- 383 名前:前スレ80 ◆kAaJJQCj/. [sage] 投稿日:2008/03/23(日) 22:28:19 ID:PqtvWUqe
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3ヶ月ぶりに投下します。
本当は別のネタ(稟×桜)を書いていたんですが、
いつまでたっても終わらないので、
別ネタに変更しました。
設定としては、稟ハーレムエンド後です。
細かいところへのツッコミはなしにしてくれると嬉しいです。
- 384 名前:受け止めてボクのエクスカリバー[sage] 投稿日:2008/03/23(日) 22:31:10 ID:PqtvWUqe
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(1/10)
「樹、どうしたんだ、こんな所に呼び出して」
神にも悪魔にも凡人にもなれる男、土見稟は、ある日の放課後、学校の屋上に来ていた。
昼間は食事をする人でいっぱいの屋上も、放課後ともなると人影は誰もいなかった。
稟を呼び出したのは緑葉樹。
女性からの人気という点では、バーベナ学園一である。
「稟、聞いておきたいことがあってね」
全てを冗談にしてしまうような笑みではなく、
真面目な顔つきになっている。
「お前にしては珍しいな。何かあったのか」
「ああ。いったい誰に決めたんだ?」
「えっ?」
「えっ、じゃないだろう。
シアちゃん、リンちゃん、楓ちゃんの誰に決めたんだ、って聞いているんだよ」
いきなりの樹の問いかけに、稟は声を出すことができなかった。
「彼女たちが転校してきてもう4ヶ月。そろそろ誰か、決めた頃だと思ってね」
稟は樹の真面目な顔つきを見て、自らも答える義務があることを感じ取った。
「いや、3人の誰でもない」
「へえ。それじゃ誰なんだい。プリムラちゃんかな」
「いや、違う」
「もしかして亜沙先輩? まさかカレハ先輩か?」
「それも違う」
「じゃあ、まさかとは思うが、麻弓か?」
「冗談はよしてくれ」
「その返答もひどいと思うけれど……。あっ、幼なじみの桜ちゃんかな」
「桜も違うよ」
「じゃあ、ツボミちゃんか。いやあ、稟がロリコンだったんだね、やっぱり」
「それも違うから、勝手なレッテルを貼らないでくれ」
樹は、稟のまわりにいる美少女たちの名前を次々と挙げていくが、稟は全てを否定した。
「もしかしたら、紅女史かな。年上もいいものだからね」
「紅女史は、ただの恩師だよ」
「まさかとは思うけれど、セージさんとか亜麻さんじゃないだろうね」
「勘弁してくれ……」
さすがに人妻に手を出すほど、稟は壊れていない。少なくとも樹よりは。
まあ、過去に行ったら性格が変わるらしいが。
- 385 名前:受け止めてボクのエクスカリバー[sage] 投稿日:2008/03/23(日) 22:32:41 ID:PqtvWUqe
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(2/10)
樹は不思議そうな顔をして、稟に詰め寄る。
「じゃあ、稟が選ぶ相手は誰なんだい?
