546 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 20:15:26 ID:bZpj6Nxy
>>540の続き投下しまーす
えーとあと12くらいあるんでサル回避の為に半分くらい投下したらちょっと間を開けて投下します
547 名前:あなたとならどこまでも.6[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 20:17:20 ID:bZpj6Nxy
「おかしいな?」

呼び鈴の音は聴こえた筈だが肝心の家主が出てこない。
というより人が居る感じがしない。
「……えっ?」
ドアノブに手をかけると拍子抜けするほど容易く玄関のドアが押しやられた。
「鍵も掛けずにえらく無用心だな」
違和感を覚えながら中を覗いた瞬間、稟の違和感は確信じみたものに変化していた。
誰一人いないガランとした広い玄関ホール。それだけではない。
何時もなら少し目映いくらいの照明が、今は全くついていないのだ。
「ネリネ? ……おじさん?」
呼んでみても返事はなく、自分の声のみ反響してくるだけだ。

おじさん夫婦は留守なのだろうか。
何時もならどちらかが迎え入れてくれるのだが。

ギシ

不意に耳に入ってくる何かが軋む音。
それに混じって声のような音が聴こえた気がした。
「ネリネ……? 居るのか?」
やはり返事は返ってこない。稟は首を傾げながらもネリネの部屋へ向かうことにした。

……

「…………あ……………り………」
ネリネの部屋に近付くにつれて声の主がネリネである事ははっきりしてきた。
しかし、それと同時に何か独特な紅茶の、ミルクティーの香りが漂ってきていた。
とても甘くて嗅いでいると何故か引き寄せられる香り……。
稟はまるでその香りに引き寄せられるようにネリネの部屋にたどり着いた。
「……稟さま……んんっ……稟さまっ……!」

ドアの向こうで何が起こっているかを稟には容易く予想する事ができた。
稟としては一番避けたかった事態である。
だが、その時の紅茶の妖しい香りを稟は酷く魅力的に感じてしまっていた。
「あうぅっ!……んんんっ!」
分かっているのにドアに手をかけてしまう。
そう、まるで食肉植物に引き寄せられた昆虫のように部屋の中へ足を踏み入れてしまったのだった。

「ネリ……ネ……?」
我が目を疑った。
あの清楚なネリネが大きく足を拡げ自らを慰めている。
服を捲し上げ双丘の片割れを揉みしだきその頂点を痛そうな程に摘んでいた。
そしてもう片方の手はスカートの内側……更にその奥の薄布の内側に入り込んで蠢いていた。
「稟さまっ……身体が熱くて、指が、指が止まらないんです……!」
あまりの状況に声も出ず、稟は金縛りに遭ったようにネリネの行為を見つめていた。
「ダメ……、ダメ、です……!このままだと、イッて……あぁっ!」
既にかなり高まっていたらしいネリネはどんどん指の動きを早めていく。
ぐちょぐちょという艶かしい音と共に座っていたベッドに大きな染みが浮かび上がっていった。
548 名前:あなたとならどこまでも.7[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 20:18:20 ID:bZpj6Nxy
「はぁ、ううぅっ! ああ、ああぁ……も、ダメぇ、い、くぅ……!」
ネリネの全身がビクつき絶頂が間近である事を示していた。
布地の向こうで手の動きがいっそう激しくなるのが遠目にも分かる。
愛液は下着を滲ませる程度の量どころではなく、まるでコップ一杯の水ををそこにブチ撒けたようにダラダラと流れ出していた。
「り、稟様っ!わた、私っ、イッて……あああぁぁぁあぁああ!!」
腰を押し出すように背を反らし、全身を快感に打ち震わせながらネリネが絶頂を迎える。
「ふあ、あ、あ、あぁ……」
愛液なのか小水なのか分からない量の体液を秘部から吐き出すとネリネはクタリと力無くベッドに横たわった。
「……ネリネ……!」
途端、我に返った稟はネリネの元に駆け寄るとその身体を抱き上げた。
「お、おい、ネリネ!しっかりしてくれ!」
ネリネの視点は定まらずどこか宙を舞っていたが、
「稟、さま」
その赤い瞳が稟を捉えるとその首元に手を回した。
紅色に染まる頬。ぷるんと潤んだ唇。
グイと寄せられたネリネの瞳は情欲のみを映している。
稟にはそれらがある種の恐怖の様に感じられた。
「ネ、ネリ……ネ? うっ!?」
「んっ、んん、はぁ……んっ」
貪るようにネリネが唇を合わせ舌をねじ込ませる。
ネリネは普段からは考えられないほど積極的に土見稟という男性を求めていた。
「ぷはっ、ネリネ……っ、ちょっと待っ……むぐっ」「稟さま……稟さま……!んっ、あぅ、はふ、んん……」
ネリネの口内から甘い味が伝わってくる。とても甘く、思考さえ溶かされてしまいそうな……。

(や、ヤバい、このままじゃ本当に……!)

