210 名前:特別な3日間[sage] 投稿日:2008/11/17(月) 00:39:46 ID:9WpbswRF
>>163からの続きです。
ちょっと間が空いてしまいましたが、どうぞ。



「うーっ……りっちゃんの絶倫〜………」

 あれから5回はノンストップで、間を置きながら5回、結局は10回もやったのか……。
 1人でする時は流石にこんなに、と言うか大抵は1、2回程度だから限界まで挑戦したことなかったけど、やれば出来るもんだな。

「おかげで腰が抜けちゃったよ〜……」

 亜麻さんはもうガクガクのようだ。

「す、すみません………」

 調子に乗りすぎたようだ。
 俺の隣で横たわっている亜麻さんの股間からは、俺が射精した精液が未だに流れ出てきていた。
 さらなる欲情を誘う光景だが、あれだけ出した俺の一物はすっかり大人しくなっていた。

「まあ、済んじゃった事は仕方ないよ。ボクが立てるようになったら、交替でお風呂入ろう」

 何だ、一緒じゃないのか………。

「一緒に入ったらまたりっちゃん盛っちゃいそうだもん、今は遠慮してね」

 顔に出てしまったらしく、ちょっと渋い表情で亜麻さんから待ったがかかった。

「分かりました」

 しばらくして、ようやく動けるようになった亜麻さんと交替で風呂に入って身体を洗った。
 俺が入っていた間、亜沙先輩から電話があったようだ。
 何でも昨夜も電話したそうだが、全然出なくて心配してたらしい。その頃はお酒で暴走中だったのを思い出して冷や汗を流したが、上手く誤魔化してくれたみたいだ。
 事実を言うわけにはいかないからな、絶対。
 そんなこんなで、遅い朝食を食べてソファーでのんびりと寛いでいると、亜麻さんが隣に座った。

「えへへっ、りっちゃんの隣って落ち着くね♪」

 そう言われると悪い気はしない。特に亜麻さんのような美少女(人妻です!)に。
 そこからは言葉もなく、どちらからともなく肩を寄せ合った。何もせずただそうしているだけだったが、2人の心は満ち足りていた。
 春の陽気と一体化したような、暖かい空気を醸し出して寄り添っていた………。
211 名前:特別な3日間[sage] 投稿日:2008/11/17(月) 00:42:15 ID:9WpbswRF


「りっちゃん、デートに行こう!」

 寄り添う事30分くらい経った頃、亜麻さんが俺を見上げてそう言ってきた。

「デート……ですか?」

 別に言葉の意味が分からなかったわけではない。何故そんな事を言い出したのか、それを疑問に思っていると、

「ボクね、りっちゃんが好きだから昨夜関係を持ったんだよ。
 勿論このまま続けられる関係じゃないけど、せめてあーちゃん達が帰ってくるまでは、恋人でいたいんだけど……駄目かな?」

「いいですよ。亜麻さんの恋人の座に座れるなんて光栄ですから」

「もぅ〜、りっちゃんったら上手い事言っちゃって……おだてても何も出ないよ?」

 別におだててるつもりはないんだけどな………俺はこれ以上言葉にするのももどかしくなって、肩に寄り添っていた亜麻さんの身体を正面に持ってきて抱きしめた。

「やぁんっ♪」

 亜麻さんは抵抗するでもなく、されるがままに俺の胸に顔を埋めた。
 しばらく亜麻さんを抱きしめた後、ゆっくりと離した。

「そろそろ行きませんか? 折角のデートなんですから、時間はあった方がいいですよ」

「うんっ、行こうりっちゃん♪」

 ここに至って初めて気づいたが、今回時雨家に来たのは世話になる為だったので、デートに着ていくような服は持っていなかった。
 一旦服を取りに帰ろうとしたが、

「別にオシャレする必要なんてないよ。一緒にいて、楽しく過ごせれば立派なデートなんだから♪」

 と、こんな事を言われてしまっては逆らう気にもなれず、身だしなみだけ整えて家を出た。
212 名前:特別な3日間[sage] 投稿日:2008/11/17(月) 00:45:21 ID:9WpbswRF

 出かけたはいいが、流石に町内では人の目が気になってしまう。俺自身はともかく、亜麻さんが旦那以外の男と2人きりでいたなんて噂が広まった日には目も当てられない。
 亜麻さんがその事を分かっていたのかどうかはともかく、どうやら行きたい場所が遠くにあったらしい。俺は大人しく付いていくことにした。
 光陽駅から電車に揺られること1時間、一見田舎っぽい閑散とした駅で降りて歩くこと20分の場所がどうやら目的地らしかった。
 一面花畑みたいな平地だった。だが、有名どころな花は見当たらず、とてもじゃないがデートスポットと言える場所とは思えないが、亜麻さんを見ると何やら懐かしそうな表情をしていた。

