- 118 名前:黒神王黒魔王[sage] 投稿日:2008/10/05(日) 22:40:37 ID:2f0L4MBP
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>>104から続きマス。陵辱なので注意されたし!
「ふむ、こんなものかな」
左手に持った水晶球を眺めつつ、魔王はそう呟いた。水晶球の中には1cmにも満たない小さな光の粒がいくつも瞬いていた。この光の粒を得ることが彼らの目的であった。
この光の粒の正体は亜麻と男達との間に出来た受精卵―――より正確に言えば誕生を待つ新たな命が持つ魂の萌芽なのだ。これを用いた儀式によって彼らの抱える問題を解決するのが最終目標である。
「よう、どうだったまー坊?」
水晶球を眺めながら後始末を見届ける魔王の隣に神王が転移してきた。それに驚く様子もなく、魔王は黙って水晶球を神王の目の前にかざした。
「ほう、こいつは結構な収穫になったな」
「どうやら今日はアインスの危険日だったみたいだね。
正直な話、アインスの調教が出来ればいいかと思ってたけど、これなら案外早くネリネちゃん達の問題が片付くかもしれないね。今ある分だけでもネリネちゃんの魔力制御は完璧になるはずだ」
「なら早いとこ娘の方も押さえとくか?」
「早いならいいってものじゃないよ、神ちゃん。今回の一件で分かったけど、彼女達の危険日に合わせて動けば余計な手間と、稟ちゃんに知られる危険が減らせるからね」
特に後者は重要だ。王という立場上、綺麗事だけで物事を動かしてきた訳ではないが、出来るなら愛する妻子や稟にはこういう闇の部分には関わらせたくないと思っている。
何を思ったのか、魔王は後始末をしている者達に指示を出した。
「アインスの記憶消してどーすんだ、まー坊?」
「ちょっと予定を変えよう、神ちゃん。
まずは儀式に必要なこれの確保を最優先にして問題を解決し、稟ちゃん達をくっつける。その過程でもある程度の調教は可能だから、本格的な調教は後回しにするんだ。
メープル―――楓ちゃんの件で稟ちゃんが異変を感じているみたいだから、秘密を守ることを優先しよう。ばれたら元も子もないからね。そして、稟ちゃん達が学園を卒業したら2人の身柄を押さえて表向きの目標達成に全力を注ぐ」
「まあいいんじゃねえか。稟殿達をくっつけちまえば、お互いに夢中になってこっちに気づく危険は減るだろうしな。それにアインスの一家は稟殿と縁が深いからな、楓嬢ちゃんみたいな状態になれば感づかれる可能性が高くなるから、記憶は消しといた方がいいかもな」
それに記憶は消しても身体に男を覚えこませることは出来る。調教の側から見ても、たいしたロスにはならない。
お互いに頷きあい、後始末の様子に目を向ける。後始末を行っているのは神界の事後処理専門の特殊部隊、名をゴースト―――やはり彼らも非公式の存在だ。
長時間に亘って行われたアインス―――亜麻の調教・生産の名残、部屋中に充満している性行為の臭いや、亜麻や部屋にこびりついている汚れの洗浄、いつの間にか引きちぎられていた亜麻の衣類の修繕、そして記憶の改ざんなどを黙々と行っている。
股間から精液を垂れ流しながら、無防備に身体を晒している亜麻に全く欲情することもない。己の任務をきっちり全うする為に、完璧に欲望をコントロール出来るプロ意識故に。
ちなみにオペレーション・メープルピックの時にも彼らは出張っていた。その時は目的故に楓の記憶の改ざんは行われなかったが。
しばらくして後始末が終わった。ソファーに横たわる亜麻はちゃんと服を着ていて、部屋には陵辱劇の痕跡は一切無かった。補足すれば亜麻には回復魔法が掛けられている。これでここであったことを知っているのは神王達のみになった。
「片付いたようだな。俺はこれから儀式に取り掛かるからネリっ子を連れてきてくれ、まー坊」
「分かった。じゃあ私はアインスの娘を調べることにするよ。危険日が分かったら、知らせるよ」
転移魔法で去っていく神王。ゴーストの連中も既に去っていた。それを確認して時雨家の周囲に張り巡らされていた結界を解除して魔王も転移した。
- 119 名前:黒神王黒魔王[sage] 投稿日:2008/10/05(日) 22:41:38 ID:2f0L4MBP
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「ただいまーっ」