「プハッ! ネリネちょっと待ってくれ!」
唇を多少強引に引き剥がすとネリネから顔を背けて行為を中断した。
「なんでこん、な…………え?」
クラリ、と甘い目眩がした。
整然と並んでいた筈のティーポットとカップが真っ直ぐ並んでいるのか、滅茶苦茶に置いてあるのか分からない。
おかしい。何かがおかしい。
ティーカップには飲み掛けのミルクティーが注がれていた。
「稟さまぁ、どうかされましたか……?」
お構い無しにネリネが首筋にキスを降らせてくる。
とても甘えた声が耳をくすぐる。
「ネ、ネリネ、俺……」
「ん、んっ、んっ、 はい……?」
稟のシャツを捲し上げ胸板を擦る。
「俺、俺はっ」
ネリネの全ての動きが稟の官能を刺激する。
「いいんです、稟さま。 私が……私が全て受け止めますから」
瞬間、弾けた。
549 名前:あなたとならどこまでも.8[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 20:19:16 ID:bZpj6Nxy
「ネリネ……!ネリネッ!」
「は、あむぅ、稟さま……、稟さまぁ!」
先程までの一方通行のキスではなく、お互いがお互いを求める────いや、お互いを貪り喰らうような口づけ。
稟がネリネの口内を犯そうとすれば、逆にネリネが稟を征服しようと口内を蹂躙する。
「ぁ、はぁ、んっ、んあっ、あはぁ……!」
いつ果てるとも知らぬ攻めぎ合いを稟が制し、ネリネの手首を抑えてベッドに磔にしていた。
「ひゃうっ!?」
急にネリネが悲鳴を上げる。
それもその筈、ネリネの弱点でもある長い耳を稟が口に含んだからだ。
「あ、だめっ、あっ、あっ、あぁああぁぁ……!」
ゆっくり根本から耳の先までしゃぶりつくしていく。
根本から耳先へ、耳先から根本へ。
「あうっ、くぅぅぅぅぅ〜……!」
流石に昂っていたのもあってネリネは堪らず顔を背けて舐められていた耳を隠した。
稟は少しばかり名残惜しさを感じながらも今は諦めてネリネの頬に唇を落とした。
「ネリネ、すげぇ可愛い……」
「稟、さま……。 ああんっ」
そして更に唇を首筋に這わせる。
ゆっくりゆっくり頬の下辺りから鎖骨へ、鎖骨から肩の方へ、ネリネの豊かな膨らみを大きく迂回して舌を滑らせていく。
そしてバストのアンダーラインに到着すると鳩尾側へ。
「ふ、くうぅん、ハァ、ハァ、はぁん……」
回りから攻められ一行に目的地にたどり着かないもどかしさに切ない声を上げるネリネ。
稟の舌は直接頂点を目指さずに螺旋状に登り詰めてゆく。
「あぁ……あぁあ……ああぁぁあぁぁ……!」
螺旋の渦が遂に収束し、稟の唇が既に固さを帯びていた突起を捉えた。
「きゃうっ!」
ギッと強めに歯を立てるとネリネが犬のような鳴き声を上げる。
乳首を弄び、吸い上げ、舌で転がし、噛みつき、引っ張り上げる。
「稟さま……! あんっ、少しい、痛っ、い、です……。もっと、優しくっ」
腕を抑えられ乳首をいいように弄ばれるネリネが痛みに耐えかねて懇願する。
だが、抑圧されていた欲望は耳を貸さずにネリネの肢体を貪り続けた。
「きゃんっ!ハァ、あうっ、ああっ、ふぁぁぁぁぁ……」
ビクビクと身体を震わせるネリネ。
その声は痛みと快楽が混ざり合っていたが、徐々にその天秤を快楽の側へと傾けていった。
「いやぁ……、そんなにっ、吸い上げないで、ください……っ!」
ネリネの苦悶と恍惚の混ざりあった表情は異常なほど稟の嗜虐心を昂らせた。
550 名前:あなたとならどこまでも.9[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 20:20:13 ID:bZpj6Nxy
おかしい、やっぱり何かがおかしい。
以前はこんなにも興奮を覚えただろうか。
以前ネリネはこんなにも乱れただろうか。