まさか、まだ決まっていないんじゃないだろうね」
「選びたい相手はいるさ。ただ、相手がOKを出すとは思えないんでね」
「へえ、あれだけの絶世の美女たちを袖にしてまで、選びたい相手がいるんだ?」
「ああ」
「しかも、その相手は稟の告白を断るというのかい」
「多分な」
「このバーベナでは俺様の次に女性人気の高い稟の告白を断る女性がいるとは
思えないけれどね。いったい誰なんだい?」
稟はしばらく黙っていた。口に出すべきかどうか、悩んでいた。
しかし、樹の真面目な顔つきの問いかけに、本心を打ち明けることを決心した。
「お前だよ」
「はいっ?」
「俺が好きな相手は、お前だよ」
「お前、お前って、俺様……なにーーーーーっ!」
稟のいきなりの告白に驚く樹。
「おちゃらけながらも、実は俺のことをいちばんに考えているお前が好きなんだ」
「り、り、り……」
「バカなと笑ってくれてもいいよ。嫌いになってくれてもいい」
樹は稟がその場をしのぐために冗談を言っているのかとも思ったが、
稟の顔つきはこれまでにないというぐらい真剣だった。
「もう本心を隠すのはやめた。樹のことが好きなんだよ」
樹はしばらく黙っていた。稟もまた、しばらく黙っていた。
「稟、目を閉じてくれないかい?」
樹は真剣な顔で、稟にこう告げた。
もしかしたら自分を殴るのかもしれない。
稟はそれでも良いと思っていた。
好きという気持ちを口に出せないことをずっと悩んでいたのだ。
そして今、ようやく告白することができたのだ。
親友関係を失ってしまうかもしれない。
それでも、この思いを隠し続けるよりはずっと良かった。
稟はだまって目を閉じた。
「稟……」
樹が近づいてくる。稟は歯を食いしばった。
次の瞬間、稟が感じ取ったのは、唇への暖かな感触だった。
すぐに唇を離した樹は、稟にこう告げた。
「俺様も、いや、俺も稟のことが好きだよ」
- 386 名前:受け止めてボクのエクスカリバー[sage] 投稿日:2008/03/23(日) 22:34:24 ID:PqtvWUqe
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(3/10)
「なんですかーーーーーっっっっっ、こ、こ、こ、これは!」
「これが亜沙ちゃん、秘蔵の宝物ですわ」
ちなみにここは亜沙の部屋。目の前にいるのは、カレハである。
そして稟が持っているのは一冊の本。
表紙には、「受け止めてボクのエクスカリバー」と書いてある。
「お、お、お、俺と、い、い、いつ、樹が!」
「はい、愛し合うのですわ」
今日は稟と亜沙とカレハのデートの日。
映画を見終わったあと、新作ケーキの味見をお願いしたいということで、
三人は亜沙の家にやってきたのだ。
亜沙はケーキの仕上げをしに、一階へ。
最初は映画の感想を話し合っていた稟とカレハだったが、
何を思ったか、急にカレハが本棚の裏から一冊の紙袋を取り出したのだ。
そこに入っていたのが、今まで稟が読んでいた本である。
「亜沙さんの宝物だというから、なにかと思ったら……」
「昨年の学園祭で、秘密裡に売られた稟さんと樹さんの恋愛マンガ、ですわ」
「なんですか、秘密裡って……」
「なんでも、今では10000円以上の値が付いているそうですわ」
そこに描かれていたのは、稟が樹に告白するというマンガのワンシーンである。
稟と樹の顔が妙にリアルなところが、かえって恐ろしい。
「だいたいこの頃って、もう楓と付き合っている頃ですよ」
「そこはそれ、乙女の妄想ですわ♪」
にっこり笑って、とんでもないことを言うカレハ。
「で、これを亜沙さんが隠して読んでいるというわけですね」
「そうですわ。満たされぬ想いをマンガで癒そうとする亜沙ちゃん……まままぁ♪」
いきなりスイッチの入ったカレハ。
そこへ亜沙が階段を上がる音が聞こえてきた。
「稟ちゃーん、カレハー、おっ待たせっ!」
稟は慌てて本を隠そうとしたが、間に合わない。
亜沙が扉を元気よく開けた。
- 387 名前:受け止めてボクのエクスカリバー[sage] 投稿日:2008/03/23(日) 22:36:05 ID:PqtvWUqe
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(4/10)
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっっっ!」
ケーキを盛った盆をテーブルに置き、亜沙は慌てて本を取り上げた。
「り、り、り、稟ちゃん、どこでこれを見つけてきたの!」
「え、ええっと、カレハさんが」
「なんですって! カ〜レ〜ハ〜」
「あら、なんですの、亜沙ちゃん」
「ボクの秘密を、いつの間に!」
「だって、親友ですもの♪」
怒りの目を向ける亜沙だったが、カレハは平気な顔でこう告げる。
どうやら亜沙は、この本のことはカレハにも黙っていたようだ。
顔を真っ赤にした亜沙は、本を抱きしめたまま跪いた。
「り、稟ちゃん、あのね、この本は……」
「亜沙ちゃんが稟さんの事を好きだったから、買ったんですよね♪」
「カレハ!」
いつも思うのだが、亜沙はなぜカレハにこういじられっぱなしになるのだろう。
外見と違い、乙女な性格をしているからか?
