485 名前:80[sage] 投稿日:2007/05/31(木) 07:27:49 ID:cOugmOG7
遅くなりましたが、>>335さん、カレハのイメージピッタリのSSでした。
自分もこういう風に書けたらいいなあ、と思います。
>>482さん、面白かったです。
魔王さまのキャラクターって、わかりやすそうで難しいです。

前回から2週間経ちましたが、ようやく続きが書けました。
今更ではありますが、投下します。
486 名前:夏の卒業旅行(その4)  1/9[sage] 投稿日:2007/05/31(木) 07:28:30 ID:cOugmOG7
旅館に戻り、3人は風呂で潮の香りを洗い流す。
浴衣に着替えた3人は食堂に向かう。
3人を出迎えてくれたのは、美味しい海の幸だった。
刺身、酢の物、エビの躍り食い、煮魚、焼き魚。
これでもかとばかり、魚料理が続く。
最後は刺身をふんだんに使ったちらし寿司だった。
3人は存分に腹を満たした。

「凄い料理でしたね」
「あれだけ海の幸を味わったのは初めて」
「味付けは魔界風味なのでしょうか」
「えっ、ここのオーナーってもしかして魔族なんですか」
「そうだよ、稟ちゃん。そうじゃなきゃ、結界なんて張れないよ」
「各部屋にも結界が張られているそうですよ」
「だから、いくら騒いでも大丈夫ってわけ」

部屋に戻ってくつろぐ3人。
亜沙が冷蔵庫からビールを取り出した。
「稟ちゃーん、せっかくだからいこう!」
「あのー、一応未成年なんですが」
「あら、稟さん。いつも神王様や魔王様と飲まれているじゃないですか」
「いつもじゃありません! それに仕方なくです」
「まあ、あの人たちが付いていれば、何事も治外法権だよ、稟ちゃん」
「確かにそうなんですけれどね……」
「大丈夫ですわ、稟さん。アルコール分1.8と書いていますから」
「へぇ、薄いですね。それに『ドラガー』って、初めて聞く名前ですね」
「魔界で造られたビールらしいよ」
「魔界のネーミングって、なんかベタなものが多いですね。『夢の島』もストレートだし」
「まあ、よろしいじゃないですか。わかりやすいですわ」
「それじゃ稟ちゃん、カレハ、かんぱーい」
「乾杯ですわ♪」
「乾杯!」
487 名前:夏の卒業旅行(その4)  2/9[sage] 投稿日:2007/05/31(木) 07:29:05 ID:cOugmOG7
「結構アルコールがきついビールですね。飲みやすいですけれど」
それなりに場数をこなしている稟であったが、1本飲んだだけで軽い酔いを覚えた。
(この程度じゃ、大して酔わないんだけどな……)
そう思って亜沙とカレハを見ると、二人ともすでに顔が赤い。
酔っぱらっているようだ。
亜沙もカレハも、アルコールが弱い方ではない。
宴会では率先して酒を持ってくる方だ。
(なんかおかしいな)
稟は飲み干した500mlの缶を改めて眺める。
「アルコール分1.8……割? なんじゃそりゃ!」
日本酒並のアルコール分。
さすがに酔って当然である。
「亜沙さん、カレハさん、大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ」
「大丈夫ですわ、稟さん」
そう答える二人だったが、間違いなく酔っているようだ。
「二人とも、酔っていますね」
「そんなことはないぞ、稟ちゅわん」
亜沙のテンションはますますあがる。
「ふっふっふっ、ここで夜のメインイベント!」
「わー、パチパチですわ」
「旅館で浴衣といえば!」
「いえば!、ですわ♪」
「野球拳だ!」
「イエー! ですわ♪」
(あーあ、ダメだ、こりゃ)
稟はあきらめて、二人に付き合うことにした。
488 名前:夏の卒業旅行(その4)  3/9[sage] 投稿日:2007/05/31(木) 07:29:49 ID:cOugmOG7
「あーん、ずるいよ、稟ちゃん」
「普通に勝負している結果ですよ、亜沙さん」
「だって、だって、だって……」
すでに丹前、帯、浴衣、ブラジャーを脱ぎ去っている亜沙。
片手で胸を隠すが、亜沙の大きな胸は、細い腕では隠しきれない。
ちょっと動くたびに、綺麗なピンク色の乳りんが見える。
羞恥心からか、酔いはすでに醒めているようだ。
「さて、勝負いきますよ」
「今度こそ!」
ジャンケン、ポン!