(どうでもいいだろ)
どす黒い衝動が思考を飲み込む。
部屋に充満したネリネとミルクティーの香りが思考に靄をかける。
「稟さま、もっと、もっと、してください……!」
「……ああ」
稟は考える事も儘ならなずに誘われるがままにネリネを求めていった。

拘束していた両腕を解放すると軽く口付けを交わし、喉元に舌を這わせる。
そのままズズッと下へ唾液のスジを作りながら双丘の谷間を潜り抜けた。
「り、稟さま…?」
稟がズルズルと後ろに下がり腹部のへこみに舌を到着させる。
「ここを舐めた事はなかったよな」
「り、稟さま、そこはおヘソ……ひゃう!?」
ネリネが驚きの声をあげた。
「いやっ、稟さま!そこは、ダメッ!ダメでっ、すぅ!」
流石にヘソの穴を舐められた経験は無かっただろう。
ネリネは初めての感覚に身を捩らせて稟の舌から逃れようとする。
しかし、稟が押さえつけているためネリネは腰を婬猥にくねらせてしまうだけだった。
そんなネリネの様子に稟は更に興奮を覚え舌を更に奥へ捩じ込ませた。
口を覆い被せてまるで舌を別の生き物のように動かしネリネのヘソを蹂躙しつづける。
「いやぁ!くぅ……!ハァッハァッ、だ、ダメです、稟さま! 本当に、ダメなんですっ!」
本当に限界だったらしい。ネリネは稟の頭をグイと押し退けて明確に拒絶した。
「ぷはっ、ハァハァ……」
「ああぅ!ハァッ、ハッ、ハッ、ハッ……!」
かなり強烈な快感を与えられ、ネリネは何度も肩で息をしながらビクビクと肢体を震わせていた。
その瞳の端には涙が浮かんでいる。

(ああ、ダメだ、俺、ネリネを滅茶苦茶にしたい。なぶって、犯し尽くしたい)
ふと、ミルクティーの香りが鼻孔をついた。
テーブルを見やるとティーカップ、ポット、そして……
稟の口端がニヤリと邪に歪む。

