167 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/11/02(日) 23:43:33 ID:GODwJ8ja
>>125からの続き、陵辱ssにつき注意!
今回は最期まで逝きます。


 亜沙の処女喪失から数ヶ月………。



 時雨家上空にはスペクタクル達の姿があった。
「今回で必要分が揃うんだって?」
「ああ、数ヶ月前にファントムが使った魔法を改良した結果、非常に効率がよくなったらしい」
「あれか……最初は何の冗談かと思ったが、こうして見ると凄まじい眺めだな」
「確かに」
 談笑を交わしながら、彼らが眺めているもの―――時雨母娘を利用した生産作業は過激の様相を見せていた。
 2つの部屋で同時進行中のそれらは、彼らにとってなによりの愉しみなのだ。



「はあっ、あひっ、ああん、はあんっ!」
 じゅぶじゅぶじゅぶじゅぶ。
 淫らな水音を立てて、亜沙は腰を振っていた。
 生産作業の後は記憶を消されているが、魔王の目論見通り身体の方はすっかり男の味を覚えていて、一度肉棒を挿入されると自然にそれを受け入れていた。
 亜沙もそんな自分の変化に戸惑うも、一旦行為が始まると何も考えられなくなり、男の精を求める雌と化していた。
「あああんっ!」
 行為の初めの頃、亜沙を抑えつけていた男が亜沙の乳首を吸う。ごくっごくっ、と音を立てて分泌される母乳を飲んでいるのだ。
 亜沙に現れた変化の1つ。普段は出ないが、行為に入ると女性ホルモンに何らかの変化が生じるのか、この時だけ母乳が出る。
 無論、男達にとってはこの上ないご馳走になる。母乳を吸われては嬌声を上げて腰を振り、精を受ける亜沙の姿は男達の欲情を際限無く上げていった。
「ふほぉっ!」
 びゅるるるるっ、どぷっ、ぶぴゅっ!
「ふああああんっ!」
 一際高い嬌声を上げ、膣内射精を受け入れる。
 精を吐き出すと、亜沙を犯していた男はその場から退く。
 抜いた肉棒には亜沙の愛液だけがべっとりと付いていた。
 亜沙の秘唇には魔法の膜が張り付いていて、これが精液だけ通さないのだ。
 ファントムが使った魔法をこのように改良した結果、受精率が跳ね上がった。
 精液が逆流してこないので、膣内射精された子種は子宮に溜まり続けることになる。
 その結果、行為がピークに差し掛かると、亜沙のお腹は出産直前の妊婦のように膨れ上がる。
「はぁっ………はぁっ………あぅ……」
 今もぱんぱんにまで張ったお腹を上に向け、少々苦しそうに身悶えている。
 これもまた、欲情を煽るのに一役買っているので、肉棒をがちがちに固めた男は遠慮無く亜沙を貫き、腰を打ち込む。
 ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ!
「あはぁっ、あぅんっ、はぅん、ああんっ!」
 止むこと無き性欲の宴に、亜沙はただ淫らに乱れていった………。
168 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/11/02(日) 23:45:39 ID:GODwJ8ja
 一方、亜麻も同様であった。
 2人同時は彼女らの身体の都合によるから滅多にないが、それが行われる時は別々に行われる。
 魔力の暴走を危惧しているからの措置だった。
 ぐちゅぐちゅぐちゅ。
「ああんっ、はあっ、あんっ………」
 亜麻も亜沙同様、魔法で精液を子宮に溜め込まれ、お腹を大きく膨らまされていた。
 娘以上に幼い外見を持ち、それにアンバランスな豊満な胸・括れた腰・大きな尻と3拍子揃ったナイスバディが男達を駆り立てる。
 ぱんぱんぱんぱんぱんっ!
「ああああああああああああ!」
 高速で貫かれる秘唇の、あまりの快楽に亜麻は身体を痙攣させながら嬌声を上げていた。
 力が抜けている全身に反比例して、膣肉の締め付けは増していく。
「おぉおっ?!」
 どぷっ、びゅるるるっ、びゅくっ!
 膣肉の圧力に屈し、子種を発射した。
「はああっ?! あああっ、ふあああああんっ!」
 ビクンビクン、と身体を震わせて歓喜の声を声高に上げる。
 どぷぷっ、どぷっ、どくっ!
 亜麻の秘唇は男の精を余す事無く吸い尽くす。
 秘唇に咥えられた肉棒は、秘唇の奥にある聖域に命の種をひたすら届ける。
 それくらいに亜麻の肢体は、男を誘惑するのだ。
 子種を出し終えて男がどくと、待ちかねたのか次の男が限界まで硬直させた己の分身を思いっきり亜麻の股間に突き刺した。
 ずぷずぷずぷっ!
「ぁああぁあっ?!」
 あまりの快楽に意識がうつろい、嬌声が波打つように響く。
 余程待ちかねたのか、男は亜麻の腰をがっちり掴むと狂ったように肉棒を打ち込み始めた。
 ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんっ!
「ああぁあぁぁぁああぁあぁあああぁぁぁあ………」
 息つく間もなく子宮口を突かれて、嬌声から力が失われていく。
 少しして―――亜麻にとっては長く感じられただろうが―――注がれた男の精子の熱の感触を最後に、亜麻の意識は落ちた………。
169 名前:黒神王黒魔王[sage] 投稿日:2008/11/02(日) 23:47:56 ID:GODwJ8ja
「まさか稟ちゃん達が卒業する前に目標が達成出来るなんてね……」
 後始末に追われるゴーストの連中を横目に、魔王は光の粒に満ちた水晶球を眺めていた。
 愛娘・ネリネの魔力制御も完璧になり、神王の娘・シアとキキョウ―――稟が彼女の存在に気づき名づけた―――の分離も出来た。
 後は、表向きの目標―――生命の蘇生を可能とする手段・新たな生命の萌芽による生命補完により滅び行く生命を蘇えらせること―――の成果を世間に示して計画そのものを終わらせる。
 その為に必要な物は揃った。事が全て片付くまで気が抜けないが、あと一息という所まで来ているのだ。
「終わったかい、まー坊?」
 魔王の隣に神王が転移してきて、不躾に聞いてくる。
「ああ。生産作業は完了したよ。後は表舞台で最後の仕上げだ、神ちゃん」
「ま、プロジェクトそのものは失敗に終わるだろうがな」
 本来の―――表向きのプロジェクトは生命の蘇生を目標としている。
 だが、プロジェクトが示す方法……簡単に言えば今ある命を、新しい命を犠牲にして蘇えらせようというものなのだ。
 人道的な観点から反対意見が出るのは目に見えていた。
「私達の目的は達成されたから、その方が都合がいいんだけどね」
 プロジェクトそのものを闇へと葬り、裏の証拠も隠滅する。2人の脳裏には既に絵図面が出来ていた。
「だな。じゃあ俺は反対派に根回しに行ってくるぜ」
「私は儀式の方を担当しよう」
 お互い頷きあい、それぞれ転移で去っていった。



