- 4 名前:稟の婚前旅行・キキョウ編[sage] 投稿日:2007/03/09(金) 00:09:23 ID:ZNK05Lxf
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それから情事の余韻に浸った後、部屋に戻り二人で茶を飲んでいた。
「それにしても今日はやけに疲れたな。」
「そうだね。結構歩いたし、それに……しちゃったし。」
さっきのことを思い出したのか、キキョウは顔を赤くし俯いてしまった。
ああ、キキョウって普段はおてんばなせいか、こんな風に照れたりするとめちゃくちゃ可愛いんだよな。
「……ねえ稟、なんであたしの顔見たままニヤけてるの?」
「え、俺ニヤついてたか?」
「うん。あたしの顔をじぃぃぃぃっと見つめて、ずぅぅぅぅっとニヤけてた。」
俺はすぐに言い返そうと思ったが、さっきのことを思い出して言葉を選びなおす。
「いや、やっぱりキキョウは照れてても可愛いな、って思ってただけだよ。」
「………。」
返事が返ってこない。
「ん、どうした。」
「……そういうこと言うのは反則。」
そういうと、頬を少しだけ膨らませて横を向いてしまった。
さっきと違うところといえば、怒った振りなのが明らかなところだった。
ああ、もうやっぱり可愛いなあ。
これなら、シアが抱きつきたくなる気持もよく分かるというものである。
「とりあえず、そろそろ布団敷いて寝ないか?」
「…そうだね。」
俺としてはそのままキキョウを見ていてもよかったのだが、これ以上起きてるのはきつそうなので、今日はもう寝ることにした。
しかし、ここで新たな問題が浮上した。
いや、今日の夕飯を考えれば予想できただろうし、当然なのかもしれない。
布団が一組しかない。
それも、二人用の物が。
俺とキキョウは赤面し、またもや沈黙が訪れた。
「…まあ、しょうがないか。」
「…そうだね。」
俺もキキョウも諦めて布団に入り、電気を消した。
そして目を瞑ると
「ねえ、稟。」
キキョウが話しかけてきたので、俺は目を開けてキキョウの方に顔を向ける。
「どうしたキキョウ。」
「その……、お休み。」
そう言って俺の浴衣をつかんだかと思うと、すぐに寝息をたて始めた。
「…お休み、キキョウ。」
そう言って軽くキキョウの頭を撫でてやると、俺もすぐに眠ってしまった。
- 5 名前:稟の婚前旅行・キキョウ編[sage] 投稿日:2007/03/09(金) 00:10:32 ID:ZNK05Lxf
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「……ゃ……。」
…どこかで水が垂れているような音がする。
「…ちゃ…,…ん…。」
目を瞑っていても、少し眩しい。
どうやら、朝になったようだ。
「ん……、ぴちゃ……んん…。」
さっきから、俺のものに何か触れている。
耳を澄ますと、音は俺の足元の方からしているらしい。
「ん…、朝からいったいどうし……。」
俺が目を開けると、何故か視線の先にはピンクに白い水玉の布があった。
「あ、稟おはよー。」
隣で寝ているはずのキキョウの声が足元からしたので、視線をそっちに向けるとキキョウがいきり立ったおれのものを舐めていた。
「朝から何して…んく…。」
俺は抗議しようとしたが、言い切る事ができなかった。
「えー、だって起きたら稟のがもうがっちがちになってたんだもん。」
キキョウはそう言うと、再び俺のものに舌を這わせ始める。
「……ん、…うう。」
「それでせっかくだから、稟を気持ちよくさせてあげよっかなー、なんて思ったの。」
キキョウは先端だけを舐めたり、根元から先端まで舐めるなど様々な方法で刺激を与え続ける。
「どう、気持ちい?」
「あ、ああ気持ちよすぎて…んっ…。」
「それじゃあ、もっと気持ちよくしてあげるね。」
そう言うと、キキョウはより速く舌を動かし始める。
「うっ…、く…。」
俺はキキョウにされるままだったが、ふとキキョウの下着に目をやるとそこにはシミができていた。
腕を伸ばしてそこを指で突くと、俺の指はクチュ、と音とともにキキョウの秘所へ沈み込む。
- 6 名前:稟の婚前旅行・キキョウ編[sage] 投稿日:2007/03/09(金) 00:11:14 ID:ZNK05Lxf
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「ひゃっ、もう…何するのよ。」
「いや、キキョウが感じてるみたいだったからちょっとな。」
