284 名前:MMM No.58 兼 隊長 ◆6Yt8fmnja. [sage] 投稿日:2006/03/09(木) 10:08:51 ID:WX60YFwT
最近MMM隊員が来なくて少し寂しい隊長で有松orz
先日に一応予告したSSを投下していきます
タイトルは「進級の一夜」って感じでお願いします
ではどうぞ↓
285 名前:MMM No.58 兼 隊長 ◆6Yt8fmnja. [sage] 投稿日:2006/03/09(木) 10:11:00 ID:WX60YFwT
皆さん(?)こんばんはMMM No.58です
今日我が家に猫がやって来ました
瞳の色が紅と蒼という両極端で珍しい猫です
随分とオレに懐いておりなかなか嬉しいのですが…一つ問題があります
その問題とは―――
麻弓「No.58く〜ん、ご飯まだ〜?」
漏「もう少しだからちょっと待ってろ」
…その猫の名前が麻弓=タイムという少女だったりするコトである
麻弓「お腹の虫が鳴いてるのですよ〜…」
麻弓はテーブルに頭を乗せたまま気の抜けた声をあげている
漏「餓死するまでには出来るから我慢だ我慢」
麻弓「ご〜は〜ん、ご〜は〜ん、ご〜は〜ん」
漏「…子供かお前は」
別に麻弓がウチで晩飯を食うことは取り分け珍しいコトでは無い、だが今日は少し事情が違うのである
………
……
286 名前:MMM No.58 兼 隊長 ◆6Yt8fmnja. [sage] 投稿日:2006/03/09(木) 10:12:24 ID:WX60YFwT
-2時間前-
一人お気に入りの音楽を楽しみながらリラックスタイムに浸る今日この頃
ピンポピンポピンポピンポ--ーン
漏「!?」
静寂は突然破られた
漏「なんつー迷惑なインターホンの押し方だ…」
日も沈みかけの夕方に玄関から乱暴な電子音が響いて来る
こんな押し方をするのは借金取り位だが生憎オレに借金は全く無い、というコトはこの音の発生源は間違い無く…
漏「あのバカ…近所迷惑だろうが」
ピンポピンポピンポピンポピンポーン
そうこう一人ボヤいている間にもインターホンはずっと鳴り続けている、いい加減出なければ本当に隣人からの苦情が来そうだ
漏「ハイハイ、今開けますよ」
-ガチャッ
麻弓「No.58く〜ん♪」
漏「うぉっ!?」
ドアが開いた瞬間いきなり麻弓が飛びついて来た
-ドサッ
麻弓「にゃうんっ!」
漏「っ〜…!」
予想外の行動に麻弓の体重を支えきれるワケも無くオレはあっけなく麻弓に押し倒されてしまった
麻弓「う〜…ちゃんと支えて欲しかったのですよ…」
漏「不意打ちって言葉を知ってる…か?」
麻弓はオレの体の上に乗ったまま上目遣いに文句を言ってくる、けどオレはあるコトに気がついた
漏「…何だ、その大荷物は?」
麻弓「えと…これはですね〜…」
麻弓は困ったような笑顔を浮かべながら言葉を濁した、麻弓にしては珍しい反応だ
287 名前:MMM No.58 兼 隊長 ◆6Yt8fmnja. [sage] 投稿日:2006/03/09(木) 10:14:38 ID:WX60YFwT
漏「………?まぁとりあえず上がれ、話はそれからな」
麻弓「うん♪」
………
……

その後麻弓から話されたのはしばらくウチに泊めさせて欲しいというコトだった
なんでも期末テストの結果が悲惨の極みだったせいで進級も危うく、それが原因で親子ゲンカとなりプチ家出…という状況らしい
…麻弓らしい理由だ
そんなワケでしばらく麻弓猫をウチで飼うコトになったという次第である
………
……

