- 145 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/10/13(月) 00:59:34 ID:92M1ZelT
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稟×ネリネで一本投下しま
- 146 名前:稟×ネリネ 1/4[sage] 投稿日:2008/10/13(月) 01:01:04 ID:92M1ZelT
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その朝、目覚めたネリネがまず感じたのは頬に当たる陽光の眩しさと、枕代わりにしていた稟の胸の温かさだった。
(……そうでした。稟さまがお泊りして下さったんでした)
いまいち思考の纏まらないまま、どうにかそのことを思い出すネリネ。
それと同時にぽっと頬を染め、はにかむ。
眼前の稟、そして稟に抱きつくようにして眠っていた自分も一糸纏わぬ全裸だったからだ。
(昨晩も…稟さま、とっても激しかったです…)
就寝の前、稟と愛し合った時の事を思い返し、恥ずかしさのあまり赤面したまま固まってしまう。
(今日一緒にお出かけするから、早くおやすみしておこうと一応二人で決めてたんですけど…)
実際それまでそんな雰囲気でもなかったのに、ベッドに入って二人で抱き合っているうちに段々とお互い我慢できなくなってしまったのだ。
抱き合う腕に力がこもり、おやすみの軽いキスが貪るような深い口づけに変わり、気づいた時にはもう止めることなど考えることすらできなくなっていた。
ディープキスを続けながらも稟の手はせわしなく動き、ネリネのパジャマを乱暴に脱がしていった。
あっという間に全裸にされたネリネ。
その首筋、胸、尻、そして秘所、と稟はネリネの全身至る所までもを舌や手で愛撫する。
そうしているうちに、挿入されてもいないのにネリネは軽く達してしまった。
自分ばかり愛されて申し訳ないとネリネは稟の分身を自らの唇と舌、更にはその豊満な胸を使って慰めた。
その後、シックスナインを経て稟はネリネの口内に精を放つものの、その剛直は一向に衰えを見せることがなく、ネリネの方も十分以上に昂ぶっていたため、後背位の体勢で交合を開始した。
初めから激しく腰を動かす稟に、甘い声をあげて応えるネリネ。
激しい交わりにお互いすぐに限界を迎えたものの、二人にはその時間は永遠にも等しく感じられた。
けれど更に貪欲に、その永遠を再び味わいたいとすぐさま情交を繰り返す稟とネリネ。
結局、二人は空が白み始めるまで何度も何度も身体を交わらせたのだった。
(あう〜。何だか最近、私、えっちすぎです〜)
自分と稟の身体のあちこちに残る行為の跡や、未だしっとりと濡れている乱れたままのシーツにネリネは困ったように眉を下げる。
稟に愛される喜び、稟を愛する喜び、それを直に確認できる交わりを嫌いなはずはないのだが、快感に我を失うともう何も考えられず、おねだりして、時に失神までしてしまう自分を冷静になって振り返るとどうしても羞恥を感じずにはいられないネリネだった。
- 147 名前:稟×ネリネ 2/4[sage] 投稿日:2008/10/13(月) 01:02:01 ID:92M1ZelT
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「……ん…ネリ、ネ…」
突然聞こえた稟の声にびっくりしたネリネが頭上の稟の顔を見上げる。
だが稟はむにゃむにゃと口元を僅かに動かしただけで、安らかな寝息を立てている。
稟が目覚めたわけではないと知ったネリネは優しく微笑むと、枕代わりの稟の胸板にそっと頬擦りした。
「私の夢を…見て下さっているんですか?」
うっとりとした表情のまま、ほんの小さな声で呟く。
「私も、よく稟さまの夢を見るんですよ?」
稟の胸に細い指先で円を描くようにそっとなぞりながら続ける。
「稟さまと一緒にお出かけする夢、稟さまと一緒に勉強する夢、稟さまと一緒にご飯を食べる夢、夢の中なのに稟さまと一緒にお昼寝する夢……」
堪え切れずにくすりと小さく笑い、それらの夢を思い出すネリネ。
脳裏に広がる夢の中での稟、そして今こうして現実にすぐそばにいる稟の安らかな寝顔を見て、ネリネはたまらなく幸福感を感じた。
ネリネはそっと身を起し、稟の顔に自らの顔を近づける。そして、
「稟さま、大好きです」
小声の告白と共に瞳を閉じ、ちゅっと軽く口づけた。
そのまま姿勢を戻し、再び稟の胸に縋りつくようにして密着すると、ネリネは幸せそうに額を稟の胸に擦りつける。
だが次の瞬間ネリネはびくっと身を竦ませてしまった。
自分の太ももに熱い何かが触れたのを感じたからだ。
(これって稟さまの…)
昨晩たっぷりと自分を可愛がってくれた稟の分身であることを即座に理解したネリネだったが、それが元気な状態であることに真っ赤になってしまう。
(あれだけされたのに、まだこんなに元気だなんて稟さまなんて逞し……じゃなくって、もしかして稟さま、目覚めて…?)