「亜沙ちゃん、稟さんのことが好きだったから、色々と買っていましたものね」
「本当ですか、カレハさん」
「カレハ、お願いだから、やめてぇぇ」
「稟さんの写真、麻弓さんからいっぱい買っていましたから」
「カレハ、自分だって買っていたでしょ!」
「ええ、私も稟さんのこと、好きですから。ツボミちゃんの分もありましたし」
亜沙の逆襲にも、まったく動じないカレハ。
「あのー、亜沙さん?」
「なにっ、稟ちゃん!」
恥ずかしさを通り越して、今は怒りの状態の亜沙である。
「せっかくの新作ケーキですから、食べませんか……」
稟はその場をおさめようと声をかけたのだが、それが逆に亜沙の逆鱗に触れてしまった。
「稟ちゃん!」
「は、はいっ」
「カレハ!」
「なんですの、亜沙ちゃん」
「乙女の秘密を覗いた罪は重いわよ」
「いや、俺はカレハさんに……」
「四の五の言わない!」
「はい……」
亜沙は恥ずかしさと怒りで、目に炎を浮かべていた。
- 388 名前:受け止めてボクのエクスカリバー[sage] 投稿日:2008/03/23(日) 22:37:56 ID:PqtvWUqe
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(5/10)
「あのー、亜沙さん?」
「なにっ、稟ちゃん」
「本当にするんですか?」
「当たり前でしょ、乙女の秘密に触れた償いはしてもらうわよ!」
ベッドの上にいるのは全裸の稟とカレハ。
亜沙は椅子に座り、例の本を持っている。
「えーっと、亜沙ちゃん、何をすればいいんですか」
「もっちろん、この本に描いてあること!」
「告白の後の続きを読んでいないんですけれど、何が描いているんですか?」
「稟ちゃん、この状況で、予想つ・か・な・い?」
いたずらっぽく、ニッタリ笑う亜沙。
「いやぁ、わざと考えないようにしているんですけれど……」
「当然、稟ちゃんと、緑葉くんのラブラブシーン再現!」
「ちょっと待って下さい!」
「凄いですわ、稟さん、まま……」
「おっと、カレハ、スイッチ待った!」
スイッチが入りそうなカレハを、慌てて亜沙は止めた。
「稟ちゃん役は稟ちゃん、緑葉くん役はカレハね」
「まあ、私が稟さんを攻めるんですね」
「攻めるってなんですかっっ、カレハさん」
「もちろん、稟さんが受けです♪」
「受けって、何のことですかっっ!」
「ええい、うるさい、稟ちゃん。いいから、ボクの言うとおりに二人が演じればいいの!」
「わかりましたわ、亜沙ちゃん」
にっこり笑うカレハ。
カレハは亜沙に隠れてこっそり読んだことがあるので、この後の展開を知っていた。
「まずは、緑葉くんが、稟ちゃんにディープキス!」
カレハはにっこり笑いながら、唇を稟の唇に押しつけ、舌を差し込んだ。
カレハの舌は稟の舌を捕まえ、稟の口の中をじっくり味わう。
二人の吐息が唇の間から漏れ、混じった唾液が稟の唇から一筋垂れてくる。
「緑葉くんは、ゆっくりと唇を首筋へおろしていく」
名残惜しそうに舌を求める稟の唇から、カレハは唇を首筋に移す。
カレハは微笑みながら、時に強く吸い付き、キスマークを残していく。
カレハの形のよい乳房が、稟の胸に押しつけられる。
「緑葉くんの手が、稟ちゃんの乳首をそっとさする」
カレハの手が、稟の胸に伸び、乳首への攻撃を始める。
稟の乳首が少しずつ固くなってゆく。
「あら、稟さん、感じているんですね」
カレハはにっこり笑い、乳首にキスをする。
「うっ」
「こらー、カレハ。まだそこまで台本読んでいない!」
「あら、亜沙ちゃん。こういうストーリーですわよ」
「そりゃぁ、そうだけど……」
「あまり読むのが遅いと、稟さんが怒りますわ」
「わかったわよ、まったく……。なんか、カレハだけが得しているみたい」
自分で言い出したこととはいえ、見ているだけなのがちょっと不満な亜沙である。
- 389 名前:受け止めてボクのエクスカリバー[sage] 投稿日:2008/03/23(日) 22:39:16 ID:PqtvWUqe