「亜麻さん、ここに何か思い出でもあったりするんですか?」

「うん………ここはね、ボクと葉ちゃん―――旦那さまと初めて会った場所なんだ」

 確かに懐かしいだろうな。

「いいんですか? そんな思い出の地に俺を連れてきちゃって………」

「りっちゃんだから来て欲しかったんだよ、この場所に………」

 嬉しそうに俺を見上げる亜麻さんに、不覚にも頬が緩んでしまった。

「ここで初めて会ったってことは、亜麻さんはこの辺りの出身なんですか?」

 わざわざ出向くほどの見所があるとは思えなかったので、そう考えたのは無理も無いことだった。
 だが―――亜麻さんからもたらされた答えは、俺の想像を遥かに超えていた。
 亜麻さんはいつも被っている帽子を取り、

「ボクはね………魔界からここに飛ばされてきたんだ」

 微笑む亜麻さん。帽子が取れて、初めて見た亜麻さんの耳は………長く尖っていた。

「亜麻さん、魔族だったんですか……」

 正直驚いた。
 だが、ふと疑問が湧いた。開門があったのが10年程昔のはずだから、亜沙先輩の年齢を考えると、開門以前に人間界に来ていたことになる。
 亜麻さん、飛ばされてきたって言ってるし。

「えと、じゃあ開門以前に人間界に来たんですか?」

「そうだよ。魔界にいた時、魔力の暴走事故に巻き込まれて、気がついたらここに飛ばされてたんだ。
 ここに倒れていたボクを、葉ちゃんが拾ってくれたんだ」

「凄いですね、葉さんは」

「どうして?」

 今の時代、開門以降は異種族は珍しくないが、それ以前だと話は180度違ってくる。
 耳が長く、しかも尖っていて、魔法まで使えるとなれば、下手をすれば化け物扱いだ。それを偏見の目で見ることなく、対等に接することは並大抵のことではない。
 その事を正直に言うと、亜麻さんは苦笑した。

「ボクはね、りっちゃんも同じだと思うよ。もし、あの時に出会っていたのがりっちゃんでも、ボクを助けてくれたと思うな」

「…それは買いかぶりですよ、亜麻さん」

「ううん、ボクには分かるな。りっちゃんなら助けてくれたって。りっちゃんは本当の意味で優しい人なんだって思うから」
213 名前:特別な3日間[sage] 投稿日:2008/11/17(月) 00:48:26 ID:9WpbswRF

 普段の幼い雰囲気とはかけ離れた、静かに微笑んで真っ直ぐ見つめてくる亜麻さんを否定出来ない。
 俺はそれ以上言葉にならなくて、亜麻さんを抱きしめた。

「…ん、りっちゃん……」

 亜麻さんも、両手を俺の背中に回してくる。
 そして、どちらからともなく見つめ合い、キスをした。



 思い出の場所からは寄り道せずに真っ直ぐ帰ってきた。
 我ながらデートらしくないと思うが、まあ亜麻さんが満足してたのでこれもいいだろう。
 帰ってからは夕飯を食べ、のんびりと過ごした………のか?
 実際には風呂から上がった後、先に風呂に入っていた亜麻さんから誘われて亜麻さんの部屋に来ていた。
 まだ午後8時になったばかりの時間。亜麻さんはバスタオル1枚で俺を待っていた。

「りっちゃん………」

 俺はふらふらと亜麻さんの腰掛けるベッドへと歩いていき、亜麻さんの隣に座る。
 そして、キス。唇を合わせただけの軽いキスを交わして、亜麻さんは俺の服を脱がしていく。
 全て脱がしたところで、俺も亜麻さんのバスタオルを取って、お互い一糸纏わぬ姿になる。
 俺はいろんな意味で昂ぶっていた。今度は自分の素性を隠す為の帽子すら取って、本当の意味で生まれたままの姿を晒しているのだ。
 俺のモノは痛いくらいにガチガチに固まっていたが、それを恥ずかしいとは思わなかった。
 またキスを交わす。今度は舌を絡めて深く相手を求めるキスを。