それからしばらくして亜沙が帰ってきた。娘の声にソファーで寝ていた亜麻は目を覚ました。
「…お母さん? 寝てたの? 最近疲れてるんじゃない?」
「うーん…そうかな? でも何か嫌な夢を見てた気がする……」
「やっぱり疲れてるんだよ。今日の晩御飯はボクが作るからお母さんは休んでて」
「うん、ありがとー、あーちゃん」
首をかしげながら亜沙は台所に向かった。
「今日はどうしたんだろ、皆して。楓もどこか上の空だったし……」
今日楓に会っていたが、話をしてる時もこちらへの返事はするものの心はここにあらず、そんな雰囲気だった。何より稟の話をした時に、何かを諦めたような表情を一瞬だけしたのが気になっていた。
今日1日を振り返って夕食の準備をしていた時、不意にゾクリと全身が強張った。
「な、何、今の?!」
慌てて周りを見渡してしまう。無論、何かあるわけがない。
もし、これまで亜沙が魔法を拒絶して生きてこなかったら、今の悪寒の原因がある種の魔法を掛けられたのだと分かったかもしれない。
そして、魔法を掛けた張本人はと言うと、
「ふむ、どうやらこちらもOKのようだね」
時雨家から程近い所で、光学迷彩を掛けて隠れながら亜沙を調べていた魔王は、その事を魔法で神王に連絡する。
すぐに返信用の魔法が返ってきて、どうやらメープルピックの時に出張ってきた単独処理任務専門のファントムの指揮権を一時的に移譲するから、そちらに任せたいとの事。どうやら儀式の真っ最中らしい。魔王としても異存は無い。
その時、魔王の隣に件の男―――ファントムが現れた。
「魔王様、いかがなさいますか?」
自分の任務は理解してるのだろう、後は細かい指示とタイミングは魔王が出せばこの男は上手くやってくれるはずだ。
「アインスは今日の件で消耗してるから、今夜がいいだろう。アインスが眠ったら私がその眠りを深くして、娘の部屋を隔離する。万が一、娘の方の暴走を避けるためにも魔力を抑えておく結界も張っておこう。
流石に私が出来るのはここまでが限界だから、アインスの娘の調教と生産は君1人に任せるよ」
「了解しました」
つまり自分が独り占め出来るということだ。表情には一切出ていないが、男―――ファントムの心は興奮していた。
- 120 名前:黒神王黒魔王[sage] 投稿日:2008/10/05(日) 22:43:20 ID:2f0L4MBP
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そしてついに決行の時が来た。
すでに魔王は行動を始めていて、手際良く亜麻を深い眠りに落とし、亜沙を部屋ごと周囲からから隔離した。
ここに至って亜沙は異常な状況に気づいたが、男もすでに亜沙の部屋に忍び込んでいた。楓の時と同じく光学迷彩で亜沙がいない時に侵入していたのだ。
隠れている男に気づかず慌てふためく亜沙に近づき、ベッドに押し倒す。
「きゃあっ?! だ、誰なの!?」
押し倒した亜沙に圧し掛かりながら、迷彩魔法を解除する。
「あ、ああっ…は、離して!! お母さーーーん!!」
亜沙は大声を上げながら、必死に身をよじって男から逃れようとするが、男は意にも介さなかった。
亜沙の頬を鷲掴みにして、己の唇を亜沙に押し付けた。
「んむーっ?! んぐっ、ごくっ…」
男は口移しで自分の唾液を無理矢理亜沙に飲み込ませる。それを終えて顔を離すと、少しの悲しみと憎しみ………そして恍惚とした表情を浮かべる亜沙がいた。
(…ぇぇっ……何で…? ボク、どうしちゃったの……?)
自分の意思とは無関係に火照ってくる身体に、亜沙は戸惑っていた。どう考えてもこの先の展開が悲惨なものになるのが目に見えているにも関わらず、だ。
そんな亜沙を一瞥して、男は亜沙のパジャマに手を掛けて引き千切っていく。
ビリビリビリッ!
「や、やあっ…やめてぇっ……」
抵抗しようにも身体に力が入らない。あっという間にパジャマは引き千切られ、下着も剥がれて全裸にされてしまう。
男が亜沙の股間に手をやると、そこは既に愛液でビショビショになっていた。
くちょくちょくちょ。
「ぁあんっ…や、ああっ……」
男の指が秘所を這う度、亜沙の身体がそれに合わせてビクンビクンと跳ねる。それに気を良くした男は亜沙の足を広げて秘所に顔を近づけた。
ぢゅるるるっ!
「あああんっ!!」
秘所に口を付けて思いっきり愛液をすすると、亜沙の嬌声が高く響き渡った。
(やあっ……な、なんで…?)