「やったー!、ようやく勝った!」
思わず両手で万歳をする亜沙。
「亜沙さん、いい眺めですよ」
「えっ、あっ……稟ちゃんのエッチ」
亜沙は体の隅から隅までを稟に見られているのだが、こういうときはやはり別である。
「さあ、稟ちゃん、脱いでもらおうか」
稟はだまって靴下を脱ぐ。
「なんで浴衣に靴下なんか履いているのよ……」
「さあ、勝負しましょう」
ジャンケン、ポン!
「あー、負けた。稟ちゃん、卑怯!」
「じゃんけんに卑怯もなにもないでしょう」
「あーん、恥ずかしいよぉ……」
亜沙は諦めて、パンティに手をかける。
ライムグリーンは、彼女のお気に入りの色らしい。
亜沙はゆっくりと、最後の一枚を脱いでいく。
「稟ちゃん、じっくり見ないでぇ……」
「そうはいっても、そんな綺麗な姿、目をそらす事なんてできません」
昼間にも太陽の下で見ている亜沙のヌードであったが、
羞恥心にうち震える姿というのもまた格別である。
しかも、胸と股間を手で隠す姿というのは、
堂々と見せるよりもかえって艶めかしい。
「カレハぁ〜、仇をとって!」
「まかせてください、亜沙ちゃん。悪を成敗しますわ」
「誰が悪ですか、誰が」
489 名前:夏の卒業旅行(その4)  4/9[sage] 投稿日:2007/05/31(木) 07:30:20 ID:cOugmOG7
稟とカレハの対戦は一進一退の攻防となった。
すでに二人とも、身につけているものは一枚限りという状況である。
「カレハ、行けぇ!」
「頑張りますわ、亜沙ちゃん♪」
胸を腕で隠しながらガッツポーズをするカレハ。
器用なものである。
そして稟は、すでに股間が盛大に膨らんでいた。
ジャンケン、ポン!
「あぁ〜、負けましたわ」
「稟ちゃん、卑怯!」
「普通のじゃんけんじゃないですか」
「どうして稟さん、そんなに強いんですの?」
「稟ちゃん、エッチな事が絡むと無敵だから」
「人聞きの悪いことをいわないでください。さあ、カレハさん、約束ですよ」
「……本当に、無敵ですわ……」
稟の言葉は魔法のようにカレハに響く。
カレハは稟に背中を向け、最後の一枚に手をかける。
半分くらい脱いだところで、躊躇する。
「あの……やっぱり脱がないとダメですか?」
「勝負は非常ですから」
半脱ぎの状態でもじもじするカレハがとても可愛い。
お尻の割れ目が半分くらい見えているのがとてもそそられる。
カレハは諦めて、最後の一枚を脱ぎ去った。
そして、胸と股間を隠しながら、ゆっくりと振り向いた。
「とても魅力的な姿ですね」
「恥ずかしいですわ」
「うー、うー、稟ちゃん! 最後の勝負!」
「勝負って、もう決着は付いていますよ」
「だって、このままじゃくやしいじゃない!」
「勝負って、なにをですか?」
「ボクとカレハと稟ちゃんで対決! 勝った人が、負けた相手に好きなことをできるの!」
「あ、亜沙ちゃん……。負けたら困ります」
「大丈夫。これだけ負けて、次も負ける事なんて絶対無い」
「まあ、いいですよ。これだけ素敵な姿を見させてもらえればもう満足ですから」
「言ったな。いくぞ!」
ジャンケン、ポン!