「んんっ、ちゅっ、ちゅるっ……んはぁ…」

 唇を離すと、上気した亜麻さんの顔が真っ先に飛び込んできた。
 とろんとした目つきに、俺は自分を抑えられなくなった。

「亜麻さんっ…!」

 ベッドに押し倒して、胸を揉みしだく。

「んはぁっ、はん、ああん……」

 乳首に吸い付く。嬌声がより甘くなる。
 左手と口で胸を攻め、右手で亜麻さんの大事な場所に指を入れた。
 くちゅっ。

「はああんっ!」

 ビクンと身体を仰け反らせる亜麻さん。そこは既に熱と湿り気を帯びていた。
 人差し指と中指を限界まで入れ、親指でクリトリスを攻める。
 くちゃ、くちゃ、にちゃ、にちゃっ。

「あ、あ、あん、あぅ、あん、ああん、ああああ……」

 胸と秘所を同時に攻められ、だんだんと亜麻さんが熱くなっていく。
 身体も心も。
 秘所はもうぐちょぐちょになっている。このまま1回イカせて………。
214 名前:特別な3日間[sage] 投稿日:2008/11/17(月) 00:51:17 ID:9WpbswRF

「ま、待って、りっ、ちゃん…っ、指、じゃ、なく…はぁっ、りっちゃんのでっ、イキたいっ、よっ」

 潤んだ目で訴えられて、俺もたまらなくなった。
 指を抜いて亜麻さんの股を開く。確認なんていらなかった。一物を秘所に当て、一気に突っ込む。
 ずぶぶぶぶっ!

「はああぁぁぁああんっ!!」

「うおおっ?!」

 入れた途端、ぎゅうぎゅうと締め付けてきた。どうやら亜麻さんはイッてしまったみたいだ。
 だけど、俺もまた自分を抑えられなくなっていた。手加減無しで腰を打ち付ける。
 ぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっ!

「ぁあっ?! はっ、あっ、あん、ふぁ、はぁんっ」

 イッたばかりで敏感になっているのか、俺の一物が子宮口に届く度に、愛液を迸らせて締め付ける。
 亜麻さんの中はこの上なくキツいのに、挿入は驚くほどスムーズに出来ている。それが俺の動きをより加速させる。
 ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ!

「んあっ、あ、あぅ、あん、はぁん、あああんっ!」

 俺の一物を包み込む熱が、どんどん高くなっていくのを感じる。
 亜麻さんの熱に当てられたように、背中にぞわぞわと射精感が這い上がっていくのを感じる。

「はっ、はっ、はっ、はっ、あ、亜麻っ、亜麻っ!」

「はあ、あっ、あっ、はぁんっ、り、りっちゃ、んっ!」

 思わず呼び捨てにしてしまったが、目が合った瞬間に亜麻さんが照れくさそうに笑みを浮かべた。
 亜麻さんは呼び捨てを認めるかのように、両足を俺の腰に巻きつけてきた。限界まで腰の動きを速める。
 ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんっ!!

「くぅぁっ?! で、でるっ!!」

 びゅるるるるっ!! びゅくびゅくびゅくっ!!

「はあ?! ああぁぁぁぁぁぁぁあああああん!!」

 俺の射精を受けて、亜麻さんは2度目の絶頂に達した。巻きつけた両足と秘所を力いっぱい締め付ける。
 びゅくんびゅくんびゅくんっ!!
 未だに止まらない射精。精子が注がれる度に、亜麻さんの身体がビクンビクンと跳ねた。
 子宮に収まりきらなかったのか、接合部の僅かな隙間から、愛液と精子が混ざったものが漏れ出てきた。

「あ……ああっ…りっ…ちゃん………」

 虚ろな目で俺を見上げる亜麻さん。身体がプルプルと震えて、力が入らないようだ。まあ、初っ端から激しかったしな。
215 名前:特別な3日間[sage] 投稿日:2008/11/17(月) 00:53:14 ID:9WpbswRF

 だけど俺の一物はまだまだ硬いままだ。俺は亜麻さんの背中に手を回して、亜麻さんを抱き起こす。

「っああっ?! り、りっ…ちゃん……っ」

 抱き起こした拍子に、硬いままの一物が子宮口を突いたせいで、また足と秘所を締め付けてくる。
 亜麻さんをしっかりと抱きしめて、深いキスを交わす。亜麻さんもまた、両手を俺の背中に回して舌を絡めてきた。

「んふぅ……りっちゃぁん………」

 お互い抱きついた姿勢のまま、俺は2度目の絶頂を目指して腰を振り始めた………。





 何度交わったのか、何度射精したのか、分からぬまま。
 意識が朦朧とする中で、ただお互いを求め合う。
 限られた時の中、ありったけの想いを込めて。
 そして。
 びゅるるっ、びゅるるるるっ!!