 2人の計画通り、プロジェクトは人道的な観点から反対意見が多数出て、廃止となった。
 それに伴い、計画で集められたデータは全て処分、チームは解散。
 プロジェクトの成果の1つ・プリムラは魔界の有力貴族に養子として引き取られていった。



 そして―――。
 稟はシア・キキョウ・ネリネの3人とバーベナ学園卒業後に結婚して、2界の王位を継承し、光陽町を離れていった………。



 それから数年の時が流れた。
170 名前:黒神王黒魔王[sage] 投稿日:2008/11/02(日) 23:49:17 ID:GODwJ8ja
 じゅぶじゅぶじゅぶじゅぶ。
「はあっああっあぅんっあうっ!」
 秘所を肉棒で蹂躙され、ベッドの上で淫らに踊る女性。
 その美しい顔は淫らに上気し、瞳に浮かんだのは性欲の色のみ。
 かつては明晰だった脳裏には、何も浮かばない。自分が何者であったかさえ思い出せないだろう。
「ほほほ、こんなに腹を膨らませても、ここは私のモノを美味しそうにしゃぶりますな」
 女性を犯す肉棒の主は妙に荘厳めいた口調でしゃべり、女性の大きく膨れた腹をぺちぺちと叩きながら景気良く腰を振っていた。
 膨れた腹は女性が妊娠していることを示していた。
 形の良い乳房からは母乳が垂れ流されて、男が乳房を思いっきり握ると乳首から勢いよく母乳が噴き出す。
 それに気を良くした男は、乳首に吸い付いた。
 ぢゅるるるるっ!
「あはあああんっ!」
 母乳の吸飲に合わせて女性の歓喜の声が高くなり、肉棒を締め付ける。
「ほほほほほ、良い味ですな。これは私めも礼をせねば……」
 挿入運動の速度を上げる。身体と身体を打ちつけ合う音が響き、女性の嬌声も高くなっていく。
「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ………」
 ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ!
「ああっ、はんっ、ああんっ、はああっ!」
 速度の上昇に伴い、膣肉の締め付けも強くなり、ついに男は限界に達した。
「そうれっ、お返しですぞっ!! ほおおおおっ!!」
 びゅるるるっ、どびゅるるるるるっ!
 大量の精液を子宮に吐き出した。
「あああっ…ひあああああああああああんっ!!」
 女性もまた絶頂に達する。全身がぷるぷる震えて、ピンと硬くなった乳首からは母乳がぴゅっぴゅっと噴き出す。
「ああっ………はぁっ………はぁっ………」
「ほほほ……いくら抱いても飽きませんな。
 ほれ、お待たせしたの。貴公の番ですぞ」
 精子を出し終えて、後ろで肉棒をがちがちに膨張させていた男に秘唇を譲る。
「では私めも……失礼して」
 じゅぶぶぶぶっ!
「ふあああっ?!」
 達して間もなく、再び挿入されて女性は嬌声を甲高く上げた。
 そして、男の意のままに翻弄される。
 ここにいる男達―――神族の貴族達―――が満足するまで女性は弄ばれ続けるのだった。
171 名前:黒神王黒魔王[sage] 投稿日:2008/11/02(日) 23:51:02 ID:GODwJ8ja
 この女性の名は―――芙蓉 楓。
 何故こんな事になっているのか―――。
 かつて土見 稟の幼馴染みとして一番近い位置にいた彼女は、その距離の近さに危機を覚えていた神王・魔王によって神族の貴族達の慰み者になった。
 稟と結ばれる可能性が無くなった時点で神王達のマークは外れたが、楓の肢体の味を覚えた貴族達によって拉致されてしまい、監禁されて犯され続けていた。