そう思い、恐る恐る稟の表情を窺うが、稟は相変わらず気持ち良さそうに寝息を立てている。
狸寝入りかと思い小声で声をかけても何の反応も見せない。
それどころか、
「…むにゃむにゃ、もう食べられない………………のか、樹? なら残りは俺が…」
などと微妙なフェイントをかけた寝言を呟く始末。
- 148 名前:稟×ネリネ 3/4[sage] 投稿日:2008/10/13(月) 01:02:46 ID:92M1ZelT
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「……えっと、これは、その、やっぱりお鎮めした方がいいんでしょうか?」
しばらくの間、再び稟の寝顔を眺めて様子を窺っていたネリネだったが、気になるのはやはり稟の下半身の怒張だった。
ちらちらと視線を動かしながら悩む。
「やっぱり気持ち良くお休みされている稟さまを起こすわけにはいきませんよね。……でも、以前のお泊りの時も出されましたし…」
悩んだ末に出した結論は、稟を起こさぬように射精させる、というかなり難易度の高いものだった。
けれど愛する稟のため、とネリネは決意を固め、腕を布団の中に差し込む。
そして、自分の太ももに当たっていた稟の肉棒をその小さな優しく手で包み込んだ。
「あ、熱い! それに、こんなに硬い…!」
握っただけでわかる稟の陰茎の熱さと硬さに、驚きと共にうっとりする。
そのまま一度亀頭部分を軽く指で撫で上げると、細い指を茎に巻き付かせ、上下にしごき始めた。
ゆっくりと、だが一定のリズムで、握る力に僅かに強弱をつけ…。
「う、うぅん、はぁ…」
聞こえてきた荒い息に稟の顔の方を見ると、稟は眉を顰め、辛そうな、だがどこか切なさそうでもどかしげな表情をしていた。
これは稟がネリネの奉仕や結合時など、快感を堪えている時によく見せる表情で、普段とは逆にネリネが稟を可愛いと思う瞬間の表情であった。
実際ネリネが刺激を与えるたびに、稟の肉棒はびくびくと脈動を繰り返している。
一方、まるで稟のものから熱が移ってきているかのように、ネリネの身体も熱を帯びだしていた。
「……ん、はぁぁ……そんな…私も、感じちゃって…る……や、駄目ぇ…稟さまが、起きちゃう……」
ネリネの頬は薄紅に染まり、切なげな眼で重い吐息を洩らす。
稟の温もり、稟の鼓動、稟の匂いを感じながらの手コキに、ネリネの方も性的興奮を感じてしまっていたのだ。昨日の行為を思い返してしまったことも原因の一つかもしれない。
ネリネの身体は意志とは裏腹に更に熱を帯び、脳髄にはアルコールを摂取した時のような興奮を伴う痺れが走り、それはやがて酩酊感にも似た気分へと変わっていった。
淫らな感情に押し流され始めたネリネは、ほぼ無意識のままに稟の身体に自らの身体を更に強く密着させる。
そして稟への奉仕を再開させようとした時、ネリネは自分の尻に触れる何かに気づいた。
優しく、そして厭らしくネリネの尻を撫で、揉むことが出来るのは、この場において一人しかいない。
「ひゃんっ!? …り、稟さま!?」
慌てて見ると稟が悪戯っぽく目を細めて笑いながらネリネを見つめていた。
「……ネリネ、おはよう」
「は、はい、おはようございます。…じゃなくって、稟さま、起きてらっしゃったんですか?」
「と言ってもほんの少し前だけどな。けどさすがに驚いたよ。起きたらいきなり手でしごかれてるんだから」
妙に下半身が気持ち良くなって目が覚めた、と笑う稟にネリネはひたすら縮こまる。
稟を起こさぬように射精させるという目的はあえなく失敗に終わったようだ。尤も、稟が深酒でもして泥酔でもしていない限り成功する確率は元々かなり低かっただろうが。
- 149 名前:稟×ネリネ 4/4[sage] 投稿日:2008/10/13(月) 01:03:36 ID:92M1ZelT