「ネリネ」
「は……、は……」
先程の余韻も冷め遣らぬままのネリネは返事すら儘ならないようである。
稟は構わずにネリネの股ぐらに陣取るとカチャカチャと自らのベルトを外した。
そして、チャックを下ろすと先程から暴発寸前だった稟の欲望がシタシタと涎を垂らしながら現れた。
「稟……さま……?…………!!」
ネリネの表情が堅く強張る。
稟の怒張は少しは見慣れたとはいえまだネリネには刺激が強いらしい。
しかし、ネリネはそれ以上にその手に握られた物に見いっている。
稟の手には小さな陶器のミルクピッチャーが握られていた。
551 名前:あなたとならどこまでも.10[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 20:23:39 ID:bZpj6Nxy
「稟さま、それは……!」
ネリネの瞳に焦燥の色が浮かぶ。
いや、何かに怯えてるようにも見える気がする。
「どうしたんだ?」
「いえ、あの、その……」ゴニョゴニョと口籠るネリネ。
稟はちょっと不審に感じたものの、それも束の間。
ネリネの乳首目掛けてミルクピッチャーを傾けた。
「こうするとちょっとエッチだと思わないか?」
「り、稟さま!やめ……!!」
ボタボタというミルクが滴る音と共にネリネの乳房が汚されていく。
「────っ!」
ネリネが声にならない悲鳴を上げる。
少し粘度の高いミルクがまるでネリネの乳首から吹き出したように垂れて白い軌跡を作りあげた。
「うわ……、母乳が出てきたみたいに見える……」
「ひっ、ぐ、ふぅ……ひあぁ……!」
ただ、液体を溢しただけなのにネリネは身体を戦慄かせ、奥歯を噛み締め、快楽に耐えようと必死に悶えている。
「そんなに良かったのか? それじゃあ、バランスも悪いし……」
「だ、だめですっ!それはただのミルクじゃ……あああぁぁあぁあぁああっ!!」
ミルクをもう片方へ垂らすとネリネが更に身体を戦慄かせる。
その異常な感度と、『直前の言葉』に稟の全ての行動が停止した。
「ただのミルクじゃ……?」
(ただの……ミルクじゃ………………ない!?)
慌てミルクピッチャーの中身を確認してみるがどう見てもただのミルクである。
濃厚で甘い香りが先程のミルクティーのものと同一である事を示していた。
(えっ?……どう見てもただの牛乳……)
「はぁっ、はぁっ、はぁっ」
顔を紅潮させ息を荒げるネリネを見る限りただのミルクではないことは明白だった。
「じゃあ、これは一体……」
恐る恐るピッチャーに口をつけて軽く啜る。
少し濃い目のクリームのような口当たりと共に牛乳の味が口に拡がる。
「……やっぱりただの…………!!!」
突然意識が歪み、欲望が支配率を高め始めた。
鼓動が早まり稟の怒張が更に張り詰める。
(ただのミルクじゃない! これは)
「もしかして、媚薬か何かなのか?!」
稟の叫ぶような問いにネリネは答えようとしなかった。
いや、は答えられなかったが正しいかもしれない。
ネリネは未だに息を荒げていて上手く喋れない状態だったからだ。
「ぐうっ、ヤバ、い」
失落寸前の理性の城塞が崩壊していく音が稟には聴こえていた。
552 名前:あなたとならどこまでも.11[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 20:24:40 ID:bZpj6Nxy
「きゃあっ!?」
引き剥がす勢いでネリネの下着を取り去ると、両足首を掴み上げグイとV字に広げて頭の方に倒した。
青い茂みとその奥にある陰部、そして更に下部にある恥ずかしい穴までも丸見えになる婬猥なポーズ。
ネリネのそこは既に汁にまみれて洪水どころの騒ぎではなかった。
「稟さま……この格好は、は、恥ずかし……きゃうっ!」
まるで野獣のようにネリネに食らい付く稟。
じゅるじゅると音を立て陰部を吸い上げ、舐め回す。
「ああっ、いやっ!ダメッ、です!そんなに激しくっ……吸わないで、くださいいぃ!」
稟はネリネの言葉が届いていないのか、必死にそこを舐め回していた。
「あっ、あぅ、あっ、ああ、あ、あ、くぅぅぅ……」
舌で包皮を捲り上げるとぷっくりと膨らみを帯びたクリトリスが顔を出した。
稟は更なる快感をネリネに与えようと、その突起部分をチロチロと舌先で前後させる。
「きゃうぅうっ! ぃ、いっ、いい、イクッ!イクッ!稟さま、私、もうっ!」
ネリネの顔が真っ赤に染まり唇をキュッと噛み締める。
限界に近付くにつれ身体を強張らせ二度目の絶頂に上りつめて行く。
「ーーーーっ!!」
オーガズムに達したネリネの膣口から堰を切ったように愛液が溢れ出した。
その量はやはり尋常ではなく稟の口元を濡らしていく。
「ぷは! はあ、はぁ、はぶっ……んぐ、んぐっ……」
「……あ……は…………う……あ…………」
恍惚の表情でだらしなく涎を垂らすネリネ。
その瞳は焦点が合っていないようにどこか虚空を見詰めていた。
そんなネリネに構わずに稟は陰部から流れ出す愛液をジュルジュルと卑しく吸い続けた。
「ぶはっ、はぁっはぁっはぁっ……」
やっと稟が陰部を解放するとネリネは力無くベッドに横たわって絶頂の余韻の細波に身体を震わせていた。
ぐったりとしたネリネとは対称的に稟の淫棒は更に堅さを増す。
「ネリネ……」
「はっ、はっ、はぁ、はぁん」
最早、我慢の限界、と言わんばかりにネリネの膝を左右に広げそこに自分自身を押し当てる。
そして既にヌルヌルになっている秘裂に淫茎の裏側を擦り付けた。
「はぁ、はぁ、稟……さま」
与えられた刺激によりネリネの意識が徐々に覚醒する。
「稟さま、稟さまぁ……」
切なげな声を漏らしヌルヌルと稟に合わせて腰を動かす。
「ぐっ、ネリネ……」
「はぁ、はぁ、稟さまぁ……お願い、します、私に……ネリネに稟さまをい、入れて、下さい!」
553 名前:あなたとならどこまでも.12[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 20:26:31 ID:bZpj6Nxy
ネリネからの懇願。
勿論、据え膳食わぬはなんとやら、稟がそれに答えない訳がなかった。が、
「ネリネ……その前に」
「んっ、くぅ……は、はい?」
腰を前後に振りネリネに擦り付けながら胸を揉みしだく。
稟のモノはネリネの膣口に納まらずに濡れそぼった陰唇を撫で続けている。
「なんで、こんな事、したんだ……?」
「そ、それ、はぁ……ああうっ!」
挿入は無くただネリネの上をなぞるばかり。
「答えないと、これ以上はしてやらないぞ」
かくいう稟も実際のところ限界なのでしたくて堪らないのだが、この疑問だけはどうしても解いておきたかったのだ。
更にスピードを早めズリズリと秘裂を攻め立てる稟。
「あっ!あうっ!り、稟さま!」
「ほら、どうなんだ、ネリネ!」
「あぁあっ! こ、怖かったんです!」
ピタリと稟の動きが止まる。
「怖、かった?」
「は、はい……その、最近稟さま、こういう事して、下さらないから」
「……」
今にも泣き出しそうな眼でネリネは言葉を続けた。
「……稟さまに……嫌われてしまったんじゃないかって、怖く……なったんです」
稟はあっけにとられた顔でネリネの顔を見詰めていた。
「はは……」
稟の口から軽く笑いが零れる。
それはどこか自嘲じみた乾いた笑い声だった。
「俺達逆の事考えてたんだな」
いきなりクイと大きく腰を引くと
「稟さま……? えっ?」
ゾプッと一気にネリネを貫いた。
「きゃうっ!!?」
「ネリネ、俺がネリネを嫌いになるなんて、あり得ない」
「くは、う、あ、あ……」
一気に侵入してきた稟の淫棒をネリネの膣壁がキュウキュウと締め付け悦びの声を上げる。
密で溢れかえったそこは熱く、蕩けてしまいそうな感覚に稟は溜め息を洩らした。
「くうぅぅ……! 俺も怖かった、んだよ」
「はぁ、はぁ……稟、さま、も……?」
稟の怒張も先程から限界手前だった為、直ぐにでも達してしまいそうだった。

