76 名前:MMM No.58 兼 隊長[sage] 投稿日:2006/02/03(金) 09:51:31 ID:MmDarhDG
皆様お褒めいただき光栄でござい升
しばらく間が空きましたが「麻弓とスノボー編」の続き…
なのですが、なかなか書き終えるコトができず今回はリフト編等と言うワケの分からないSSになってしまいますたorz
何とか!何とかしますので!完結はしばらくお待ち下さい!!
77 名前:MMM No.58 兼 隊長[sage] 投稿日:2006/02/03(金) 09:52:37 ID:MmDarhDG
-再びリフト横-
午前中幾度と無く雪だるまになった麻弓は努力の甲斐あり少しではあるが滑れるようになっていた…もっとも十数m程度だが
「じゃ、麻弓も少しは滑れるようになってきたことだし…上まで行くか?」
「当然なのですよ!」
「気合いだけは十分だな」
「実戦の中でのみ感じる真の境地、本気の戦いの中でしか見えないモノもある」
「ちなみにそのセリフは?」
「この間やってた何かのアニメ」
「…まぁイイや、とにかくリフト行くぞ」
「レッツラゴー!なのですよ♪」
-リフト乗り場-
ピンポーン
「次のお二方〜どうぞ〜」
バイトの学生らしき係員に誘導されオレ達は二人乗りのリフトに相乗りさせられた
「んしょ…」
「そうそう、で左足を前にして降りる時は右足は乗せて滑るんだぞ」
「む、難しい注文なのですよ…」
「確かにな、オレも最初はコケてリフト止めちまったし」
「………」
「なんだその顔は?」
「イヤ、アタシはそうなりたくないな〜…と」
「ガンバレ」
「助けてくれるわよね?」
「努力は報われる」
「アタシの頼み聞いてくれないの?」
「人事を尽くして天命を待つのみ」
「…じゃあ放さないんだから」
そう言うと麻弓はオレの腕に自分の腕を絡ませて来た
「…これじゃ滑れないだろ」
「助けてくれないなら一緒に転ぶのですよ♪」
78 名前:MMM No.58 兼 隊長[sage] 投稿日:2006/02/03(金) 09:53:43 ID:MmDarhDG
-間も無く頂上ですセーフティバーを外し…
「もうすぐ頂上だそうだが?」
「助けてくれる?」
麻弓はいつもの小悪魔な笑顔でオレを見上げているが
「………」
視線をそらし沈黙するオレ
「助けてくれるわよね?」
なおも小悪魔スマイルで尋ねてくる麻弓
しかし、オレに出来る返事は…
「……助け方がわからん」
「………マジ?」
着地点まで目測3m
「そう言うワケでだな」
残り2m
「何事も経験だ」
残り1m
「実戦あるのみ」
そう言うとオレは麻弓を置いて一気に進んだ
MMM No.58単独発進、一人取り残される麻弓=タイム
「へ?えぇ----!?」
このままリフトに乗っていると今度は下山ルートだ、麻弓もさすがにそう感じたらしく
「待ちなさいよ---!!」
怒号一声こちらに突っ込んで来た、が時既に遅し
「へぶっ!」
リフトはわずかに横に傾いており麻弓は横の雪山に正面衝突するのみであった
「いやー良かったな麻弓、念願叶ってリフトは止まらなかったぞ」
よく見ると雪山にはまる少女は心なしかプルプルと震えている
その背中に向かって一言
「早めに出てこいよ〜」
「むっき----!!」
直後麻弓は悔しさの叫びを上げながらこちらに向かってくるのだった
79 名前:MMM No.58 兼 隊長[sage] 投稿日:2006/02/03(金) 09:55:53 ID:MmDarhDG
今回はこれだけなんです、えぇこれだけですとも
今後の展開には麻弓のテスト対策並みに努力してやろうジャマイカ!
という戯言を残し今回は去ります
ではではノシ

 [戻る]