- 643 名前:MMM No.58[sage] 投稿日:2006/01/01(日) 23:15:31 ID:qwXR5UDE
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投稿遅れてスマソorz
漏れの連続自作小説の第3段となる彼の背中編(?)となります
ホントならコレで誕生日編まで持った行くつもりだったのですが…ムリですたo...排z
そんなワケで誕生日編はしばらくお待ち下さい
では彼の背中編(?)どぞ↓
……………
麻弓「赤点がなんだ---!!」
甘酒一気飲み
漏「……」
麻弓「おみくじがなんだ----!!」
更に甘酒一気飲み
漏「………」
麻弓「おじさん!甘酒もっと頂戴!!」
酒屋のおじさん「イイ飲みっぷりだねぇお嬢ちゃん」
漏「……なぁ麻弓」
麻弓「何、No.58君!?」
答えつつ甘酒一気飲み
漏「いくら何でも飲み過ぎだろ…」
麻弓「平気よ!甘酒如きに負けるあたしじゃ無いわ!!」
皆様御察しのとうり麻弓=タイムはおみくじの結果にショックを受け現在やけ酒中(甘酒)なのだが…
麻弓「まだまだ飲むのですよ----!!」
ホントに大丈夫かコイツ…?
- 644 名前:MMM No.58[sage] 投稿日:2006/01/01(日) 23:16:23 ID:qwXR5UDE
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麻弓「うぅ〜…気持ち悪いのですよ…」
漏「だから言っただろうが」
麻弓「そんなコト言ったって〜…」
案の定あの後麻弓は甘酒の飲み過ぎで気持ち悪くなり、今は俺の背中におぶさりながらの帰り道である
漏「まったく…」
麻弓「…でも、ちょっと得したかな」
漏「何がだ?」
麻弓「こうやってNo.58君におぶってもらえたし♪」
そういうと麻弓は俺の背中により一層くっついてきた
漏「お、おい麻弓!?」
麻弓「No.58君の背中って結構大きいのね〜」
漏「べ、別に普通だ普通!」
麻弓「何かスッゴく暖かいし安心できるのですよ…」
漏「そ、そうか…」
正直俺も気持ちいい
背中全体で感じられる麻弓の重みと暖かさが心地よく安心出来る
麻弓「何か…安心したら…眠…くなって…きたのですよ…」
漏「え…?麻弓?」
麻弓「すぅ…すぅ…」
漏「ホントに寝るなよ…」
このまま家に帰す訳にもいかないよな…しょうがない、オレの家に泊めてやるか
こうしてオレ達は静かな帰路についた…
- 645 名前:MMM No.58[sage] 投稿日:2006/01/01(日) 23:17:44 ID:qwXR5UDE
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…
……
………
麻弓「…ありぇ?」
目が覚めたのは自分の部屋ではなかった
麻弓「No.58君の部屋…?」
とりあえず状況確認
1.私はベッドで寝たいた
2.私は記憶を失う前と同じ晴れ着を着ている
3.横を見るとNo.58君がソファーで寝ている
4.最後の記憶はNo.58君におんぶしてもらいながらの帰り道
以上の点からの結論は…
麻弓「私寝ちゃってNo.58君の家に泊めてもらってたんだ…」
時計を見ると11時を少し過ぎた程度
麻弓「もうお昼じゃない…」
とりあえずこの服は少し窮屈なんで着替えたいな
そう思った麻弓はタンスの中を荒らし始めた
麻弓「とりあえず着れそうな服は…」
…
……
………
目が覚めるとソファーの上だった
漏「あぁ、そうか麻弓をウチに運んで寝かせたんだっけ…」
ベッドの方を見ると麻弓の姿は無い、その代わり台所の方から妙な音がする
漏「…行ってみるか」
- 646 名前:MMM No.58[sage] 投稿日:2006/01/01(日) 23:19:45 ID:qwXR5UDE
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台所の方へ行くと―麻弓が化学実験(?)をしていた
漏「あの、麻弓さん?」
麻弓「あ、No.58君!?コレどうしたらイイの!?」
麻弓の後ろを見ると魚焼きグリルから煙が発生している
おまけに流し台には謎の残骸が幾つかある
漏「何をやっているんだお前は…?」
麻弓「とにかく助けてなのですよ〜!!」
漏「…わかったからお前は向こうでテレビでも見てろ…」
その後麻弓に聞いたらやはり料理のつもりだったらしい…
- 647 名前:MMM No.58[sage] 投稿日:2006/01/01(日) 23:22:21 ID:qwXR5UDE
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漏「ほら昼飯だ」
麻弓「ご苦労様なのですよ」
オレは片付けを終えやっと昼飯にたどり着いた
漏「なぁ麻弓、今更だがその格好は?」
麻弓「あぁ、洋服お借りしてるのですよ」
現在の麻弓は何度も裾を折り返したジーパンにダボダボのトレーナーという状態である
麻弓「あの格好って結構窮屈だから着替えたくてね」
漏「別に構わないけどソレでイイのか?」
ちなみにオレは身長178cmの痩せ気味
麻弓は身長167cmのペッタンコ…何とは言わないが
流石にサイズが違い過ぎる
麻弓「でもやっぱりNo.58君って大きいのね〜着るときソデから手が出なくて大変だったんだから」
そう話す麻弓の顔はとても嬉しそうだ
漏「そんなに面白かったか?」
麻弓「え?」
漏「ものすごい楽しかったって顔してるぞ」
麻弓「ん〜…楽しかったって言うより、嬉しかったかな?」
漏「何だそりゃ?」
麻弓は嬉しそうに言った
麻弓「着るときにNo.58君の匂いが沢山して嬉しかったのですよ♪」
聞いてるこっちの顔が赤くなってくる
漏「…オレの服なんだから当たり前だろ」
少しムスッとしながら答えてみるが隠せる訳もなく
麻弓「顔、赤くなってるのですよ♪」
漏「い、イイから飯を食え!覚めるだろうが!」
麻弓「はーい、了解なのですよ」
麻弓は本当に楽しく、そして嬉しそうに笑顔のままでいた
………
以上彼の背中編(?)でした
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