「ネリネを求め、すぎちゃうのが……さ」
「稟さま……」
稟は性欲と理性の狭間でギリギリ耐え凌いでいた。
本当にこのまま先へ進んでいいのか、と。
そんな稟の様子にネリネはフフッ、と気丈に微笑みを返す。
「稟さま、私も……です。私も、稟さまを、嫌いになるなんて、んっ、ありえません」
「ですから……今は、私を求めて下さい……!ネリネの全てを、んうぅっ……!奪ってください!」
554 名前:あなたとならどこまでも[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 21:03:14 ID:bZpj6Nxy
その一言は今の稟を咎めていたものを壊すには充分すぎる程に威力があった。
混沌とした意識は理性の崩壊により一気に欲望へと傾き、最後の無花果の葉を散らす。
そして欲望を爆発させるかの如く挿入された肉棒を激しく注挿させた。
「ネリネッ!」
「あうっ!り、稟さま!稟さま!きゃ、あぅ!」
ガツガツと音がしそうなくらいにネリネの奥底まで荒々しく突き入れ続ける。
その様子はまるで獣のそれだ。
「ああ、ああっ、りん、さまっ、んくっ……はぁ、激し、すぎます!」
ぐちゅぐちゅと淫靡な音が部屋中に響き渡り、それと呼応するように稟とネリネの感度を高め続ける。
「ハァッ、ハァッ……ネ、リネっ!ヤバい、もうっ!」
先程まで我慢し続けた稟にとって、ネリネの膣内は凶悪なほどに気持ちが良すぎた。
ザラリとした膣壁のヒダがカリ首に絡み付き、稟を達せさせようとキュウキュウと締め付ける。
ネリネの膣内は熱く火照り、その結合部からは白く濁った愛液が止めどなく溢れ出していた。
「稟さま!ダメっ、ダメですっ! あぁ、あうっ、一緒にっ、一緒にぃ!」
限界なのはネリネも同じだった。
稟の熱くなったモノに貫かれ、ズンズンと激しく突き上げられる。
その一突き毎に身体に電流が走り、脳天までピリピリとした快感が伝わる。
ネリネはこういった行為でここまで深い快感を感じたことが無かった。
媚薬の効果もあるのだろうが、それ以上に愛しい人が激しく自分を求めてくれている事が悦びに変わっているのだろう。
「ああ、ああっ、あぅっ!はぁ、はぁ、くぅうぅぅ……!」
「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ……」
稟がスピードを早めてを責め立てるとニチャニチャという音に混じりタンタンと太ももの付け根がぶつかる音が聞こえてくる。
その間隔はどんどん狭まり、それと共に稟の射精感が高まっていく。
「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ネリネッ! もう、出る……!」
「あっ、はぁっ!んぅ、り、稟さまっ!中に、中に!ああっ!はぁっ!はぁっ!あうっ!ああっ!あああぁぁぁ!」

