがえ、らっ、れな、いぃ・・!」

ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ

「りん、くんっ・・・!りんくっ、ん、あんっ!」
「うっ、そろそろ・・・いくぞ、楓。」
「ふあ、きて、きてくださ、い、りんっ、くん!・・・なか、なかに・・・!」

ペニスでバックから楓を貫きつつ、右手を前に持ってきていた稟は、その手で楓のクリトリスを弾いた。

「!!!ひあっ、ああああ!!」
「で、出る!」

稟がペニスで最奥を貫いたと同時に、楓の膣が、今まで以上にぎゅうっと収縮する。

どくっ びゅるるるるるるるる

「あふっ、はぁ・・・、で、でてる。
りんくんのが、おなかのなかに・・・」

どくどくっと、楓の子宮に精液を注ぎ込む稟。
稟自身がびっくりするような量だ。
中に納まりきらなかったらしい。
結合部から、愛液と精液が混ざり合った液体が、ごぽり・・・と漏れ出した。
それは楓の内腿に引っ掛かっていたショーツに垂れ、新たな染みを作った。
781 名前:727[sage] 投稿日:2007/02/23(金) 22:52:05 ID:FEFe5Hje
「はぁ、はぁ・・・。楓、ごめん。ちょっと無理やりだった。」
「ん・・・。いいんですよ、稟くん。私は稟くんのものですから。
ちょっとくらい無理やりでも、全然・・・。」
「楓・・・。
 ああ、楓は俺のものだ。誰にも渡さない。」

楓を後ろからぎゅっと抱きしめつつ、稟は楓にキスをした。




しばし二人で情事の余韻に浸っていた。が、あまり長い間そうしているわけにはいかない。
楓が腕時計を確認した。そろそろ授業が終わる。

「稟くん、そろそろ授業が終わりますけど、どうします?」
「そうだな、とりあえず戻るか。流石にこれ以上楓にサボらせるわけにはいかないし。」
「・・・この格好で、ですか?」
「・・・え?」

楓に言われて、自分たちの格好を改めて見る。
二人とも結局一枚も服を脱がずにHをしたため、服を着ていないという訳ではない。
制服を全く脱がなかったせいで、楓の制服にはところどころ汗や唾液で濡れてるし、スカートにも愛液で染みができている。しかもさっき盛大に中で出したその名残が、しっかりと内腿を伝い落ちている。
ショーツは言うに及ばずだ。
稟自身も、楓の愛液でズボンがべたべたになっている。
こんな格好で学校内を歩こうものなら、あっという間に学園中の噂になってしまう。

「・・・・・・楓、とりあえず一旦帰ろう。
着替えてすぐ戻れば、昼休みが終わる前には戻れると思う。」
「・・・その方がよさそうですね。」

二人は少々赤い顔を見合わせて頷き合い、まだ授業が終わっていない校内から、ゆっくりと脱出を図った。
782 名前:727[sage] 投稿日:2007/02/23(金) 22:59:56 ID:FEFe5Hje
以上です。大量投下ゴメンナサイ。
少しでも多くの人が楽しんでいただけたら幸いです。
一応、「芙蓉家編 早朝」「バーベナ編 午前」「バーベナ編 午後」「芙蓉家編 夜」の4部作で妄想しているので、できればまた投下したいなぁ、と思っていたり。(・ω・;A)

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