- 61 名前:MMM No.58 and 隊長[sage] 投稿日:2006/01/31(火) 12:36:52 ID:6qavP5zp
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なかなかの反響を頂いたので調子に乗り先日に引き続き「麻弓とスノボー編」になります…が、調子に乗り過ぎ昼食だけで今回終了orz
今後がんがるので勘弁…
では、昼食の部をどうぞ
- 62 名前:MMM No.58 and 隊長[sage] 投稿日:2006/01/31(火) 12:37:54 ID:6qavP5zp
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-スキー場内 食堂-
昼時、混んでいる食堂はなかなか席が見つからない
「うぅ〜…背中が冷たい〜足が冷たい〜手が冷たい〜…」
「そりゃあ、あれだけ派手に転べばな」
日頃スポーツ万能な麻弓だか今日はさながら雪だるま製造機である。無論、中身は麻弓。
「ホラ、手袋してたのに手が真っ赤なのですよ…」
手袋を外した麻弓の手は言うだけあって真っ赤で冷たそうである
「うわ〜…マジで冷たそうだな…」
「No.58君は平気そうよね〜」
「まぁ、オレはお前に付きっきりだったからな、転ぶ要素が無い」
「む〜…その熱をアタシに分けなさい!」
そう言うや否や麻弓はオレの手を握ってきた
「お、オイ麻弓?」
「乙女が寒い思いをしているのですよ!?ちょっと位温めてくれてもイイじゃない!」
そう言う麻弓の握ってきた手はとても冷たくなっていた
「…ホント冷たいぞお前の手」
「…No.58君の手があったかいのですよ」
「………」
「………」
何となく話のタネが見つからなく沈黙が続く…しばらくしたら麻弓がオレにくっ付いて来た。
「……麻弓?」
「寒いの、さっきも言ったでしょ…」
寄り添った麻弓がしおらしくオレを見上げて来る…正直カワイイ
しばらくの間麻弓がこの状態だったのは言うまでもない………
- 63 名前:MMM No.58 and 隊長[sage] 投稿日:2006/01/31(火) 12:39:30 ID:6qavP5zp
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その後ようやく席が空いたのだがソレに気づかないのか麻弓はオレから離れようとはしない
「オイ麻弓、席空いたぞ?」
「え…?あ、うん…」
「ほら、しっかりしろメシは目の前だぞ」
ぼーっとしてる麻弓の頭を少し乱暴クシャクシャっとに撫でてやる
「ちょ、ちょっと!?」
「麻弓がボケッとしてるからだ」
「う〜…ちょっと位イイじゃない」
「他の客に迷惑かけなきゃな」
麻弓が振り返ると当然ながらソコにはその他大勢の席待ちの客がいる
「あらら…確かにこれはマズイのですよ…」
「わかったらさっさと歩く」
「ハイハイ、了解なのですよ♪」
………
席に着いたオレ達が食べるのは先程食券を買っておいたお約束のカレーであるが…
パクパクムグムグ…ゴクン
パクパクムグムグ…ゴクン
そんなカレー(大盛)を勢いに任せて麻弓は食べていく
「…そんなに腹減ってたのか?」
「ほうへんらのれふよ!(当然なのですよ!)」
「あんまり食うと午後がキツクなるぞ」
「ほんはいらひ、ほのはひゅひぃはひふははへーらんはひはひぇはひは!(問題なし、この麻弓=タイムはカレーなんかに負けないわ!)」
「うん、何喋ってるか分かんないんでとりあえず食え」
「ひょーはひはほれふほ(了解なのですよ)」
よく分からない会話はさておき…気がつけば麻弓はカレー(大盛)をきれいにたいらげていた
- 64 名前:MMM No.58 and 隊長[sage] 投稿日:2006/01/31(火) 12:42:17 ID:6qavP5zp
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「お前の腹は底無しか…?」
「そんなワケ無いでしょ、もう満腹よ」
「当然だろ、ってかその体のどこに大盛カレーが収まるのかが不思議だ」
「気にしない気にしない♪」
「あともう一つ、口の横にカレー付いてるぞ」
「え、ホント?」
「ホラ、ココだ」
麻弓の口の横を人差し指で拭ってやると米が2、3粒オレの指にくっ付いている
「な?」
ソレを麻弓に見せると…
-パクッ
食べた…麻弓が…オレの指を!?
- 65 名前:MMM No.58 and 隊長[sage] 投稿日:2006/01/31(火) 12:43:56 ID:6qavP5zp
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「………」
オレの思考は一瞬で停止する。がその間にも麻弓の口の中でオレの指はチュプチュプとしゃぶられ舐められ…あ、ヤバ…スイッチ入りそう
「ん…」
-…チュプ
麻弓の口からオレの指が解放される
「…どう?No.58君?」
「………へ?」
「放心状態?やっぱり麻弓ちゃんのテクニックにメロメロにされちゃったり?」
麻弓が何か言っているが理解出来ない。何と言うか…魂まで麻弓に食べられた心地である
「オーイ?No.58くーん?聞こえてるー?」
あ…なんか現実に帰れそうな気がしてきた…
「あ、あの麻弓さん?」
「ん?」
「一体全体どういうおつもりで?」
「イヤだった?」
「イヤとかどうとかの問題では…」
「イヤだったの?」
心なしか麻弓の目が涙ぐんでいる
「いえ、決してそのようなコトは…無かったです」
「うん、素直でよろしい♪」
麻弓は必殺技、小悪魔な笑顔を放った
「う…」
会心の一撃、MMM No.58は陥落した
「ほら、食べ終わったんだから早く滑りに行かなきゃ損なのですよ!」
「………わかってる」
「ほら早く早く!出発進行なのですよ〜!!」
………
ちなみに後日談では
「あの日の昼飯は理性を保つのに必死だった…」
と語っている自分もいたりする…
………
- 66 名前:MMM No.58 and 隊長[sage] 投稿日:2006/01/31(火) 12:49:08 ID:6qavP5zp
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…と言うわけで一応昼食の部でした
はっきり言って少し危険な領域に入り込んだ希ガスorz
こうなった以上しっかり書き上げるのでご勘弁下さい