「うそーっ」
「……本当に、エッチなことがからむと稟さんは無敵ですわ」
亜沙とカレハがパー。稟がチョキ。
稟の一人勝ちである。
「さあて、負けた相手に好きなことができるんですよね」
稟の目がキラッと光った。
490 名前:夏の卒業旅行(その4)  5/9[sage] 投稿日:2007/05/31(木) 07:30:50 ID:cOugmOG7
「やっぱり剃っているんですね」
亜沙とカレハは、布団の上で並んで横たわっている。
しかも、足を広げる形で。
当然、稟のリクエストである。
ものすごく恥ずかしいのだが、勝負に負けた以上、拒否することは許されない。
二人とも、顔を手で覆っている。
「稟ちゃん、勘弁してぇ……」
亜沙のお願いだが、稟の欲求はそれ以上を求める。
稟は二人の茂みをそっとさする。
いつもとは違う、茂みの量の少なさが、亜沙とカレハの羞恥心を倍増させる。
「いつもは、この辺まで生えていますよねぇ」
「……稟さん、恥ずかしいですわ」
「稟ちゃん、最低……」
「勝負の条件を出してきたのは二人ですよ」
「違いますわ、亜沙ちゃんが、勝手に……」
「だって、口惜しかったんだものっ、んっ、はぁぁ」
二人の弁明を聞かずに、稟は二人の茂みを人差し指でなぞる。
それはそのまま、二人の割れ目へ指先が触れることになる。
稟の人差し指は、二人の割れ目を上下でさする。
「やっぱり、ふたりとも剃っているんですね。水着からはみ出るからですか」
二人とも、その問いには答えない。
あまりにも恥ずかしすぎる。
しかし、二人の剃り跡はうっすらと肌に残されていた。
稟の指先は、剃り跡をなぞりつつ、二人の割れ目を執拗に上下にこする。
「あぁぁん、あぁ……」
「り、稟ちゃん……、だ、だめぇ」
二人の股間が徐々に濡れていく。
稟の指に呼応するように、二人の奥から愛液が流れ出す。
「そろそろ、いきますよ」
稟は、二人の膣へ、人差し指を突き刺す。
「あぁぁん……」
「り、稟さぁん、はぁぁあっ」
美しい二人が、自分の指で悶えている。
年上の二人を嬲る快感に、稟は自らを忘れる。
稟は人差し指をこねくり回した。
そして、親指は尖ったクリトリスに触れる。
「り、稟ちゃぁん、あっ、やっ、はぁぁん」
「や、やめてぇ、は、激しすぎますぅぅ」
絶世の美女二人を自分の指で絶頂へ導く。
稟の欲望は、二人の乱れる姿で満たされる
「やっ、そ、そこっ、あ、あぁあ!」
「り、稟さぁぁん、んぁあ!」
稟の指で、二人は我を忘れる。
年上の美しい女性二人が、自分の指で悶えまくる。
みだらながらも、その美しい光景に稟は興奮した。
「はぁぁ、はぁん! あぁぁぁあっ!」
「んっ、うっ、も、もう、ダメ、稟ちゃん!」
とどめとばかり、稟は二本目の指を挿入し、激しく動かした。
「はあああぁぁぁぁぁ! イ、イクっっっっっっ!」
二人は艶めかしいハーモニーを響かせ、絶頂に達した。
491 名前:夏の卒業旅行(その4)  6/9[sage] 投稿日:2007/05/31(木) 07:31:24 ID:cOugmOG7
息も絶え絶えの亜沙とカレハ。
稟はゆっくりと、自らに残された最後の下着を脱ぐ。
若くしてすでに数多くの激戦を乗り越えてきた稟のモノは大きくそびえ立ち、黒く照り光りしていた。
亜沙とカレハは、快感がまだ続いていたものの、稟のモノだけはしっかりと凝視していた。
ちょっと落ち着いたところで、稟は二人に声をかける。
「カレハさん、亜沙さんに抱きついてください」
「……はい」
のろのろとした動きで、カレハは亜沙に覆い被さる。
すでにとろとろになった二人の秘所が、上下に連なる。
「もう準備は万端ですね」
稟は自分のものを、二人の秘所の間に押し込んだ。
そして速いペースで前後させていく。
稟の熱いモノが、二人の秘所を刺激する。
「はぁ、はぁ、気持ちいいですか?」
「あんっ、んっ、はぁ」
「せ、せつないよ、稟ちゃん」
「もしかして、中にほしいですか?」
稟のストレートな質問に、二人は黙り込む。
「わかりました。それでは」
稟は亜沙の膣に自分のモノを挿入させる。
「んんっ、あああぁぁぁっ!」
待ちこがれていた稟のモノが、自分の膣に入ってくる。
それだけで亜沙は、軽くイッてしまった。