襲い来る快感に思考が急速にぼやけていく。それらの感覚は亜沙から抵抗する意思を奪っていった。
何故亜沙がこうなったのか、それには理由がある。
先程男は飲ませた唾液を通して、亜沙に催淫魔法を掛けたからだ。楓にも使った手だが、亜沙に掛けられたのは遥かに強力なものなのだ。最早、亜沙の身体は過剰なまでに敏感になっていて、男の愛撫に悉く反応を示していた。
ぴちゃぴちゃぴちゃ。
「ふああああんっ!」
舌で秘所を隅々まで蹂躙され、愛液を大量に漏らしていく。
頃合いと見た男は亜沙の股間から顔を離し、己のいきり立った肉棒を秘所に近づけていき、亜沙を貫いた。
ぶち、ぶち、ぶちっ!
「い、痛あああああああっ!! あああああーーーーーっ!!」
ゆっくりと、しかし容赦なく亜沙の処女膜が破られていく。破瓜の痛みで涙と唾液が止め処無く流れていく。
- 121 名前:黒神王黒魔王[{sage}] 投稿日:2008/10/05(日) 23:01:45 ID:2f0L4MBP
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肉棒にコツンとした感触があり、それが亜沙の最奥まで突き入れたと男に確信させた。
ずぶっ、ずぶっ、ずぶっ、ずぶっ。
「あぐっ、うあっ、ううっ、ひぐっ…」
男の腰の動きに、淫らな音とくぐもった悲鳴を上げる亜沙。痛みに多少は意識がはっきりしてきたのか、手足をバタつかせて抵抗しようとするが、男は亜沙の足をがっちりと抑え込んで腰の速度を上げていく。
ずちゃずちゃずちゃずちゃ。
「うぐっあうっあぐっううんっ!」
痛みはさらに増し、それに伴い亜沙の身体がビクビクと痙攣していく。男は片手で亜沙の腰を掴み、もう一方の手を胸へと持っていって揉み始めた。
「はああんっ!」
亜沙から甘い声が出て、膣肉の締め付けが増した。乳首を摘んでやると、さらに声も締め付けも強くなった。男は乳首を刺激しながら腰を振る。
ぢゅぷぢゅぷぢゅぷぢゅぷっ!
「はあっ、あああんっ、あああっ!」
絶え間無い快楽に、亜沙は嬌声を上げながら自ら腰を振り始めた。男根を子宮口まで導きコツコツと亀頭を突かせる。無意識の内に亜沙は足を男の腰に回して、速度を上げた。
ぱんっぱんっぱんっぱんっ!
「あっあっあんっはああんっ!」
リズミカルに腰を振って膣肉を締め付ける亜沙に、男の方は絶頂に達しようとしていた。
そんな亜沙に負けじと、抑える必要がなくなった腰から手を離して空いていた胸を思いっきり攻め始めた。
「ふああっ、あんっ、はあんっ、んんんっ、いいっ、いああっ、はああんっ!」
両の胸を、乳首を緩急自在に愛撫され、子宮口を何度も何度も突かれて、亜沙の全身を絶頂の波が押し寄せてきた。
「ああっ、いいっ、はあっ、あっあっあっ…はあああああああああああんっ!!」
ついには波に屈し、亜沙は歓喜の声を声高く響かせた。
どびゅっ、どびゅゅ、どくっ、びゅるるるるっ!!
「あっ、あっ、はあっ…ああん…っ!」
亜沙が絶頂に達したのに合わせるかのように、男もまた達して己の子種を亜沙の子宮に注ぎ込んでいく。子種の注入に合わせて亜沙の身体がビクンビクンと跳ね上がる。
男は凄まじいまでの量の精液をようやく注ぎ終えた。
- 123 名前:黒神王黒魔王[sage] 投稿日:2008/10/05(日) 23:10:21 ID:2f0L4MBP
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「あっ……はっ……はぁっ…はぁっ………」
余りの快楽に、亜沙の身体は小刻みにピクピクと痙攣していた。しかし、男の肉棒は一向にその膨張が静まる気配がなく、未だに凶悪的な硬さと大きさを保ち続けていた。
「はあっ…はあっ…はあっ…はああっ?!」
男は腰と背中にそれぞれ腕を回して亜沙を持ち上げる。亜沙を持ち上げたまま、男はベッドから立ち上がった。ある意味、変則的な駅弁スタイルに近い。
「あああんっ!?」
繋がったまま持ち上げられたせいで、子宮口に亜沙の全体重が掛かってしまい、男の腰に回したままの足に思わず力がこもった。刺激が強すぎるからだ。
男は間を置きながら腰を打ち付けていく。
ぱんっ……ぱんっ……ぱんっ……ぱんっ……ぱんっ!
