- 48 名前:MMM No.58 and MMM隊長?[sage] 投稿日:2006/01/30(月) 07:35:56 ID:AbflNeI0
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>46
じゃあ麻弓編突入祝に近々SSを投下しようジャマイカ!
- 50 名前:MMM No.58 and 隊長?[sage] 投稿日:2006/01/30(月) 17:07:48 ID:AbflNeI0
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今朝宣言をした麻弓SS投下し升
「麻弓とスノボー編」どうぞ
………
今年の冬はとにかく雪が降った。
いつも雪が多い地域は当然ながら関東も雪、雪、大雪
大人にとってはいい迷惑だがオレたち学生にとってはウインタースポーツやり放題で嬉しい限りである。そんな冬のある日の午後
………
チャチャ〜♪チャララ〜♪
机のスミに置いたケータイから通話着信の着メロが流れている、ケータイを拾って画面を見ると画面には麻弓の画像
時計を見ると17:00過ぎ、まだ学校も終わったばかりのはずだが…
ピッ
「え〜…お客様がおかけになった電話番号は現在使われておりません、電話番号をお確かめの上…」
『遊びに行くのですよ----!!』
「のわっ!」
遊びすら言い終わらぬうちに麻弓から大音量の叫び声、思わず耳からケータイを引き離す
『ようやく地獄の日々から解放され、自由を手に入れたこの喜び!No.58君に分けてもまだ余るほど、ならこの喜びを伝えるにはどうするべきか!答えは一つ!遊びに行くのですよ!!』
ケータイの向こうでは何故か麻弓の演説が続いている…あ、やっと耳鳴りが治ってきた
- 51 名前:MMM No.58 and 隊長?[sage] 投稿日:2006/01/30(月) 17:09:23 ID:AbflNeI0
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「…で、一体どういう用事なんだ?」
『明日一緒に遊びに行くのですよ!』
「…誰と?」
『No.58君と』
「…何処に?」
『今から決める』
「…マジ?」
『マジに決まっるでしょ』
「オレの都合は?」
『問題ある?』
「イヤ、ないけど…」
『じゃあ問題無いじゃない』
「さては麻弓…またテストでレッドゾーン踏み込んだな」
-ギクッ-
『そそ、そんなコトないのですよ〜』
「ほぉ…なら、そんな麻弓にはオレ様特製の問題集をプレゼント…」
『あぁ、ウソ!ごめんなさい!また赤点いっぱい取っちゃいました!!』
「やっぱりそうか…」
『だからだから!この刑の執行猶予にすべてを忘れ遊びたいのですよ!』
…
……
………
- 52 名前:MMM No.58 and 隊長?[sage] 投稿日:2006/01/30(月) 17:10:51 ID:AbflNeI0
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そんな麻弓の叫びを断れるワケもなくオレたちは近くのスキー場まで足を伸ばした。
ちなみに今回はスキーではなくスノボーである、オレはスキーもスノボーも得意分野であるが麻弓はスノボー初挑戦だ
-リフト横-
「麻弓、準備出来たか?」
「はいはーい何時でもOKなのですよ♪」
「んじゃまずはボードつけて立ってみろ、つけ方はさっき教えただろ?」
「了解っ♪」
-カチャカチャ…カキッ
「よし、んしょ…ってへ?わ!わぶっ!」
………こけたよ、しかも顔から
「オ-イ麻弓?生きてるか-?」
「………」
沈黙
「…麻弓?」
「な、何コレ?アタシの足ってこんなだったっけ!?」
「うん、初心者って立つのも難しいらしいからな〜流石の麻弓でもムリだったか(笑)」
「うぅ〜…見て笑ってないで、助けなさい!」
麻弓の赤い目が恨めしげにオレを睨み上げて来る
「ハイハイわかりましたよ、お姫様」
- 53 名前:MMM No.58 and 隊長?[sage] 投稿日:2006/01/30(月) 17:12:41 ID:AbflNeI0
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そう言うとオレは麻弓に右手を差し出すが…
「はっ!ていっ!ふぎぎっ!」
どうやら自分で立てないらしい。
「やっぱり立てないのか?」
「そんなっ、ワケッ、無いでっ、しょ!?」
麻弓は強がっているが一向に立てる兆しがない
「しょうがないお姫様だな…」
「え?ちょ、ちょっと!」
そう言うとオレは麻弓の脇の下に手を入れ赤ん坊を抱き上げる要領で麻弓を立たせてやる
何だかんだ言っても相手は女の子、結構軽いもんで麻弓は簡単に持ち上がった
「ったく、立てないんなら正直に言えよな」
「あ、ありがとう」
少し麻弓の顔が赤い気がするが…まぁ許容範囲だ
「離すぞ」
「あ、ちょっと待って!まだ…」
「へ?」
言い終わらぬうちに手を離すと…
「にゃうっ!」
麻弓がオレの胸に倒れ込んで来た。
「い、いきなり放さないでよ!」
麻弓は倒れまいと必死にオレのウェアを掴み努力しているが…実際オレに寄りかかっているだけだ
オレも麻弓を支えようと背中に手を回してやる
「コラ!トラブルに乗じて何やってるのよ!?」
「抱きついて来たのは麻弓だろ?」
「不可抗力でしょっ!」
「じゃあ放すぞ」
言いながら背中に回した手の力を抜くと
「や、やめなさい!」
「じゃあ、支えるしかなかろう」
そう言いオレは麻弓をしっかり抱き寄せる
- 54 名前:MMM No.58 and 隊長?[sage] 投稿日:2006/01/30(月) 17:14:33 ID:AbflNeI0
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「だ〜か〜ら〜…あ、もしかしてこのオチャメな麻弓ちゃんに欲情しちゃってる?」
突然オレの腕の中の麻弓が小悪魔的に笑う
「だめよ〜いくらNo.58君相手でもこんなゲレンデのド真ん中でなんて〜♪」
麻弓がチロリと舌を出して笑っている。
コイツ、思いっ切り遊んでやがるな…
「………放すぞ」
問答無用、一瞬で支えていた腕を抜いてやる
「へ?きゃぁっ!」
-ドサッ
見事に麻弓はしりもちをつきオレから離れた
「たたた…もぉ〜酷いのですよ〜…」
「ホラ、馬鹿やってないでスノボー始めるぞ」
言いつつ麻弓のニット帽を思いっ切り下げてやる
「ああん!何するのよ」
「早くしないと置いてくぞ」
「む〜…イイわ!すぐにNo.58君なんか追い越してアタシが置いてってやるんだから!!」
ビシッとオレを指さし宣言をしてくる
「できるもんならやってみろ(笑)」
「言ったわね!見てなさい、すぐ超えてやるんだから----!!」
…
……
………
その後麻弓は昼食まで必死に練習し何度も雪だるまとなるのであった…
- 55 名前:MMM No.58 and 隊長?[sage] 投稿日:2006/01/30(月) 17:19:17 ID:AbflNeI0
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以上、「麻弓とスノボー編」でした…お読みの方はお気づきのとうり話は午前で終了しております。
今のトコロ全くの未定ですが勢いづけも兼ねているので、反響次第では午後の部も生まれる鴨
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