 保護者だった楓の父は事故に見せかけて殺されてしまい、楓自身も死んだことになっている。
 いくら優秀だったとはいえ、ただの人族の楓が神族に敵うはずもない。脱走しようとしては捕まり、犯される。
 何度も繰り返すうちに楓の自我も希薄になっていき、今となっては貴族達の性欲を受け止める人形と化していた………。



「ふむ、今宵も『宴』が盛況で何よりだな」
 男達に犯され続ける楓を眺めながら、ゆったりとソファーにもたれかかる男。今『宴』が行われているこの館の主で、男達のリーダー格とも言うべき人物だ。
 男達は別に自分達で格付けはしていないが、この男(これからは館主と呼ぶ)は明らかに格が違った。
 身分、保有資産の差ではなく(無論、それも上だが)、醸し出す風格が他の男達と一線を画していた。
 『宴』―――要するに楓を輪姦して愉しむ為の集会―――が始まってから、館主は一度も手を出していない。宴を眺めては時折りブランデーを飲むくらいだ。
 館主は性的不能でもなければ(どちらかと言えば絶倫の部類)、男達に遠慮してるわけでもない。
 普段は楓の身柄は館主が預かっているのだ。宴の時以外は毎日楓を抱いているので、ここでがっつくことはない。
 ちなみに楓が孕んだ原因は館主だろうというのが、館主以外の男達の認識である。
「…ん?」
 宴を眺めていた館主に、魔法で通信が入った。目を閉じて思考内で通話を始める。
 2、3分話して通信を終わらせた。内容は『饗宴』について。ここの宴と同じ事をしている貴族連中が集まって、各々が所持している女を持ち寄って派手にやろう、というものだ。
 どうやら今回は貴族だけでなく、プロジェクトに関わっていた者全員を集めるらしい。これまでにない規模になりそうだ。
 愉しげな予感にニヤリと笑みを浮かべ、ブランデーを口に含んだ………。
172 名前:黒神王黒魔王[sage] 投稿日:2008/11/02(日) 23:53:13 ID:GODwJ8ja
 それから数日後。
 神界の僻地に建てられた豪邸に、関係者が集まった。全部で100人近くはいる。
 それぞれの貴族の団体が連れてきた女の中に楓の姿もある。全裸で、しかも妊娠しているとはっきり分かるくらいに腹が膨らんでいるのに、それを奇異に思う者は1人もいなかった。
 何故なら他の貴族達が連れてきた女も同じようなものだったからだ。
 女は楓も含めて全部で4人、おまけに彼女らは大体が知り合いだった。最も、それが認識出来る女は1人もいないが。
 補足しておくと、女達の名は芙蓉 楓、時雨 亜沙、時雨 亜麻、リコリス。
 リコリスは元から性奴隷のようなものだったし、亜沙と亜麻は楓と似た経緯で攫われてきた口だ。亜沙と亜麻は孕んでいるようで、お腹が膨らんでいた。
 唯一、リコリスだけは妊娠していなかったが、これは受胎機能がボロボロになって妊娠出来なくなったせいだ。
 女達に共通している部分は全員が全裸で、瞳に意思の光が宿っていない。苛酷な陵辱の末、自我を無くしたのは目に見えていた。
 パーティーでも開けそうな大広間に敷布団が隙間無く敷かれていた。100人の人数で乱交を繰り広げるにはベッドより手軽で、都合がいい。
「さて、お集まりの皆様、今宵は存分に極上の女肉(にょにく)をご堪能くださいませ」
 楓を預かっている館主が優雅に挨拶をする。彼を含め、男達も全裸になっていた。気が早い者は既に肉棒を膨張させている。
 館主はもう何も言わず、傍にいた楓を押し倒して肉棒を一気に突き刺した。
 ずぷぷぷぷっ!
「あはあぁああんっ!」
 声高く上がった楓の歓喜の声が合図となり、饗宴が始まった。