ところが、稟は数回動いただけで、モノを抜いてしまう。
「ああっ、稟ちゃん」
「カレハさんも待っていますから」
稟はすぐにカレハの膣に挿入する。
「ああああっ」
四つん這いの状態だったカレハは、背中を大きく反らす。
しかし稟は、数回動いただけで、またも抜いてしまう。
「ええっ、り、稟さんっ」
「亜沙さんが待っていますから、順番ですよ」
そして稟は、数回動いては相手の方へ、と繰り返す。
稟の大きなモノが入ってくる強烈な衝撃。
稟のモノが躍動するときの猛烈な快感。
そして稟のモノが出ていくときの大きな喪失感。
これらを繰り返され、亜沙もカレハも半狂乱のようになってしまった。
「お、お願いっ、り、稟ちゃん、イ、イカせてぇぇぇ!」
「わ、わたしっ、稟さんのがっ、ほ、ほしいですぅぅぅ!」
涙とよだれを垂らし、悶える二人。
いつもの二人からは想像もできない姿だ。
自分が二人を乱れさせていることに、稟はいつもと違う征服感を覚える。
(やっぱり少し酔っているのかな……)
そう思いながらも、稟は自分も限界に近いことを感じていた。
492 名前:夏の卒業旅行(その4)  7/9[sage] 投稿日:2007/05/31(木) 07:31:54 ID:cOugmOG7
稟は亜沙の膣へ勢いを付けて挿入し、激しくグラインドする。
「あっ、ああああぁっ、あんっ、稟ちゃん、す、すごいっ」
稟はだまってスピードを速める。
「も、もぅ、だ、ダメっ」
「ラストスパートですよ、亜沙さん」
稟はとどめとばかり、亜沙の奥へ大きく叩き付けた。
子宮にまで響くその衝撃で、亜沙は奥から大量の愛液を噴出すると同時に達した。
「稟ちゃん、んっ、あああああああああぁぁぁあっ!」
亜沙は歓喜の声をあげると同時に、視界が白くなった。
しかし稟はまだ達するわけにはいかない。
亜沙の上で、カレハが待っている。
亜沙がイッたことを確認した稟は、まだ大きいままのモノを抜き、カレハに挿入する。
「ああぁぁ、稟さん、す、すごいっですっ」
挿入された瞬間、カレハはあまりもの快感にうち震える。
発射までの時間があまりないことを感じ取っていた稟は、激しく動き始める。
「んっ、ふぅぅっ、んんっ、はぁぁん!」
「カレハさん、そろそろいきますよ」
「き、きて、きてくださいっ! り、稟さんっ!」
稟はカレハの腰に手を当て、さらにグラインドのスピードを増す。
稟が動くたび、カレハのヒップが激しく揺れる。
「はぁぁ、はぁぁ、イ、イキますっ! あっ、ああぁぁぁぁぁぁぁぁっっ」
「んんっ、で、でるぅっ!」
頂点に達したカレハは、意識を失いながら稟のモノを強烈に締め付ける。
欲望に膨れ上がった稟のモノから、大量の白濁液がカレハの膣にそそぎ込まれた。
カレハは腕の力を失い、そのまま亜沙に倒れ込む。
稟がその上から、覆い被さる形になった。
もちろん、二人がつぶれてしまわないよう、肘で体を支えているが。
その重みのせいか、亜沙が意識を取り戻した。
「……ずるい、稟ちゃん。カレハの中でイッちゃって……」
「……ごめんなさい」
稟は素直に謝った。
「……次は、ボクの中にも、稟ちゃんの精子がほしいかな……」
「大丈夫ですよ。まだいけますから」
稟はカレハの中から、まだ大きいままのモノを抜く。
大量の白濁液がカレハの膣からこぼれていき、亜沙の秘所へこぼれて落ちていく。
「あ、熱いね、稟ちゃんの」
「次は、亜沙さんの中にいきますよ」
そして稟は、亜沙の膣に挿入した。

結局稟は、亜沙とカレハの中に2回ずつ、射精した。
亜沙とカレハは何回、頂点に達したのだろうか……。
最後に稟が達した後、布団に倒れ込んだ3人は裸のまま眠りについた。
493 名前:夏の卒業旅行(その4)  8/9[sage] 投稿日:2007/05/31(木) 07:32:37 ID:cOugmOG7
眩しい。
太陽の光が、強烈に稟の顔にふりそそぐ。
どうやら朝になったようだ。
稟は目を覚ました。
すると、目の前に亜沙とカレハの顔があって驚いた。
「あっ、稟ちゃんが目を覚ました」
「おはようございます、稟さん♪」
(そういえば、二人と旅行に来ていたんだっけ)
「おはようございます、亜沙さん、カレハさん」
「稟ちゃんの寝顔、すっごく可愛かったよ」