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(6/10)
「緑葉くんは、稟ちゃんの乳首を重点的に攻めだした」
カレハは稟の乳首に舌を伸ばし、乳輪をなめ回す。
そして稟の乳首に歯を立て、甘噛みをする。
「ううっ、カレハさん」
「こら、稟ちゃん。相手は緑葉くんよ」
「そ、それは……」
亜沙のあまりな発言に、情けない声をあげる稟である。
「緑葉くんの名前は出さなくてもいいから、カレハの名前も出さないこと。いいね!」
無言のまま肯く稟。
その間もカレハが稟への攻撃を続けるので、亜沙との会話が難しくなってきた。
「いつの間にか、緑葉くんの手が稟ちゃんのあれをつかむ!」
「えっ、それは……」
「これのことですね、稟さん」
「うっ」
既に大きくなっていた稟のものを、カレハの手が捕らえた。
カレハはゆっくりと手を上下に動かす。
「ふふふ、すごく大きくなっていますわよ、稟さん。私の愛撫で感じたんですか」
稟は黙るばかりだが、カレハの手の中にあるものが、カレハの質問を肯定している。
「稟さん、あなたの先から何かが出てきましたわ」
稟のモノから先走りの汁が出てきた。
カレハはその汁を手にまぶし、手の動きを少しずつ早める。
先走りの汁が潤滑油となり、カレハの手の動きが滑らかになっていった。
ニチャッ、ニチャッ、と音がだんだん湿っぽいものに変わってくる。
稟は声を漏らすまいと歯を食いしばっているが、
カレハの緩急を付けた動きに時々声を漏らしてしまう。
「カレハったら、せりふまでほとんど覚えているの……」
男と女による口調の違いはあるものの、それはマンガのせりふと全く同じだった。
- 390 名前:受け止めてボクのエクスカリバー[sage] 投稿日:2008/03/23(日) 22:40:36 ID:PqtvWUqe
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(7/10)
「ええい、続き! 緑葉くんは、稟ちゃんの体をうつぶせにし、お尻を高々と上げさせる」
「あら、それは私では難しいですわ。稟さん、手伝って下さい」
動いていた手がモノから離れてしまい、気を落としてしまう稟。
それでもカレハの言うとおりうつぶせの状態になり、膝をついて尻を上げる。
「再び緑葉くんは、稟ちゃんのモノへの攻撃を始める」
カレハは背後から稟のモノを掴み、上下運動を再開した。
小さくなりかけていた稟のモノに血液が流れ、大きさと堅さをアッという間に取り戻す。
「緑葉くんは、稟ちゃんのお尻にキスをする」
「えっ、亜沙さん、それは、ああぁぁ!」
亜沙の言葉に驚きの声を上げた稟だったが、
カレハが尻の割れ目に突然キスをしたので、思わず快感の声を上げてしまう。
「あらっ、稟さん。ここが弱点だったんですか」
そう言うやいなや、カレハは稟の尻の割れ目にキスを続ける。
さらに舌を伸ばし、割れ目に沿って上下に動かす。
もちろん手は稟のモノを攻撃しながらだ。
「カ、カ、カレハさん。そんなことされると、も、もたな、いっ」
「こらぁ、稟ちゃん。相手は緑葉くんだぞ」
亜沙が抗議の声を上げるが、もう稟の耳には届かない。
カレハは舌をさらに伸ばし、稟の菊門への攻撃を始める。
そしてモノをつかんでいる手の動きをさらに早める。
「うわぁ、も、もう、だ、だめ、だっ!」
稟は絶叫とともに、大量の白濁液を放出する。
カレハはまだ手の動きを止めない。
手に掛かった稟の白濁液を使い、さらに上下運動を続ける。
稟の快感は長く長く続いた。
「あら、すごい量ですね、稟さん。そんなに気持ちよかったんですか」
カレハは手を動かしたまま、稟の背中に覆い被さる。
背中に当たったカレハの形のよい胸が、押しつぶされて形を変えた。
- 391 名前:受け止めてボクのエクスカリバー[sage] 投稿日:2008/03/23(日) 22:42:12 ID:PqtvWUqe
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(8/10)