「ふあああぁぁぁぁぁぁぁん………」

 何度目かも分からない絶頂を迎えた亜麻さんは、俺の上で気を失った。
 俺もまた意識が落ちかけたが、最後の力を振り絞って布団を亜麻さんの上から掛けて………意識を手放した………。
216 名前:特別な3日間[sage] 投稿日:2008/11/17(月) 00:54:34 ID:9WpbswRF


「………んんっ………」

 真っ暗闇の中に光が差し込んだかのように、目を焼く太陽の熱に意識を起こされる。
 意識が覚醒するのと同時に、身体に圧し掛かる重みが亜麻さんの存在を伝えてくれる。
 昨日は激しく愛し合ったせいか、未だに起きる気配がない。まあ、無理もないか。
 時計を見て、時間を確認する。亜沙先輩達が帰ってくるまで、まだ時間がある。
 すやすやと眠る亜麻さんに、ふと悪戯心が沸き起こる。思いついたらもう止まらなかった。
 とりあえず、眠っている亜麻さんを退かす。全然起きる気配がない亜麻さんを尻目に、俺は風呂場へ行って湯を沸かすスイッチを入れる。
 これで後は待つだけ、というのもつまらないので、亜麻さんの部屋に戻る。
 眠っている亜麻さんを仰向けにし、股を開いて挿入出来る位置を確保する。
 流石に濡れてない状態で入れるほど、俺は無謀じゃない。
 亜麻さんに覆いかぶさって、幼い外観から想像つかない大きな胸に吸い付いた。
 ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅうううっ。

「…あっ、あん、あっ、ああん………」

 眠っていても、しっかりと反応する亜麻さんの胸をじっくり味わう。
 しばらくして、片手を秘所へと持っていく。そこは既にしっとりと濡れていた。
 くちゅり、と音を立てて指が入っていく。膣肉の熱が、昨日の熱い夜を思い出させて、俺の一物が硬くなっていく。
 喘ぎ声を上げて感じているのに、全然目を覚まさない亜麻さん。
 秘所に入れた指を動かしてどんどん濡らしていく。少し弄ると、ぐちゅぐちゅと大量の愛液が指を伝って流れてきた。
 ここまで濡れればいいだろう。しかし、ここまでやっても未だに起きないとは……。どこまで出来るか試すのも面白いかな。
 かちかちに固まった一物を亜麻さんの秘所にあてがい、ゆっくりと埋没していった。
 ずぶ、ずぶ、ずぶ、ずぶ、ずぶ、ずぶ。

「うんっ、あっ、あん、ああっ、はぁんっ…」

 最奥まで突き入れて、そこで止める。亜麻さんの背中に手を回して抱き起こした。

「うぅん………ふぁ? あれ? りっちゃん…?」

 ようやく目を覚ました亜麻さん。ぼーっと俺を見つめている様は、まだ現状を理解出来てないことが見て取れる。
 俺はほんの少し腰を動かす。亜麻さんの中に入れた一物が、膣内をわずかに刺激した。

「ふぁあっ?! ええっ?! り、りっちゃんまさかボクが眠ってからもずっとシテたわけ!?」
217 名前:特別な3日間[sage] 投稿日:2008/11/17(月) 00:55:50 ID:9WpbswRF

 性感を刺激されて完全に目を覚ましたようだが―――いや、まだ寝惚けてるのか、何か物凄い誤解をしているようだし。
 まあ、寝てるところにこんな事してるから誤解されても無理もないか。

「…そんなわけないでしょ。亜麻さんとほとんど同時に、俺も眠っちゃいましたから。
 それで、ついさっき起きたばかりなんですよ」

「…起きていきなりしちゃう、普通?」

「亜沙先輩達が帰ってくるまで、まだ時間があったので」

「う〜っ、でもぉ…あの後お風呂入ってなかったし、せめて身体をキレイにしてからにしたいんだけど……」

 亜麻さんの抗議も当然だろう。だからこそ、俺は………、

「亜麻さん、とりあえずしっかりと抱きついて下さい」

 訳が分からない、といった風な亜麻さんだが、俺の言う通りにしっかりとしがみつく。

「じゃあ、ちゃんと摑まってて下さいね」

 そのままの状態で、俺はベッドから降りて立ち上がった。

「え? え? ええっ?」

「さっきお風呂沸かしてきましたから、一緒に入りましょう」

「一緒に入るのはいいけど……ま、まままままさかりっちゃんこのまま行くの!?」

 それには答えずにイタズラっぽく笑みを見せて、なるべく振動を与えないように歩き始めた。

「ふあぁっ……り、りっちゃぁん……か、感じすぎるよぉ〜…」

 僅かな振動でさえ結構な刺激になっている。
 ベッドで交わってる時とは違う………何と言うか、亜麻さんを持ち上げているんだ、というある種の征服感が別の意味で俺を興奮させている。