ドクンッ

途端、視界が本当に真っ白に染まる。
「ぐぅっ……!!」
「あああぁああぁぁぁぁ!!」
ガクガクと腰が抜ける感覚と共にネリネの膣内を白く汚してていく。
そしてそれを全て吸い出そうとするように膣壁がギュウギュウと稟の肉棒を締め付けていた。
「ぐうぅぅっ……止まら、止まらないっ……!」
555 名前:あなたとならどこまでも.14[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 21:04:41 ID:bZpj6Nxy
稟の射精はとどまる事を知らず容易くネリネの膣内を溢れさせた。
「はぁっ!はぁっ、はぁっ……そん、なっ、まだ、稟さまのが、はぁ、はぁ、入ってくるっ……!」
ダクダクと結合部から白濁液が流れだしベッドシーツを汚していく。
暫く続いた脈動が止まる頃にはシーツは稟の出したものでベトベトになっていた。
「ふぁ……こんなに……いっぱい……」
未だに肩で息をするネリネが愛おしそうに下腹部をさする。
ネリネの下腹部は心なしか膨れているようにさえ見えた。
「…………!  稟さま、そ、その……」
急にネリネが何かに気付いたように顔を赤らめて稟の顔を見つめた。
ネリネが驚くのも無理はない。
先程あれだけ欲望を吐き出した筈の稟の逸物は再び硬さを取り戻して臨戦体制になっているのだ。
「悪い、まだまだ……おさまりそうにない」
ネリネはキョトンとした顔で瞬きを少し繰り返したが直ぐに、謝らないで下さい、と微笑んだ。
「私は……稟さまが満足して下さるまで、お相手しますから」
その表情に稟も顔を赤らめる。
「ネリネ、その台詞は卑怯だぞ……」
上目遣いのネリネの視線から逃れるようにその身体を抱き締めると肩越しに先程のミルクピッチャーが目に入った。
「なあ、ネリネ」
「はい?」
「どうせなら堕ちるトコまで堕ちないか?」
稟の言葉に視線を追って、ネリネはその意味を理解した。
「本気……ですか?」
嫌か?という問い掛けにネリネは首を振る。
少し怖いですけど、と言いながら恐る恐る容器を手に取ると稟にそれを手渡した。
「稟さまとでしたら、何処までも……」

……



「稟さまっ!稟さまっ!」
「ネリネっ!ネリネっ!」もう何度目だろうか。
あれからかなりの時間が経ったにも関わらず稟とネリネの肉欲の宴は続いていた。
あの後からずっと、二人ともに媚薬入りのミルクを飲み、思うがまま性欲をぶつけ合っている状態だ。
匂いだけでもおかしくなってしまう代物を直接飲んでしまった二人に最早理性などという陳腐な感情は一抹も残ってはいなかった。
「ああ、ああぅうっ!またっまたきちゃいます!」
ネリネがその豊満な胸を上下させながら何度目かの絶頂に達する。
「あうっ、はんっ、稟さま、すご、いっ!」
稟も何度も達しているにも関わらず全く萎える事なくネリネを求め続けた。

稟が求めればネリネが答え、
「ネリネ、そ、それ、やばいっ!」
556 名前:あなたとならどこまでも.15[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 21:06:13 ID:bZpj6Nxy
「んっ、んっ、ん、ふう、ううん、こう、れふかぁ……?」
「うあぁ……ぐっ、うぅう!で、出るっ!」