-そんなワケで現在-
漏「ほら晩飯だぞ」
麻弓「にゃ〜♪」
漏「…お前ホントは猫だろ」
麻弓「こんな可愛らしい猫がいるわけないでしょ、いただきま〜す」
漏「いただきます」
何ともほのぼのとした晩飯…家出中(?)の娘がこんなんでイイのか?
麻弓「うん、美味しい♪」
漏「そりゃどうも」
麻弓「けど、いつ来てもNo.58君のご飯ってバッチリよね〜毎日大変じゃない?」
漏「イヤ全然、コンビニ弁当とか大嫌いだし」
麻弓「アハハ…アタシにはできない考えなのですよ…」
漏「そんなんじゃ結婚できんぞ」
麻弓「No.58君と結婚すればアタシが料理しなくてもイイも〜ん♪」
漏「非常に嬉しいお言葉ですが…お前も料理は出来るようになれ」
麻弓と結婚出来るのは嬉しいが、ここで多少は釘を刺しておかねば将来本当にそうなってしまう…そんな気がする会話だった…
288 名前:MMM No.58 兼 隊長 ◆6Yt8fmnja. [sage] 投稿日:2006/03/09(木) 10:16:21 ID:WX60YFwT
………
……

麻弓「ごちそうさまでした」
漏「お粗末様でした」
麻弓「ふぅ〜…お腹一杯なのですよ」
漏「頼むからウチの食費をあまり圧迫するなよ」
麻弓「男の子が細かいコト気にしない♪」
イヤ、結構重要なコトなんだけ思うんだが…
漏「んで、風呂はどうする?」
麻弓「当然入るけど…まさかNo.58君一緒に入ろうと!?」
漏「イヤ、そんなコト言ってないから」
麻弓「ウソおっしゃい、こ〜んな美少女の柔肌を見たがらない男の子がいるわけ無いのですよ」
言いながら麻弓は少しずつパーカーを持ち上げていく、当然オレの目には麻弓の白く引き締まったウェストラインが見えて来た
漏「お、おい麻弓!!」
突然の行動にオレの心臓はバクバクと音を立てて緊張しているが麻弓はそんなオレの反応を楽しむかのように少しずつゆっくりと上着を上げていく
麻弓「ほ〜ら、もう少しで胸まで見えちゃうのですよ〜♪」
見てはいけない!!そう思いながらも見てしまう…これも悲しき男の性か、既にオレの目は麻弓の肌に釘付けである
漏(も、もう少し…)
オレの頭の中は既に男としての欲望で一杯であるが…麻弓にはそれすら筒抜けらしい
麻弓「ん〜ふ〜ふ〜…ハ〜イここまで♪」
ブラが見えるか見えないかのギリギリのラインまでいくと麻弓はパッと上着を下ろした
289 名前:MMM No.58 兼 隊長 ◆6Yt8fmnja. [sage] 投稿日:2006/03/09(木) 10:18:18 ID:WX60YFwT
麻弓「No.58君が狼になられても困るからここまでね〜♪」
そう言い残すと麻弓は立ち上がって風呂に向かって行った
漏「ま…麻弓―――!!」
麻弓「お風呂、お先するのですよ♪」
我に帰ったオレにはただ叫ぶコトしかできなかった…
………
……

麻弓「〜♪〜♪〜♪」
麻弓が風呂に入ってから30分
風呂の方からは楽しそうな鼻歌がずっと聞こえている
正直、あんなコトをされた後では覗きに行きたい位だが…そこは我慢である
漏「耐えろよ、オレ…」
麻弓「何に耐えるの?」
漏「のわっ!?」
いつの間に風呂から上がったのか、後ろには既にパジャマに着替えバスタオルを頭に乗せた麻弓が立っていた
麻弓「そんなに驚かなくてもいいのですよ」
時計を見ると麻弓が風呂に入ってから一時間
つまりオレは30分近く時を忘れ必死に煩悩と戦っていたらしい
漏「あ、あぁ悪い…じゃあ、オレも風呂入ってくるな」
麻弓「ごゆっくり〜♪」
漏(風呂上がりの麻弓ってのも結構イイかも…)
結局最後まで煩悩には勝てない男であった
290 名前:MMM No.58 兼 隊長 ◆6Yt8fmnja. [sage] 投稿日:2006/03/09(木) 10:21:21 ID:WX60YFwT
…というワケで!
前半は終了となります
続きの後編は夜にうPしますのでお楽しみに!!(楽しみにしてくれてるならですが)
では夜までサラバノシ

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