「あぅ…ふぅん…りっちゃんのがぁ、ボクのこと突き上げてるぅ…」

 もう俺が言わずともがっちりと抱きついている亜麻さん。手だけでなく足まで巻きつけて、まるで木にしがみついたコアラのようだ。
 本来なら俺が亜麻さんの足を支えるのが普通だろうが、その状態だと亜麻さんの足が広がってしまい部屋のドアを潜り抜ける時など邪魔になる。
 それに、こっちの方が亜麻さんにとって刺激が増すようだからよしとしよう。
 風呂場へ行く為に、亜麻さんの部屋がある2階から1階へ下りていく。

「ふぅんっ、あぅっ、あん、はぁっ、はんっ…」

 1歩1歩と階段を下りる度に、その振動が接合部を刺激して、それが快感をもたらす。
 あまりの快感に、その場で腰を振り出したくなる衝動にかられるが、なんとか我慢する。
 階段を下りきって風呂場へと入る。
219 名前:特別な3日間[sage] 投稿日:2008/11/17(月) 00:59:58 ID:9WpbswRF

「はあっ…やっと着いたよぉ〜……着く前にイッちゃうかとふあぁっ?!」

 俺も我慢の限界だった。上下に腰を振って亜麻さんを攻め立て、自らも絶頂へと導く。

「ひゃぁあん、あ、あっ、はあ、はぁん、やぁあん、ふぁあん…」

 風呂場に着いた時から、お互い絶頂が近かった。腰を振り始めた途端、射精感が込み上げてきたのが分かった。
 一物が爆発する前に、亜麻さんをイカせるべく高速で小刻みに腰を振った。

「あ、は、あ、あ、あ、あ、はっ、あああああ……」

 ぎゅぎゅうと亜麻さんの膣が締め付けてきて、俺は限界を迎えた。
 どぷぷぷっ、どくっどくっどくっ!!

「はああっ?! あ、ああああああぁあぁぁぁぁああんっ!!」

 亜麻さんも絶頂に達する。身体が密着しているので、射精に合わせて亜麻さんがビクンビクンと震えるのが良く分かった。

「あぅぅ………りっちゃんってやっぱり絶倫さんだよぉ…。昨日もたくさん出したのに、今もこんなに出てるなんて凄すぎるよ。
 ………おまけに1度じゃ終わらないのは相変わらずだね、りっちゃん」

 亜麻さんを貫いてる一物は硬さが失われていない。我ながら呆れるほどの精力だった。

「次で最後にしますよ。沢山シテいる時間は無いですし、昨日ので流石に腰がキツいですから。
 ………それにいい加減区切りを付けないと、未練になっちゃいますから」

 一時の気の迷いでは済まなくなってしまいそうで、正直怖かった。

「………そうだね。ボクには愛する旦那様がいるんだし、りっちゃんにもカエちゃんがいるもんね」

「亜麻さんの方はともかく、楓とはそんな関係じゃないですよ。
 女性と肌を重ねたのは亜麻さんが初めてですし、楓と関係を持つことは多分ありません………」

 周りが俺達をどう見てるかは知らないが、俺と楓の関係は決して甘いものではない。
 俺が過去に吐いた1つの嘘が、楓の心を罪の鎖で縛り付けてしまったのだ。
 俺から離れられず、くっつくことも出来ない、そんな中途半端な関係に明るい未来なんてあるはずも無い。
 俺に出来ることといえば、そんな因縁を断ち切ることだけだ。

「………とりあえず先に身体洗おうよ、りっちゃん」

 思うところはあったのだろうが、結局は何も聞かないでいてくれた。俺は亜麻さんから一物を抜き出して、風呂用の椅子に座らせる。

「あぁん、りっちゃんの熱いのが出てっちゃうぅ……」

 亜麻さんの股間から、俺の精液がどろどろっと流れてきた。その様に一物は硬くなりっぱなしだったが、今は静めようがない。
 スポンジに液体石鹸を付けて泡立てる。

「まずは亜麻さんからいきますよ。痛かったら言ってください」

 そう断って、亜麻さんの身体をスポンジでこすり始めた。
220 名前:特別な3日間[sage] 投稿日:2008/11/17(月) 01:01:51 ID:9WpbswRF