「カレハ、ずるい。自分だけ楽しんで」
「あら、私は亜沙ちゃんの言うとおりにしただけですわ」
「そりゃぁ、そうだけど……」
「なら、次は亜沙ちゃんの番ですわ。さあ、どうぞ」
「ど、どうぞ、って……」
「本当はここで緑葉さんが、稟さんに入れるんですけれど、さすがにそれは無理ですわ」
「う、うん……」
「だったら、私たちが入れてもらうしかないですわ。それにもう、準備万端なのでしょう?」
そう、いつの間にか亜沙は、自らの服を全て脱ぎ捨てていた。
そして股間からは、透明な液が流れ出ている。
どうやら稟とカレハの行為を見て感じていたらしい。
「さあ、稟さん。仰向けになって下さい」
カレハが脱力した状態の稟に声をかける。
稟は黙って仰向けになる。
一度放出したモノは、再び充血し、そびえ立っていた。
カレハは稟のものを軽くしごきながら、亜沙を呼び寄せた。
「これだけ元気なら大丈夫ですわ」
「う、うん……」
普段の元気な姿とは異なり、Hの時は本来の純情な姿が表に出てくる亜沙。
自分から稟のモノを加えることはあっても、
騎乗位の状態で自分から稟のモノを入れるなんて、あまりにも恥ずかしいのだ。
亜沙はカレハに促され、おずおずと稟のモノに手を触れる。
そして自らに導こうとするのだが、手が震えてしまう。
うまく入らずに別の所に当たり、かえって快感の声を上げてしまい、
恥ずかしさで顔を赤くする亜沙。
「亜沙ちゃん、手伝ってあげますわ」
カレハは亜沙の手に手を添え、亜沙の中へねらいを定める。
亜沙は少しずつ腰を下ろしていった。
「う、あっ、あっ、あああぁぁんん」
稟の鉄槌が、亜沙の中へ突き刺さる。
「稟ちゃんの、熱い……」
「亜沙さんの中も、とても熱いですよ。それに、とても気持ちがいい」
今まで黙っていた稟が、亜沙に声をかける。
稟の言葉に、顔を更に赤らめる亜沙。
それでも快感を求め、少しずつ腰を動かしていく。
「亜沙ちゃん、とても可愛いですわ。食べてしまいたくなるぐらい」
カレハは稟の上にのり、カレハと抱き合う形になる。
そしてカレハは、亜沙とキスを交わす。
「あ、あん、カレハぁ……」
「ふふふ、亜沙ちゃんの唾液、とっても甘いですぅ」
二人の舌が蛇のようにみだらに交じり合い、唾液をお互いの口の中に注ぎ込む。
さらにカレハは、稟と亜沙の結合部に手を伸ばす。
そして膨れ上がった亜沙のクリトリスをそっとさする。
「あ、ああん、そ、それは、かっ、カレハぁ、ああああっっっ!」
- 392 名前:受け止めてボクのエクスカリバー[sage] 投稿日:2008/03/23(日) 22:43:10 ID:PqtvWUqe
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(9/10)
「亜沙さんばかりじゃ不公平ですから」
稟はカレハの尻を掴み、自分の顔へ持っていく。
そして稟は、カレハのクリトリスに舌を伸ばす。
「きゃあっ、稟さん。そ、そこはっ、あああんっ」
すでにびしょぬれになっていたカレハの割れ目に舌を埋め込む。
そのままカレハの中を舌で蹂躙する。
「アッ、アン、アアアッ、り、りん、さん、も、もっとっっ!」
稟はカレハのリクエストに応えながら、腰の動きを急激に早める。
「キャッ、り、稟ちゃん、そ、そんなに、う、動かさないでぇ!」
既にベッドの上では百戦の勇士ともいうべき風格を漂わせる稟。
二人の快感が最高潮に達しつつあるのを見抜き、最後の攻撃を仕掛けた。
「アッ、ヤンッ、や、やだぁ、き、気持ち、いいよぉ、り、稟ちゃん」
「稟さん、も、もう、だ、だめ、で、ですわ」
二人の敗北宣言間近なあえぎ声を聞き、稟はトドメの一撃を亜沙に、
最大級の舌のグラインドをカレハに突きつける。
「き、きてっ、り、稟ちゃん、もうぅ、あん、アアアアアアアアァァァッッッ!!!」
「アン、ア、アッ、イ、イクッ、いっちゃいますうううううぅぅぅ!!!」
最後の絶叫とともに二人は頂点へとかけ上っていった。
