578 名前:MMM No.58[sage] 投稿日:2005/12/29(木) 18:04:38 ID:qr54ZQVb
先日のお雑煮編の続きになる初詣編になります
ヒマがあればお読み下さいではどうぞ↓
麻弓「やっぱりみんな考えるコトは同じね〜」
雑煮を食べ終えた後俺達は近所の神社にやって来たが…混みすぎだろコレ
漏「そりゃあみんな願いもあるだろうしな」
麻弓「そうよね〜…きゃっ!」
漏「オイ大丈夫か?」
麻弓「だ、大丈夫ちょっと押されただけだから」
漏「いつもの麻弓なら人混み掻き分けて行くのにな」
麻弓「そんなコト言ってもこの格好じゃできないのですよ」
そう言う麻弓の今の姿は見目麗しい晴れ着姿だ、家にいたときは普通の私服だったのだか…
話は少し前に遡る
579 名前:MMM No.58[sage] 投稿日:2005/12/29(木) 18:07:37 ID:qr54ZQVb
麻弓「ねぇねぇ、神社行く前にウチにちょっとよってイイ?」
漏「別にイイけど…なんか忘れ物か?」
麻弓「ん〜ちょっとね♪」
そのまま麻弓の家まで行くと
麻弓「ちょっと待っててね」
と言い残し麻弓は家の中に駆けていった
忘れ物を取ってくるだけなら時間はかかるまい、そう思っていたのだが…
-30分経過-
漏「いくらなんでも遅いだろ…」
雪がちらつく深夜はさすがに冷える
漏「まだかよ麻弓…」
いい加減家に入ったやろうかと考え始めたその時
麻弓「お、お待たせなのですよ!」麻弓が玄関から出てきたのだが…
漏「え、え〜と麻弓さん?その格好は?」
麻弓の姿は見事としか言いようがない晴れ着姿だった
麻弓「お母さんに手伝ったもらったんだけど着付けに時間かかっちゃって…おかしくない?」
少し恥ずかしそうに上目遣いで俺に訪ねてくる
漏「イヤ、その、え〜とだな…」
似合い過ぎだ、元々顔立ちはイイし和服じゃあ胸が小さい方がイイと言われているだけあって似合っている、オマケに恥ずかしそうな上目遣い…完璧だ
麻弓「やっぱり、ダメかな…?」
漏「イヤ!そんなコトない!!すげー似合ってるぞ麻弓!」
麻弓「ほ、本当にホンキで言ってる!?」
漏「ああ、胸が小さいのも和服だと気にならないしな」
-ゴスッ☆
580 名前:MMM No.58[sage] 投稿日:2005/12/29(木) 18:09:24 ID:qr54ZQVb
そんな訳で麻弓は晴れ着姿なのだか…
漏「やっぱ視線がな…」
麻弓「え?なんか言った?」
漏「イヤ何でもない」
さっきから周りの視線がイタイ
男A「オイ、あの娘けっこうかわいくねーか!?」
男B「ホントだ!お前声かけてみろよ!」
しかし麻弓はと言うと
麻弓「お願いは何がイイかしら、やっぱりスクープをたくさん…でも新しいカメラも捨てがたいし…」
こんなもんだ
漏「願いごともイイけどはぐれるなよ」
麻弓「…でもでもお小遣いアップすればいろいろ変えるし」
願いごと考えるのに夢中で聞いちゃーいない…しょうがない
漏「ほら行くぞ」
麻弓の手をつかんで引っ張ってやる
麻弓「え?ちょっとNo.58君?」
漏「はぐれたら大変だからな」
麻弓「そりゃそうだけど…」
麻弓は顔を赤らめながらモゴモゴ言っていたが…
麻弓「ま、まぁNo.58君がそうしたいっていうなら…」
やっぱりコイツの反応ってカワイイよな

……
………
その後俺達は何とか境内までたどり着き手を合わせた
581 名前:MMM No.58[sage] 投稿日:2005/12/29(木) 18:11:56 ID:qr54ZQVb
その帰り…
麻弓「おみくじかぁ…」
ポツリと麻弓が呟く
視線の先では小さな子供がおみくじを引いている
漏「やりたいのか?」
麻弓「少しね、おみくじってやったコト無いし」
漏「じゃあやってみるか」
そのままバイトらしき巫女さんにおみくじ2回をお願いする
麻弓「OK〜、せーのっ!」
バッ!
MMM No.58:中吉
麻弓=タイム:小吉
漏「よしっ!勝った!」
麻弓「ま、負けたぁ〜…」
漏「麻弓のは何て書いてるんだ?」
麻弓「え〜と………」
漏「どうした麻弓?」
突然麻弓が固まったふと麻弓のくじを覗いてみると…
勉学:努力は報われず
漏「………」
麻弓「あ、あたし今年も赤点天国なのー!?」
人混みの中での麻弓の叫びは天に届くことはなかった…
以上初詣編でした
続きは周りの反応をみて書くかどうかをきめますのでヨロorz

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