 女性の身体を洗ってあげるなんて初めてだから正直戸惑うが、俺が自分で洗うよりは力加減は抑えた方がいいよな。
 気持ち力弱めにして、上から洗っていく。

「これぐらいで大丈夫ですか?」

「うん、上手だよりっちゃん♪」

 よかった、女性の肌はデリケートだからな、力が余分に入らないように気を付けないと。
 洗っている途中、胸の辺りに差し掛かって、思わず素手で揉みたくなる欲求に駆られるが、何とか抑え込んだ。
 普通に洗っても、僅かに喘ぎ声を出してたのは困ったものだったが。
 それから順調に腹、足、お尻ときて最後に亜麻さんの大事な場所。
 亜麻さんと愛し合う為に、お互い繋がった所。ごくりと生唾を飲み込んだが、欲望を抑えて洗い出した。

「はぁ、はぁ…りっちゃんに洗ってもらうと、凄く気持ちいいよぉ…」

 悩ましげな亜麻さんの甘い声に、俺の一物は痛いくらいに張り詰めていた。

「ふぅ、これで終わり、と。亜麻さん、流しますよ〜」

 シャワーを出して、亜麻さんの身体に付いた泡を丁寧に洗い流していく。
 全て流し終わった後、今度は俺が亜麻さんに洗ってもらうことになった。

「今度はりっちゃんだよ〜。…うん、やっぱりりっちゃんも男の人なんだね。背中が広いよ♪
 りっちゃんも痛かったら、気を遣わずにちゃんと言ってね」

 とは言ったものの、亜麻さんの洗い方は大変上手だった。きっと葉さんと一緒に入っていて慣れているのだろう。
 一通り洗い終えて、最後に元気良くそそり立つ一物が残った。

「うわぁ〜、こうして見るとホントにおっきいんだね。こんなのがボクのナカに入っちゃってたんだぁ……」

 じっくり見られるとかなり恥ずかしい。亜麻さんはスポンジを置いて、手に直接液体石鹸を付けて一物に触れてきた。

「うぁぁ、あ、亜麻さん……」

「りっちゃん、痛くない?」

「気持ちいいです、亜麻さんの手」

 亜麻さんの手の感触は、膣内とはまた違う快感をもたらしていた。
 まず一物全体に石鹸を塗りつけて、そして先っぽの方から揉むように洗っていく。
 俺は恥ずかしながらも、声を上げて感じてしまった。

「はっ、はっ、はっ……うぁっ、はぁっ…」

 背筋からぞわぞわと射精感が這い上がってくるのを感じる。

「あ、亜麻さん、俺、もう………」

「イきそ? りっちゃん」

「は、はいっ………ううっ、ああああっ!」

 どびゅっ、びゅるるるるっ!
 あまりの気持ちよさに、勢いよく精液を発射してしまった。飛び出た精液は、一物を洗うために俺の前にいた亜麻さんに浴びせられた。
221 名前:特別な3日間[sage] 投稿日:2008/11/17(月) 01:03:41 ID:9WpbswRF

「まだこんなに出るんだねぇ〜、りっちゃん凄すぎ♪」

 無邪気に笑いながら、身体に付いた精液を指ですくい上げる亜麻さん。

「おまけにまだ治まらないし、りっちゃんの」

 いたずらっぽく精液の付いた指でぴん、と硬いままの俺の一物を弾く。
 俺は反射的に亜麻さんの秘所に手を伸ばす。そこはちゅぷっ、と音を立てて俺の指をあっさりと呑み込んだ。

「あぁんっ」

「そういう亜麻さんだって期待してるくせに」

「だってぇ………りっちゃんの逞しいの見てたら欲しくなっちゃうもん」

 亜麻さんはシャワーで俺に付いた石鹸と、自分に付いた精液を洗い流していく。
 お互いキレイになったところで、再び繋がった。俺が椅子に座ったままなので、必然的に対面座位になる。

「はぁんっ……あぅぅ、これじゃさっきと同じだよぅ。奥までゴツゴツって当たって気持ち良過ぎるぅ〜」

「俺もです……亜麻さん、さっきみたく足を腰に回してくれませんか?」

 俺の頼みを聞き入れて、足を腰に絡ませる。同時に秘所もぎゅっと締まった。

「亜麻さん、何だかんだ言ってこの体勢結構好きなんじゃないですか?
 亜麻さんのアソコ、ぎゅうぎゅうって締め付けて来ますよ」

 意地悪っぽく言ってみる。ついでに腰もゆさゆさと振って刺激を与える。

「ああっ、はぁん、あぅぅ…りっちゃんのいじわるぅ〜」

 そう言われても、こんな可愛い様を見せられるとつい意地悪したくなるんだよな。
 これで最後、そう決めていたから、腰の動きもゆっくりとしたものになった。
 ぐちゅ…じゅくっ…ぶちゅ…にちゅ…。