「早起きした甲斐がありました」
「楓がポーッっと見とれてしまう気持ちが分かっちゃうね」
「毎日この寝顔を見られる楓さんが羨ましいですわ」
ちなみに稟を朝起こすのは楓の特権であり、
同居しているプリムラにもそれは許されていない。
「いつもは起こされないと昼間で寝ている稟ちゃんが珍しいね」
「えっ、いったい今は何時ですか」
「まだ6時前ですわ、稟さん♪」
「太陽の光が眩しかったからかもしれません」
「その太陽、黄色くない?」
「あ、亜沙さん!」
「昨日はとても、ハッスルされていましたから♪」
「いや、カレハさん、それは……」
「もう回数も覚えていないぐらい、イカされちゃったから」
「さすが、絶稟さんですね♪」
「その呼び方、止めてください……」
ちなみに、最初に名付けたのは亜沙である。
「昨日はさんざん弄ばれちゃったから……」
「仕返し、ですわ♪」
二人は朝立ちしている稟のモノをしっかりと握りしめた。
「昨日あれだけ出したのに、朝にはもう元に戻っているのですね♪」
「さすが、稟ちゃん、絶稟!」
二人は体勢をずらし、顔を稟の下半身の方向へ向ける。
そして、大きくそびえ立った稟のモノへ、唇を近づけた。
こうして稟は、亜沙とカレハに朝から搾り取られるのであった。
亜沙とカレハは稟が放った白濁液を美味しそうに嚥下する。
さらに二人は騎乗位で攻めてきた。
稟は朝から1度ずつ、二人の膣へ放出する羽目になった。
494 名前:夏の卒業旅行(その4)  9/9[sage] 投稿日:2007/05/31(木) 07:33:22 ID:cOugmOG7
精液や愛液、汗や唾液がついた体を3人は部屋に付いているシャワーで洗い流す。
朝食後、再び海へ繰り出した。
すると海辺にいたのは、ビキニ姿のキキョウと桜だった。
「稟、おはよう!」
「稟くん、久しぶり!」
「えっ、な、なんでっ?」
「次は私たちの番だよ、稟!」
「ど、どういうこと?」
亜沙が頭をかきながら説明した。
「いやぁ、本当は今日3人で帰るはずだったんだけど……」
「亜沙ちゃんが『夢の島』の権利を4日間連続で当てちゃったんですわ♪」
「ええっ!」
「倍率高いっていうから、1日でも当たればラッキーだと思って申し込んだんだけどね」
「さすがは亜沙ちゃん、ですわ♪」
「そのことをみんなに話したら、ぜひ行きたい、ってことになって」
「4日間ですから、2人ずつでピッタリということです♪」
「それで、今回の計画を立てたって訳なんだよね」
「ちょっと待ってください。ということは……」
「今日が私と桜。明日はシアとネリネ。最後は楓とリム」
「亜沙先輩から計画を聞いたときから、楽しみにしていたんだよ、稟くん」
さすがの稟も青ざめてきた。
「大丈夫だって、稟ちゃん。ちゃんと1人は治癒魔法を使えるペアにしているんだから」
「先ほどのシャワーの間、稟さんには念入りにかけてあげましたわ♪」
「そういうことなので、今日はいっぱい可愛がってね、稟!」
「よろしくです、稟くん」
「私たちにしたように、狼になった稟さんがキキョウさんと桜さんを……まままぁ♪」
「あっ、スイッチ入った」
「どれだけ頑張ったのかな、りーんー」
キキョウが稟の腕に抱きつき、力を入れる。
負けじと桜も、稟の腕に抱きつく。
(俺、生きて帰ることができるんだろうか……)
稟の悲壮なつぶやきは、誰の耳にも届かなかった。
もちろん、周りから見たらあまりにも幸せすぎる光景なのだが……。

(完)
495 名前:80[sage] 投稿日:2007/05/31(木) 07:34:14 ID:cOugmOG7
以上です。
当初、オチは別の形を考えていたんですが、
描き続けるのがしんどくなったのでこういう形になりました。
「夢の島」のネーミングはわざとだったんですが、狙いすぎでしたか……。
「銃砲」云々は大藪調で書いてみたんですが、違和感有りまくりでした、失敗です。
続ける気になれば続くんでしょうが、さすがにそんな気力はありません。
別のSSも書いてみたくなったことですし。
前2つで書いたSSの伏線も回収したいです。
長文、駄文、失礼いたしました。

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