 饗宴の会場となった豪邸は、異様な熱気に包まれていた。100人近い男達が己の性欲を存分にぶつけまくっているのだから当然といえば当然なのだが。
 豪邸の中は、挿入運動による淫らな水音、女達の嬌声と胸が揺れる度に飛び散る母乳の甘い匂い、男達が絶頂に達する度にぶちまけられる精液とその臭いが混ざり合って空間を支配していた。
「ほおおおっ!」
「ああぁあああぁん!」
 接合してた者達が絶頂に達したかと思えば、
「うおおっ!」
 びゅるっ、びちゃびちゃっ!
 別の場所では美しい肌を精液で染め上げる。
 ずちゅずちゅずちゅずちゅ。
「ふぁっ、あぅん、あんっ、ぁああんっ!」
 こちらは水音と嬌声が高くなり、身体に熱を帯びてくる。
「あぁあ、ふぁあんっ!」
 ぢゅるるるっ!
 その近くでは男2人が母乳で喉を潤していた。
 その様相はまさしく混沌(カオス)。性欲によって様々なものが生まれ、広がっていく。
 その中では、男達も女達も等しく在った。
173 名前:黒神王黒魔王[sage] 投稿日:2008/11/02(日) 23:55:25 ID:GODwJ8ja
 どれだけ時間が経過したのか、男達は満足気に寝転がり、女達は小刻みに身体を痙攣させる以外は全く動かなかった。
 まあ、男100人近くに対して女は4人しかいないのだから、負担の差は歴然としているのだが。
「さて皆様、今宵は存分に女肉を堪能して頂けましたかな?
 此度は特別にメインディッシュの後にデザートを用意いたしました」
 話を切り出した館主の言葉に、ざわめきが広がる。
「皆様方が疑問に思うのも無理はございません。この『御馳走』に匹敵する逸材など、三界広しといえども滅多にお目に掛かれないでしょうから。
 しかし! 今宵の皆様は大変ついておられる。ここに! その逸材があるのですから!
 では、こちらです!」
 館主が右腕を広げて指した先には、まだ幼さを残した全裸の少女がいた。
 少女の名をプリムラという。
 ここに集まった面々の中には、何度もお金を出してプリムラに性欲をぶつけていた者もいた。
 そのプリムラに付いていた貞操帯が無くなっていることに気づいた男は熱狂的な声を上げた。
「ご存知の方もいらっしゃるでしょうから、紹介は省略させていただきます。
 さあプリムラ、あちらへ」
 館主が左腕を広げた先へと、ゆっくり歩き出すプリムラ。


 色めき立つ男達の真ん中へと歩を進めていく。


 その時。


 プリムラの視界にそれが入った。


「………」


 声があまりにも小さかった為に誰にも聞こえなかったが、プリムラは「お姉ちゃん」と呟いた。


 創られた存在の自分に、出来た初めての家族・リコリス。


 姉と慕った女性は、その面影を失っていた。


 醜い欲望で身体を白く染め上げられて、自分を見守っていた瞳には最早何も映さず、綺麗な歌声を紡いだ口からは何の音も発しなかった。


 そこにあったのは………姉の姿をした抜け殻だった。


「いやああああああああああ!!」


 失った絶望を、奪われた怒りを、力に変えて解き放った―――。


 ナニモカモ、シロクソメアゲテ、ヒカリハスベテヲノミコンダ―――。
174 名前:黒神王黒魔王[sage] 投稿日:2008/11/03(月) 00:02:09 ID:GODwJ8ja
ようやく終わった。最後はちょっと端折った感があったけど、これでこのssは終わりデス。
>>167、>>168タイトル入れ忘れたのはちと失敗。
本来楓の出番は無かったが、何やら要望があったので追加。
このラストは当初から決めていた。陵辱モノでハッピーエンドは無いと思って。


これまでお付き合いいただいた方、ありがとうございます。

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