「あん…はぁっ…ふぅん…はぅん…ああっ、りっちゃぁん……」
222 名前:特別な3日間[sage] 投稿日:2008/11/17(月) 01:04:29 ID:9WpbswRF

 とろんとした目で見上げてくる亜麻さん。切なげなその表情に惹かれたかのように、俺は亜麻さんと唇を合わせた。

「んんっ、はむっ、ぴちゃ、ちゅるっ、ふむぅ…」

 舌を絡めてお互いに貪り合う。こっちも名残惜しさか、ゆっくりとしたものになった。

「んむっ…ふぅんっ…はむっ…ちゅるっ…んふっ…」

 舌を絡め合い、腰を振ってお互いを求め合う。
 ゆっくりと、ゆっくりと想いを高め合う。
 高くなっていく身体の熱………もう目の前にいる女性(ひと)のことしか考えられない。
 時折合う視線が、亜麻さんの心を伝えているかのように、心を熱くする。

「りっちゃん…りっちゃん…りっちゃぁん………」

 舌を絡め合うのをやめ、離れた亜麻さんの唇から、うわ言のように俺の名を呟いている。
 ゆっくりとした動きではあっても、膣の締め付けはかなりのもので、俺の方もじわりじわりと背筋に快楽が走るのを感じる。
 もう自分を抑えることを考えられなくなって、徐々に腰の動きが速くなっていく。
 じゅぷっ、ぐちゅ、ぶちゅっ、ぐちゅっ。

「はうっ、あん、あぁんっ、はぁん、はあぁっ…」

 膣内はもう火傷しそうなくらいに熱かった。無論、そう感じただけで実際はそうではないのだが、昂った心がそう思わせているのだろう。
 腰を動かす度に一物に絡み付く愛液の量も増えてきて、接合部はびちゃびちゃ、その下も淫猥な水溜りがいくつも出来ていた。

「あっ、あっ、はぁ、あぅ、ふぅん、んふぅ、はぁぁん…」

 ぞわり、と背筋に射精感を感じて、俺はラストスパートをかけた。
 ぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっ! と腰を打ち付ける強さを上げる。
 打ち付ける度に、亜麻さんの身体がビクッ、ビクッと跳ね、嬌声も高くなってきた。

「ううっ、あああっ! あ、亜麻さんっ、俺っ、もうっ!」

「あっ、あっ、だ、出してっ…りっちゃんのっ、ボクのナカにぃっ!」

 巻きつけた足に力が入り、腕も巻きつけてぴったりと密着した。
 それが合図となったかのように、俺の一物も爆発した。
 どびゅっ、どくっ、どくっ、びゅるるるるっ!!

「ああぁぁぁぁ、はああああぁぁぁぁぁぁん!!」

 今までで1番高い嬌声を上げて、亜麻さんも達した。
 痛いくらいに膣を締め付けて、俺の精液を全て搾り取らんとしている。

「…ふぅぅ……はぁっ、はぁっ………りっちゃん凄いね、ボク、お腹いっぱいだよぅ………」

 どうやら過剰な膣内射精のより、亜麻さんのお腹は少し膨らんでいた。
 しばらくは繋がったまま絶頂の余韻に浸っていたけど、いつまでもそのままというわけにはいかないので、繋がりを解いた。
223 名前:特別な3日間[sage] 投稿日:2008/11/17(月) 01:06:44 ID:9WpbswRF

「あぁん…りっちゃんが出ていっちゃう〜」

 一物を抜いた瞬間、亜麻さんのナカに出した精液がどろどろっと出てきた。
 亜麻さんは股間を抑えてるけど、それでも隙間から溢れてきた。よくこんなに出たもんだ。
 しばらくして精液の逆流が治まった。

「あ〜あ、りっちゃんのが無くなっちゃったよ………」

「いや、亜麻さん、流石にお腹膨らましたままじゃまずいでしょ」

「そうだけどさ、何か勿体無いって気がして」

 俺は苦笑しつつ、シャワーを出して亜麻さんと俺に付いたままの、交わりの名残を洗い流していく。
 全て流し終えて、一緒に湯船に入った。
 さっきまでの行為のおかげか、身体は芯から熱かったが、これが最後だからということで一緒に入る事にした。
 亜麻さんは背中を向けて、俺に身体を預ける形で入っている。俺は後ろから手を回して、亜麻さんを抱きしめていた。