そのまま筋にそって指を動かすと、シミは急に大きくなる。
それに、今さらきづいたことだが、キキョウは浴衣の裾を腰の辺りまで上げてそこで縛っていた。
「……実はキキョウもこうしてほしかったんじゃないのか?」
「えへへ……、バレた?」
キキョウは悪戯がバレた子供のような顔で答えた。
どうやら、俺の言ったとおりらしい。
「それじゃあ、キキョウの期待に応えてあげるとするか。」
俺はキキョウの下着をずらして、ビチョビチョになったキキョウの秘所に二本の指を入れてやり、そのまま抽挿を始める。
「ひゃぁっ、…ああ…稟の指が入ってる……。」
「すごいな、キキョウのここもうこんなに濡れてるぞ。」
俺はいったん指を抜いてキキョウの前で広げてやる。
すると、指についていたキキョウの蜜は指の間に何本かの橋を作る。
「〜っ。」
これはさすがに恥ずかしかったのか、キキョウの舌が止まってしまった。
「むー、……えいっ。」
かと思った次の瞬間、キキョウは俺のものを咥えてしまった。
「ううっ…、キ、キキョウいきなり何するんだ。」
「ふぁふぇふぁふぃふぉん(負けないもん)!!」
俺のものを咥えたまま答えたかと思うとそのまま首を前後に動かし始める。
さすがに、口の中に全部納まりはしないものの、キキョウは動き、舐めあげ続ける。
「あ…、そ、それならこっちだって…。」
俺は上半身だけ起こして、顔をキキョウの秘所に近づける。
そして、キキョウの腰に手を当て動かないようにしてから、キキョウの秘所に舌を伸ばす。
「すごいな、どんなに舐めてもすぐにキキョウの蜜が溢れてくる。」
「んんっ…、ん〜〜。」
キキョウは俺の反撃に一瞬怯んだが、すぐに動きを激しくした。
それに対し、俺も舌の動きを激しくしつつ、クリトリスにも刺激を与える。
「んはあっ…、…んむ、ん……んあ…。」
この間、俺たちは互いの身体を貪り続けた。
しかし、キキョウはどんなに感じても速度を落とすことなく刺激し続けたので、俺はもう限界に達しそうだった。
「だめ…だ、もう……。」
「んんっ…、あ、あたしも…んぁっ、イっちゃ……」
俺だけでなく、キキョウも限界に達しつつあったらしい。
俺がラストスパートをかけると、キキョウもそれに応じ一気に動きを激しくする。
「で、出る!」
「んんんんんんっ!!」
俺はキキョウの口に溜まっていたものを一気に放出し、キキョウは身体を弓のように反らした。
どうやら、同時に達したようだった。
「ん…く、んんっ……、はあ…。」
キキョウは軽く咳をしつつも喉を動かし、俺が出したものを全て飲み込んでしまった。
「ううっ、稟…出しすぎだよ。」
「いや、口に出したのは悪かったけど、別に飲まなくてもいいんだぞ。」
「だって、もったいなかったんだもん。」
キキョウは照れ笑いを浮かべつつ、小さく舌を出した。
「…それにしても、稟のはまだまだ元気だね。」
「あ。」
キキョウはそう言うと、依然自己主張を続けている俺のものを指で軽くつつく。
衰える気配も全く無い。
「……なあ、キキョウ。今度はこっちで…いいか?」
俺がキキョウの秘所を指しつつ言うとキキョウは
「稟のエッチ。」
笑いながら言ってうなずいた。
- 7 名前:稟の婚前旅行・キキョウ編[sage] 投稿日:2007/03/09(金) 00:12:11 ID:ZNK05Lxf
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「これならすぐにできそうだな。」
「ひゃんっ、だ、だってあれだけ弄られたんだもん……。」
俺はキキョウの秘所を弄りながら言う。
キキョウは下着だけ脱いで俺の上に座っている。
いわゆる背面座位というやつだ。
「そうゆう稟だってもう待ち切れそうもないみたいだよ。」
キキョウはお返しと言わんばかりに、俺のものを軽く指で弾く。
「でも、なんで浴衣は着たままなの?」
「その方がそそるだろ?」
「そ、そういう問題?」
「まあ、あまり気にしないでくれ。それじゃあ…入れるぞ。」
「い、いいよ……。」
俺はキキョウを軽く持ち上げて、狙いを定めてから少しずつ下ろしていく。
「ああっ…、稟が…入ってくる……。」
「ほら、もう全部入ったぞ。」
キキョウの膣は異物を排除するかの如く、きつく締め上げてくる。
「それじゃあ、そろそろ動くぞ。」
俺は腰を少し引いてからそのまま一気に突き上げる。
「ああっ!」
一度イって感じやすくなったのか、さっきまでよりも声が大きい。
「そんなに声が大きいと、隣の部屋でも聞こえるかもしれないぞ。」
