954 名前:MMM No.2[sage] 投稿日:2006/01/25(水) 14:38:31 ID:Ds93SSWv
10:24
待ち合わせの時間を既に24分過ぎている。麻弓はまだ来ない。今日は麻弓と遊園地に初デートなのに。
待ち合わせ場所間違いねーよな?×◎園の噴水前で。時刻は?10時待ち合わせだよな?
たしかに間違いは無い。既にケータイを開閉すること31回、周囲を見回すこと13回。
しかしどこもうんともすんともしない。ど、どうなっている!?もしかしてすっぽかさせた!?
今日の俺はいつもと違い気合が入っていた。友人に選んでもらったイマドキの服を身につけ
風呂にも5回入り、髪の毛もワックスで決めた。
さあもうどこからでも来いというくらいの勢いだ。なのになぜ麻弓は来ない!?
不安になった俺は麻弓に電話した。
『お客様のおかけになった電話は・・・』お決まりの言葉が返ってきた。
や、やっぱりすっぽかされたのか!?半ば諦めモードで周囲を見回すと・・・

・・・? 気のせいかなんか機械音が聞こえたような?まさか!?
俺は素早く噴水の周りを回る。やっぱり!いた!逃走する人物についに追いつく。
俺「やい!麻弓!隠し撮りしてやがったな!」
麻弓「あ、あははは・・・お、おはよお、◎◎くん」
俺「おはよおじゃねーよ!いつから隠し撮りしてやがった!」
麻弓「い、いつからって、◎◎くんが来てからずっと」
俺「・・・・・・」
来てから30分近く気づかなかったのか、俺。
955 名前:MMM No.2[sage] 投稿日:2006/01/25(水) 14:39:17 ID:Ds93SSWv
麻弓「いやあ、◎◎くんの前も何回か通ったんだけど、ぜんぜん気づかないんだもん。
   ま、おかげでいい写真もいっぱい撮れたのですよ〜。」
麻弓の手にはやはりアレが・・・デジカメが握られている。マジかよ。
俺「お、おまへ、学園にバラすのカその写真!?何だ?何が目当テだ?」
ちょっと言葉がヘンだぞ、俺!
麻弓「う〜ん、そうだな、えいっ!」
いきなり麻弓が俺の右腕に抱きついてきた。
麻弓「今日はデートでしょ。だから、一緒に楽しむのですよ。」
俺「・・・・・・」
麻弓「それに、さっき撮った写真は私の◎◎くんコレクション!私だけの
   ものなんだから。バラしたりはしないのですよ。・・・いいよね?」
ちょっと不安そうな麻弓の顔。あぁ、なんてかわいいのだろう。
しばしの間、見とれてしまう。
麻弓「・・・◎◎くん?」
俺「え、あ、か、勝手にしろい!ほら、行くぞ!」

さっきまでの不安な気持ちは何処へやら。こうやってこれからも麻弓に
振り回されるのだろうな。
でもそれも悪くないと思う出来事であった。

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