「うふふっ、何かいいねこういうの。りっちゃんに抱きしめられてるのが、こんなにあったかいって感じてる」

「俺もです。亜麻さんが俺の腕の中にいるって思うと、何だか安心しちゃいます」

 亜麻さんの体温、鼓動、匂いをいっぱい感じて、しばらく抱きしめていた。
 風呂から上がった後は、ちょっと大変だったけど。
224 名前:特別な3日間[sage] 投稿日:2008/11/17(月) 01:08:28 ID:9WpbswRF

「ふぅ、何とか間に合いましたね、亜麻さん」

「ホントだよ〜……あーちゃんにばれたら大騒ぎになっちゃうからね」

 全ての後片付けを終えて、2人してソファーでぐったりしていた。
 というのも、風呂から上がった後、あちこちに愛し合った痕跡があったのを見つけたからだ。
 また亜沙先輩が帰ってくる時間が迫っていたのもあって、2人して証拠隠滅に必死だったからだ。
 布団のシーツなどは洗って干しておけばよかったのだが、風呂場に行く時に亜麻さんと繋がったままだったので、愛液があちこちに落ちていた。
 それを急いで雑巾掛けして、乾かして―――こっちは俺が担当した。作業を分担して同時にやらないと間に合わなかったから。

「間に合ったんだから、よしとしましょう」

「そうだね〜♪」

 亜麻さんが大らかで助かった………。これが亜沙先輩だったら小言の2つ3つは確実に言われただろう。
 昨日のように2人でのんびりと寄り添って………しばらくして玄関のチャイムが鳴った。

「帰ってきたのかな? あーちゃん達」

「行ってみましょう」

 亜沙先輩は出かける時に鍵を持たなかったので、昨日帰ってくる時間を伝えてなるべくその時間には家に居て欲しいと連絡があった。
 時間も昨日の連絡通りだ。
 案の定、玄関を開けると、

「たっだいま〜♪」

 元気良く入ってきた、2日ぶりの亜沙先輩がいた。その後ろには控えめな幼馴染みの姿もあった。

「おかえり〜、あーちゃん♪」

 早速娘に抱きつく母親。傍から見ると姉妹にしか見えないんだから、世の中分からないもんだ。

「おかえり、楓。まあ、ここで言うのも変な話だけどな」

「ただいまです、稟くん。確かにそうですね」

 俺はそのまま靴を履いて、楓の隣に並んだ。

「亜麻さん、この3日間お世話になりました」

「ボクの方こそ助かっちゃったよ。また、泊まりに来てね。今度はあーちゃんが居る時にでも♪」

「ちょ、お母さん!? 何でボクが居る時なの!?」

「な〜んで〜かな〜♪」

 焦る亜沙先輩とにこやかな亜麻さんに別れを告げ、俺達は時雨家を後にした。
225 名前:特別な3日間[sage] 投稿日:2008/11/17(月) 01:09:48 ID:9WpbswRF

 俺達はお互い、3日間の事を話しながら歩いていると、

「りっちゃ〜ん、忘れ物だよ〜」

 亜麻さんが追いかけてきた。

「楓、先に行っててくれ」

「分かりました」

 楓を先に行かせ、俺は亜麻さんの方に行く。
 はて、忘れ物なんてあったっけ?

「亜麻さん、忘れ物って何です?」

 追いついてきた亜麻さんに聞いてみた。
 亜麻さんは何も言わずに、俺の頭に手を回して自分の方に引き寄せて、

「んっ♪」

 キスをしてきた。
 いきなりな出来事に呆然としていると、

「またね、りっちゃん♪」

 輝かんばかりの笑顔を見せて、そのまま去っていった。

「………」

 しばらく立ち尽くしていると、

「どうかしたんですか、稟くん?」

 楓に呼びかけられて、はっとした。

「い、いや、何でもない。ちょっと亜麻さんにお茶目なイタズラされてね」

「うふふっ、珍しいですね、亜麻さんがそんな事をするなんて」

「子は親に似る、あの人はやっぱり亜沙先輩のお母さんだってことだよ」

 本当の事を言う訳にはいかなかったので、適当に誤魔化したが上手くいったようだ。

「じゃ、もう用事も済んだし帰ろうか」

「はい」

 今度こそ帰路に着いた。



 こうして俺と亜麻さんの3日間は終わりを告げた。
226 名前:特別な3日間[sage] 投稿日:2008/11/17(月) 01:12:57 ID:9WpbswRF
ようやく終わりを迎えることが出来ました。
今回はかなり大量に投下しましたが、いかがでしたでしょうか?
感想お待ちしておりますm(_ _)m

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