527 名前:名無しくん、、、好きです。。。[sage] 投稿日:2005/12/27(火) 01:57:15 ID:tORB0vWt
雪がちらつく冬のある日
俺は麻弓とコタツを囲んでテレビを観ていた。
テレビの中では来年どうなっているかもわからない芸人達がせわしなく動いていた。

「プフ……」
「はい笑った」
「笑ってないのですよ!…ククッ」
「ほら笑った。
先に笑った方がみかんの追加を取ってくるって言い出したのは麻弓だろ?
ほら早く早く」
「う〜〜っ」
そう言うと麻弓はコタツ布団の中に肩まで入り、上目使いで俺を見つめてくる。
「そ、そんな事ぐらいで俺は…わかったよ、しょうがない……」
可愛いすぎるんだよチクショウ
ブルッ…寒いな……
途端に麻弓がはつらつとした声で言う
「キャアー!やっさし〜男らし〜紳士〜。
いい夫になれるね!」
そこで俺は少し意地悪なことを言ってみる。
「誰の夫だ?」
途端に麻弓の顔が朱に染まる。
528 名前:名無しくん、、、好きです。。。[sage] 投稿日:2005/12/27(火) 02:00:22 ID:tORB0vWt
「えっ!それは…その……あたしの…」
「ん?聞こえんな〜」
「その…だから……んもう、いいから取ってくるのですよ!」
「わかったわかった(苦笑)」

……
………
――1時間後――
「ってお前それは食べ過ぎだろ……」
麻弓の横には食べ終わったみかんの皮が散り積もっていた。
「ビタミンCなのですよ!C!!!
この乾燥した季節から乙女のやわはだを守るにはCが必要なのですよ!ブルルッ」
「だけどやたら食ったら肌が黄色くなるってよく聞く……って麻弓!?」
いつのまにか麻弓がコタツの中に潜ったと思ったら、俺の横からのそのそと出てきた。
「少し、寒くなってきたのですよ…こうすれば……暖かいし…」
急にしおらしくなった麻弓が言う。
「それはいいが…狭くないのか?麻弓」
「ううん…」
会話が途切れた時、お互いの目が合う
ふと、麻弓が目を閉じる
俺の体は自然と動き、片腕で抱き寄せ、もう片方の手で麻弓の頭を抱え、そっと口づけを交す……
麻弓とのキスの味は------甘酸っぱいみかんの味がした。



駄文、連投失礼しました。
携帯からなので、改行ミスってたらすみません…

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