ネリネが求めれば稟が答える。
「り、稟さまぁ!そ、そこは、だめっ、ですぅ!」
「はっ、はあっ、はあっ!」
「稟さまっ、稟さまもっ、うぅぅ……! 気持ち良くなって、下さいっ!」

そして二人ともに奪い合う。
「だ、ダメだ!また出る!」
「わた、私も、はぁっ、はぁっ!あぁっ、あああぁぁ! ダメッ、イクぅ!」

二人が失楽の園から戻ってきた時にはもう明け方近くだった。

…………

……

「おじさん達が居なくて助かったな」
魔王邸の大きめの風呂に浸かりながら稟が呟く。
その膝上にはネリネがちょこんと小さく座っていた。「すみません……あ、あんなに強力なものだったなんて思わなくて……」
ネリネが言うところによればどうやらお酒でいうところの『ほろ酔い』くらいの効果だと思っていたらしい。
「つまり、試しに自分で飲んじゃった訳か」
稟がぼやくように苦笑するとそれに合わせて目の前のネリネの頭が下がる。
どうやら溜め息をついているらしい。
そんな様子に稟はネリネの髪をなだめるように撫でては、湯槽まで浸かった青髪をすいていく。
湯槽の暖かさよりも愛するひとの暖かさが稟には何より温かく感じていた。
「そういえば」
不意に思い出したようにネリネが口を開く。
「ん?」
「あの時言っていた……も、『求めすぎる』ってどういう意味なんでしょうか」「あー、あれか……」
稟がバツが悪そうに頭の後ろを掻く。
そして大きく息を吸うとネリネの肩に両腕を回して語り始めた。
「ネリネってほら、俺からすればこんな風に小さいだろ?」
「だからなんか、壊してしまいそう、とか……そんな怖さがあったんだ」
「でも、やっぱり俺だって男だし、その、したくなる訳で」
「そういう感情だけでネリネを求めるのは、辛いとか痛い思いさせてるだけなんじゃないか、って……」
そんな稟の様子に、ネリネがまわされた腕をほどき振り向く。
「稟さま、女の子は男の子が思ってるよりずっとずっと強いんですよ?」
お母様も言ってました。と一言添えてネリネが微笑みを浮かべる。
「で、ですから、稟さまがわ、私を欲しいと思ったら……言ってください」
ネリネは顔を羞恥に染めながら、それでいて優しさに満ちた表情で稟に答えた。
そしてそれは稟も同様だった。
お互いに照れた表情で見詰め合う稟とネリネ。
557 名前:あなたとならどこまでも.16[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 21:08:11 ID:bZpj6Nxy
その距離はしだいに縮まり、時間が緩やかになっていく。
「ネリネ……」
「稟さま……」
二人の唇が重なった時、その風景の時間はもう動かなかった。