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「え〜と、それでなんだけど、ネリネ? 確かに気持ち良かったんだけど、俺まだ出してなくてさ」
「あ、はい。すぐに続きをしま…きゃん!?」
言い終わるよりも早く、ネリネは稟によって上下反対にされて組み敷かれていた。
そしてすでに濡れていたネリネの膣口に稟が肉棒の先端をキスさせるように触れ合わせてきた。
「手よりもこっちのがいいな。いいか?」
「はい。私も、シて欲しいです。稟さま、来て下さい」
ネリネの返事に稟は嬉しそうに微笑むと、ゆっくりと腰をつき出した。
昂ぶりきっていたネリネの身体は、その感触を待ちわびていたかのように素直に稟の剛直を受け入れてくれた。
とろとろに蕩けた甘い声を響かせ、潤んだ視線で自分を求めてくるネリネに稟も気合いを入れて攻めを開始しようとした正にその時、
「……あ、あの〜、ネリネちゃ〜ん? 稟く〜ん?」
いきなり聞こえてきた第三者の声に、稟もネリネもびくっと固まる。
そして、ゆっくりと声の聞こえた方、ネリネの部屋の扉の方へと視線を移した。
そこには、僅かに開いた扉の隙間から頭だけを覗かせているネリネの母セージの顔があった。
「ご、ごめんなさいね! い、一応何度もノックはしたんですけど、返事が無かったんで…」
真っ赤な顔で固まったまま告げるセージに、稟もネリネも固まったまま動けない。
完全に二人だけの世界に入っていた稟たちは、扉をノックする音などまるで耳に入ってこなかったようだ。
「あ、あ〜…。朝ごはんが出来ましたよ、って伝えに来たんですけど、も、もうちょっと後の方が良い、みたいですね…」
「あ、はい、いえ、その、す、すぐイキますんで…」
ぎこちない笑顔で告げるセージにようやく硬直が解けた稟が慌てながら応える。
だが未だかなり錯乱しているようで“いく”の発音が微妙におかしい。
「そ、そうですか…。それじゃあ…それじゃあ……ほ、ほんとに、ごめんなさいね!」
そう言うと真っ赤な顔のままセージは扉を閉め、大慌てで廊下を駆けていった。途中でびたーんという大きな音がした。
残された稟は痛いほどの沈黙が続く中、何となくネリネへと視線を向けた。
「え、えと、どうしよっか?」
困った顔で尋ねる稟。
突然の闖入者に興醒めしてしまった部分もあるにはあるのだが、それよりも昂ぶりきった分身、欲望を解き放ちたいという思いの方が僅かに強かった。
だが、ネリネが嫌がるのなら無理強いはすまいと思い尋ねたのだ。
ところが、
「その、稟さま、すぐ、なんですか…?」
「へ?」
思いがけない言葉にきょとんとする稟。
一瞬何の事か分からなかったが、自分がセージに言った“すぐイク”という言葉のことだと気づき、改めてネリネの様子を窺った。
はぁはぁと荒く甘い息をつきながら、潤んだ瞳で稟を見つめ続けるネリネ。
その視線には情欲の炎が未だ沈むことなくはっきりと映し出され、つながり合った股間部から生み出される僅かな快感をもどかしく感じているようで、もじもじと腰を揺すっていた。
どうやらネリネはまだまだ続けたいらしい、と正確に読み取り、稟は苦笑しながら頬を掻いた。
清楚可憐なお嬢様だったネリネをすっかり自分色に調教済みにしてしまったようだ、と少しの罪悪感とそれ以上の喜びを感じながら、稟は軽くキスを交わすと貪るように再びネリネを求めた。
- 150 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/10/13(月) 01:04:17 ID:92M1ZelT
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以上。
ネリネは稟の嫁!それからSHUFFLEのエロ担当!それが俺のジャスティス!