「だ、だって…あんっ……き、気持いいんだも…はあっ。」
俺はしばらく抽挿を続けていたが、今回はまだキキョウの胸を一度も愛撫してないことに気づいた。
そこで、浴衣の間からキキョウの胸に手を伸ばしたが、違和感があった。
「…なあ、キキョウ。どうしてノーブラなんだ?」
何故かキキョウはブラをしておらず、俺の手は直にキキョウの胸に触れている。
「え?だって、…浴衣ってブラをしないのが普通じゃないの?」
「…そういえば、そうだったな。」
俺はそんなことはすっかり忘れていたが、気を取り直して両手でキキョウの胸を揉み始める。
「あっ…、稟…胸も…もっと…。」
俺はキキョウの望み通り少し強く胸を揉む。
一方で、下半身の抽挿も少しずつ速度を上げていく。
「だ、だめだ…。動くほど締め付けられて…止められない…。」
「ふぁ、あ、あたしも…気持ちよすぎて…んあっ、頭の中…あんっ…真っ白に…なっちゃう……。」
俺ももう何も考えられず、ひたすら抽挿を続けキキョウを突き上げ続ける。
- 8 名前:稟の婚前旅行・キキョウ編[sage] 投稿日:2007/03/09(金) 00:13:26 ID:ZNK05Lxf
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「り、稟…ああっ、…も…もっと…。」
「くっ、き、キキョウ……。」
正直このままし続けられるんじゃないか、とさえ思った。
しかし、再び達しそうになり現実に引き戻される。
「キキョウ…だめだ、…もう…出そうだ。」
「あ、あたしも…やん…イっちゃ……ああああああぁぁぁ!!」
「うあああっ、出る!!」
ラストスパートをかけようとした直前、キキョウがイったことで膣が俺のものを一気に締め上げ、俺もそのまま達してしまった。
そして、二度目とは思えないほどの量をキキョウの膣に注ぎ込み続ける。
「ふあっ、さ、さっきより多いかも…。」
キキョウの言うとおりなのか、まだ俺のものが入っているにもかかわらず、キキョウの膣から白い筋が数本垂れてきた。
「ど、どうしよう稟。このまま抜いたらこぼれちゃうよ。」
「そ、そうだな。とりあえず拭くものは…。」
俺はひとまず近くのティッシュをとりこぼれた分を拭き取る。
それから、ティッシュをあてたまま引き抜き、改めてキキョウの秘所を拭き始める。
「稟〜赤ちゃんみたいで恥ずかしいんだけど…。」
キキョウが真っ赤な顔で抗議してくる。
そうは言っているものの、俺が秘所を拭くことに直接的な抵抗をしないあたりそんなにイヤというわけではなさそうだ。
- 9 名前:稟の婚前旅行・キキョウ編[sage] 投稿日:2007/03/09(金) 00:14:17 ID:ZNK05Lxf
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情事もすんだ後、今さらながら時計を見たらまだ七時前だった。
朝飯は七時半なので、それまで三十分ほど時間があることになる。
「とりあえず、朝飯まではまだ時間があるけどどうする。」
そう聞くと、キキョウは少し考えた後
「汗かいちゃったし軽くお風呂に入らない?」
と提案した。
確かに、朝っぱらからこんなことをしたせいで結構汗をかいてしまった。
「それじゃあ、そうするか。」
「うん、そうしよ。」
早速、俺たちはタオルを持って部屋に備え付けの露天風呂に向かった。
「あ、そうだ。ねえ稟。」
「ん、どうした?」
浴衣を脱ごうとしていたら、キキョウが話しかけてきた。
「その、今度は……しないからね。」
キキョウは顔を少し赤くさせてそう言ってきた。
俺はすぐには分からなかったが、やがてその意味が分かった。
「だ、大丈夫だって。さっきあれだけしたから平気だって。」
「そ、そうだよね。さすがに稟でもそれは無理だよね。」
「あ、ああ。大船に乗ってつもりで安心していいぞ。」
キキョウもそれを聞いて安心したのか、ひとまず風呂に入ることにした。
天国のお父さん、お母さんごめんなさい。
俺はどうやら絶稟の二つ名を返上できそうにありません。
結局、してしまいました。
- 10 名前:3[sage] 投稿日:2007/03/09(金) 00:17:50 ID:ZNK05Lxf
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駄文長文失礼しました。
キキョウ編はここで終了します。
続きのシア編ですができ次第投下したいと思います。