〜エピローグ〜

「いやぁ、ネリネちゃんも元気になったみたいだし良かった、良かった!」
「樹っ!やめっ、ぐるじぃ……!」
昼休み、緑葉樹からのチョークスリーパーを受けている稟。
その後、女性陣から攻撃を受ける緑葉樹。
何時もの風景、何時もの仲間、プラス今日は先輩二名。いつもの昼休みだった。
「なんだか二人とも元気になったみたいで良かったわね」と、亜沙。
「そうですわね、最近はお二人とも暗い感じで皆さん気にしてましたから」と、カレハ。
何だかんだ言って結構心配してくれていたようだ。
「これで稟くんもリンちゃんも元通りで一件落着っす♪」
「でも……一体どうしたんですか?この前まで二人とも変な感じだったのに」
どうやらシアや楓にも感づかれていたらしい。
二人とも興味深々と言った様子でネリネに顔を寄せてきていた。
「え、えーと……」
しかし、流石に言うわけにもいかずネリネは困った表情を浮かべるしかなかった。
「おやぁ?おやおやぁ? 何やらスクープの予感〜♪」
ここぞとばかりに麻弓がデジタルカメラを構えてにじり寄ってきたが、そこに稟が割って入り弁解する。
「ちょっとケンカ気味だっただけだぞ?」
「そうなんですか? なにか、そういうのとも違うような気がしたんですが……」
ネリネと稟の仲も普段とは変わらない感じだったので楓達には逆に違和感は大きかったようだ。
「まあまあ、別にいいじゃない。で、仲直りの方法は……」
流石に事情を知っている人物。困った所に亜沙が助け船を
「やっぱりネリネちゃんが稟ちゃんを襲っちゃったわけ?」
出さずにとんでもない所に投げ出した。
「いえ、その、べ、別に襲っては」
「ちょっと亜沙先輩、何言ってるんですか」
たまらず稟が制止に入るが亜沙はケラケラと笑っている。
が、よく見ると軽く稟の方に向けてに『いいからいいから』と目配せをしているようだ。
どうやら茶化してうやむやにしようとしているらしい。
ここは亜沙に任せた方が得策、と感じて稟も話を合わせて笑い話にする事にした。
「ああ!じゃあ稟ちゃんにお薬盛られてあーんなことやらこーんな事をされちゃったんだ♪」
「な、なーに言ってるんですか。やだなぁ亜沙先輩」
多少引き吊った笑いを浮かべた稟にネリネも気付いて話を合わせようとする。
──だがそれがいけなかった。
「そ、そうです、あれはどちらかと言えば事故ですから……」
「え?」
「事故……?」
558 名前:あなたとならどこまでも.17[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 21:08:59 ID:bZpj6Nxy
まだ暖かな屋上の空気が一瞬にして凍り付いた。
「ネ、ネリネさん……?」
稟の首がギギギと錆び付いたブリキの玩具のように捻る。
振り向くとネリネがあっ、と小さな声を上げたあとに顔を真っ赤にして俯いていた。
「ネ、ネリネちゃん、まさか本当にお薬、盛っちゃった、とか……?」
「稟……、どういうことか詳しく教えてくれないかなぁ……?」
「ま、まて、落ち着け樹」
ジリジリと詰め寄ってくる樹に稟は僅かに後退りしていた。
「リンちゃ〜ん、今の発言についてじーっくりたーっぷりお聞きしたいのですよ♪」
ネリネも同様に麻弓に追い詰められていた。
(ま、まずい!どうにかして切り抜けないと!)
「あ!あれはなんだ!?」
「稟、今時そんな手に引っ掛かる間抜けはいないよ」
流石にこんな古典的な手には樹は引っ掛かってくれなかった。が、
「え、アレって?」
後ろでシアが引っ掛かっていた。
「いたぞ……」
「俺様も初めて見た……じゃないよ!説明!」
「うぐ、だから、その、な?………………あ、紅女史」
「だからそんな手には……」
「ん?どうかしたのか?」
「ぅえっ!?」
ふと樹の真後ろから聞き覚えのある声が聴こえてくる。
そこには正真正銘の担任、紅薔薇撫子女史が立っていた。
「たまたま近くを通ったから緑葉に補修をサボった理由を聞いておこうと思ってな。……なぁ、緑葉」
「え、えーとあれはですね、その、やむにやまれぬ事情が……」
珍しく樹が縮こまって視線を泳がせている。
どうやら相当に紅女史を怒らせてしまっていたらしい。
「今だ!ネリネ!」
皆が樹と紅女史のやりとりに気を取られているうちに稟はネリネの手を引いた。
「きゃあ!?」
ネリネもそちらに気を取られていたらしく、バタバタとバランスを崩しながらも一緒に駆け出す。
「あっ!?待ちなさ〜い!」
麻弓の叫び声が後ろに聴いた気がしたが、稟は構わずに逃げる事にした。

……

「すみません、私があんな事言ってしまったばっかりに」
ハアハアと息を切らしながらネリネが謝る。
いいよ、と稟もヒラヒラと手を振って否定した。
しかし教室に戻っても質問責めは避けられそうもないだろう。
「はぁ……、流石に教室に戻るのは気が重いな」
「わ、私は稟さまと一緒でしたら、構いません」
そんな健気なネリネの様子にやれやれと稟が腰を上げる。
「そうだな、二人なら大丈夫かもな」
「……は、はい♪」
根拠など何一つない。ただ二人なら何でも乗り越えられる気がする。
そんな気持ちを確かめるように彼らは、手を繋いだ。

どこまでも二人で行けるように。
559 名前:名無し ◆85siVFU0r. [sage] 投稿日:2009/10/21(水) 21:29:11 ID:bZpj6Nxy
投下終了です

二年くらい進まなかったけどなんとか投下まで漕ぎ着けた…
エロいけど純愛があるみたいなコンセプトで考えたらこんな内容になりました
読んでもらえると幸いです

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