「あっ! はあっ! ああっ! ふあっ! ああんっ!」
絶頂の余韻が冷めやらぬ内に新たな快感を与えられ、亜沙の意識は接合部に集中し、他には何も考えられなくなった。
ぱんっ…ぱんっ…ぱんっ…ぱんっ!
男は徐々に腰の速度を上げると、亜沙の嬌声に帯びる艶が濃くなっていく。そうしている内に、足だけではなく両腕も男の背中に回して挿入のストロークを大きくしていった。
ぐちゅっぐちゅっぐちゅっ!
腰の振りに合わせて、亜沙の愛液と破瓜血、男の精液が混ざったものがポタポタと床に落ちていく。
「はあっあんっあんっあうんっはああっ!」
お互いに、早くも2度目の絶頂が訪れようとしていた。男は亜沙に回した腕に力を込めて、小刻みに肉棒を子宮口へと打ち込んだ。
ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんっ!!
「ああああああああああ!!」
息継ぐ間もなく、連続して亀頭で突かれ続けて、亜沙はまるで壊れた機械が立てる音のような嬌声を
上げ、膣肉が男根を圧迫した。
どくっどくっどくっどぷっどぷっどぷぷっ!
今度は男の方が先に根を上げて、2度目とは思えぬ量の精液を子宮にぶちまけた。
「はっあっあっああああああああんっ!!」
子宮に流し込まれる子種の感触に、亜沙も絶頂へと達した。
「…あっ……はっ………はっ………」
立て続けに絶頂に達したせいか、息も絶え絶えといった風な亜沙。先程まで処女だったところに、激しく攻め立てられたのだから無理もない。もし、結合が解かれてベッドに横たえられたら亜沙は直ぐにでも意識を手放したのだろうが、男の方にやめる意思は微塵も無かった。
信じがたいことに、今亜沙の全体重が掛かっている肉棒は休み無しの2度の射精にも関わらず、鉄の如き硬度を保っていた。男は繋がったまま亜沙をベッドに戻して、唇を重ねて口内を舌で蹂躙していく。
「んふぅ?! んちゅ、ちゅるっ…」
亜沙が戸惑ったのは一瞬で、侵入してきた舌に積極的に自分の舌を絡めた。そのままの状態で男はまた腰を振り始めた………。
- 125 名前:黒神王黒魔王[sage] 投稿日:2008/10/05(日) 23:14:42 ID:2f0L4MBP
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亜沙の陵辱が始まって数時間。それを上空にいる監視班のスペクタクルと共に眺めている魔王の手の水晶球に、1つ、また1つと小さな光の粒が増えていく。
「どうやら大当たりのようですな、フォーベシィ様」
映像処理の魔法で、部屋の情事を撮っているスペクタクルの1人が上機嫌に話しかけてきた。彼らにしてみれば極上の美少女が犯されている様を何度も目に掛かることが出来たのだから、この反応も頷ける。
他人の性行為で欲情する趣味がない魔王にしてみれば、どうでもいいことだった。そんな思いはおくびにも出さない。わざわざ楽しんでる彼らの機嫌を損ねることもない。
「そうだね。やはり危険日だったのが良かったのかな、この調子なら早く必要な分が集まりそうだよ。
さて、お楽しみの所申し訳ないけど、そろそろ終わりにしよう。初日から無理をして壊してしまったら元も子も無い。撤収と後始末の準備を」
「かしこまりました」
彼らとて特殊部隊の一員だ。己の欲望で任務を阻害することは決して無い。通信魔法で男―――ファントムに任務終了の報を送ると、タイミングが良かったのか何度目かも分からない絶頂に達し、膣内射精をしたところだった。
すぐに返信が返ってきて、男はようやく亜沙との結合を解く。何を考えたのか、肉棒を抜く際に何かの魔法を使っていた。おや、と首をかしげた魔王だったが、何の魔法だったか即座に理解した
男が肉棒を抜いた直後に、薄く輝く魔法の膜が亜沙の秘所に張りついたのだ。膜によるものか、過剰な膣内射精をされたにも関わらず、精液は全く出てこない。
「ふむ、考えたものだね。あの魔法をちょっと改良すれば生産効率も上げられるかな」
魔王はそんなことを1人ごちて、後始末の様子を眺めながら神王に作戦結果の報を入れるのだった………。
- 126 名前:黒神王黒魔王[sage] 投稿日:2008/10/05(日) 23:18:12 ID:2f0L4MBP
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今回の投下はここまで。
半角の「sage」についてはこちらの入力ミス。スマソm(_ _)m