稟は最後の一突きとともに、自らの欲望を亜沙の中で大量に解き放つ。
「あん、い、いっぱい、で、出てる……」
そしてカレハがイッた証を、大量に顔に浴びる。
亜沙とカレハは崩れ落ちてしまうが、稟はまだまだ元気だった。
放出の余韻が過ぎ去ると、稟はゆっくりと体を起こした。
「最初はいいように言われましたから、次はこちらから行きますよ」
そして稟はにっこりと笑うと、衰えを全く見せない自らのモノをカレハに近づけていった。
- 393 名前:受け止めてボクのエクスカリバー[sage] 投稿日:2008/03/23(日) 22:46:12 ID:PqtvWUqe
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(10/10)
「あああ、せっかくのケーキが台無し」
皆でシャワーを浴び、服を着て部屋に戻った亜沙の第一声がそれだった。
「まあ、しょうがないですね。あれだけ時間が経っちゃえば」
何回体を重ねたかはもう覚えていない。
それだけ稟は元気だったし、亜沙とカレハは翻弄されまくった。
どれくらいの時間が経ったかはわからないが、クリームもスポンジも固くなっていた。
「全部稟ちゃんが悪い!」
「ええっ、それはひどいんじゃないですよ。もともとは亜沙さんが言い出したことですし」
「稟ちゃんが本を読まなければよかったの!」
「だって、あれはカレハさんが探し出してきたんですよ」
「ああ、稟さんのエクスカリバーは無敵ですわ♪」
「あのー、カレハ?」
「なにげに恐ろしいことをすらっと言わないで下さい」
亜沙と稟の言い合いとは関係のないところで、カレハの顔は上気したままである。
「そんなことより、稟ちゃん、責任取って!」
「何をですか。だいたい、あんな本を亜沙さんが買わなければいいでしょう」
「あーーーっ、女に責任を押しつけるなんて、卑怯!」
「全然意味が違うじゃないですか」
「亜沙ちゃん、稟さん!」
だんだんエスカレートする亜沙と稟の言い合いを和って入るように、カレハが声をかけた。
「な、なに、カレハ?」
「どうしたんですか、カレハさん」
「とても、素敵でしたわ……」
「あ、あははは」
「ええっと、その……」
「責任というのなら、お願いをすればいいんですわ」
いきなり会話を元に戻すカレハに、あせる稟と亜沙。
「稟さんにお願いします」
「あのー、何でしょう? できる範囲のことでお願いできれば……」
「いつもと違って、攻撃を我慢する稟さんがとても可愛かったですわ♪」
「ええっと、そりゃそうだったけれど。いつもは攻撃されるばかりだったし……」
「稟さんがイク時の顔、とても可愛くて、抱きしめたくなりますわ」
「何を言っているんですか、亜沙さん、カレハさん」
突然の恥ずかしい発言に顔が赤くなる稟。
「ですから、またお願いできれば、と」
「まあ、そりゃわからないでもないけれど、カレハ」
「この本の続編がありますから、次はそのシチュエーションで……」
「ええええええっっっっっ!」
「なななな、何を言ってるの、カレハ!」
「亜沙ちゃんの下着が入っているタンスの段の奥に、続きの本がありますわ」
「何で知ってるのよ、カレハァァァァァ!」
カレハのとんでもないお願い、さらに大暴露に慌てふためく亜沙。
脂汗を流して苦笑いをするしかない稟。
三人の濃厚な芝居には、今以上の続編があるようだ。
- 394 名前:前スレ80 ◆kAaJJQCj/. [sage] 投稿日:2008/03/23(日) 22:50:18 ID:PqtvWUqe
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以上です。
ストーリーは色々と思い浮かぶのですが、
Hシーンを描くのは苦手です。
今回はノストラをやっていて思いつきました。
タイトルも、ノストラからの流用です。
亜沙やカレハの性格が違う部分はありますが、
まあ、ある程度体を重ねれば、
当然違ってくるところも出てくるでしょう。
ということで、見逃して下さい。
それでは、失礼します。