30 名前:名無し ◆85siVFU0r. [sage] 投稿日:2007/04/15(日) 22:26:29 ID:tYDP81Gp
できたー!
今から投下するよ。ながーくなっちゃったのですよ♪
さてレスは控えてね。
31 名前:名無し ◆85siVFU0r. [sage] 投稿日:2007/04/15(日) 22:28:05 ID:tYDP81Gp
樹「や、やめろ、麻弓!う、あ、た、タスケフェ…」
麻弓「ほーらほら、ココをこんな風に締め上げちゃうのですよ♪」
樹「ムー!ムー!」
やめてぇぇぇ!麻弓さぁぁぁん!!
禀「ま、麻弓、そんなマジな目でやってると恐いぞ!」
むしろコイツはマジだ!俺様を助けろ、禀!いや、助けてください!
麻弓「ハァハァ…、あーら土見君…。さ れ た い の ?」
禀「すいませんでしたっ!!」ダダダダダッ!
あー!逃げやがった!!
樹「プハッ、おい!禀!逃げるな…」
ドオォォォン!!轟音と共に車両が大きく揺れた。
麻弓「な、なんなの!?」尋常ではない状況に麻弓がたじろぐ。コレは…?。
ドン、ドンと幾度も列車内に衝撃が走る。
ドゴォォン!
車両の連結部分に光弾がぶつかる。車両の外部が丸見えになっていた。
向こうに走ってった禀は、皆は無事なのか!?
樹「おい、麻弓!これはただ事じゃない。これを外してくれ!」
麻弓「わ、わかったわ。あ、あれ?外れない?」
なにしてんだ、自分で結んでおいて…。ん…?
ピンポンパンポーン♪
場違いな車内放送のチャイムが鳴り始める。
車掌「み、皆様、落ち着いてください!現在この車両を狙った…ウワァ!!」
?「*□§□*◆◎#…」…これだけでなんとなく理解できた…。これは、
麻弓「なんかこの列車は我々が占拠したとか言ってるのですよ!?」
樹「分かるのかい!?」
麻弓「え、ええ、これは魔界語だもの」
そういえば麻弓は魔族のハーフだったな。俺様としたことが失念していた…。
樹「とりあえず外してくれないか?」
麻弓「ごめんなさい!暫し待つのですよ!」
パチパチとハサミを入れていく麻弓。
ギギッ…ギィッ…ギギギギッ
樹「なあ麻弓、で、出来るだけ急いでくれないかい?」
なんかとっても嫌ーな音が聞こえる気が…。
麻弓「あと少しだからちょっと待つのですよ!」
ギギギギギッガギン!!
樹「やっぱりぃぃぃ!!」麻弓「え?うぎゃーー!」
瞬間、グルグルと世界が回った。今自分がどこに居るのかも判然としない。ただ、落ちていく感覚だけは分かった。
ふと視覚に揺れる黒髪と細く華奢な体が映った。
樹「麻弓ッ!」
麻弓の体をしっかり抱えて真っ逆さまに落ちていく。
なんとしても麻弓だけは守りたかった。失いたくなかった。
バシャァァァン…!

32 名前:名無し ◆85siVFU0r. [sage] 投稿日:2007/04/15(日) 22:29:19 ID:tYDP81Gp


樹「ぷはっ!」
奇跡だ。生きてる。
どうやら河に落ちたらしいけど…。
麻弓…麻弓は?
腕の中に確かに麻弓の存在を感じた、…が
樹「おい、麻弓?…麻弓!?」
麻弓「…………ぅ…」
良かった。生きてる様だが気絶している。でも、まずい、このままじゃ…。
樹「とにかく岸を目指さないとおぉぉぉ!??」
足に絡む感触…この蛇のような物は…まさか!?
樹「って、ロープ全部切れてナーイぃぃぃ!」
俺様の足に絡み付くもの、それは麻弓の切り残したロープだった。まるで出来のの悪い人魚の様だ。
これじゃ泳げない!麻弓を持ち上げるので精一杯だ!・・・・え?
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"・・・
まさか…?滝!?
理解したときにはもう遅かった。またもや、俺様は空中に投げ出されていた。
樹「いやああああぁぁぁぁ・・・・!!」

ガサッ!ガサガサッ!バキッ!パキ…



樹「…へ?」
恐る恐る目を開けると地面が目の前にあった。
二度目の奇跡が起こった。麻弓がほどききれなかったロープが麻弓と木々に絡み上手く引っ掛かっていた。
なんと。これに関しては麻弓様様だな。さてと…。
樹「よいしょっ…と」
麻弓を大事に降ろし自分も降りようとしたその瞬間。
パキッ、ゴス
樹「ウゴッ!」
な、何で俺様だけ…パタリ。

ついに重さに耐えられなくなった木が折れてしまったのだ。
緑葉 樹 落下。気絶。合掌。チーン♪
33 名前:名無し ◆85siVFU0r. [sage] 投稿日:2007/04/15(日) 22:30:34 ID:tYDP81Gp
声が聞こえる。何処か遠くで。自分を呼ぶ声が。

「……い……くん………つき…ん…」
「……いつ…くん……いつきくん…」

誰だ?どこか聞いたことある声だ。

麻弓「い…緑葉君!」
樹「う…うう、ま…ゆみ?」
ボヤける視界一杯にオッドアイの端正な顔立ちが映る。その瞳には涙が浮かんでいる。
麻弓「良かったー…死んじゃったのかと思ったのですよ…」
涙ぐみながら微笑む幼馴染みの顔は、普段のいたずらっ子の笑顔とはまた違った優しい顔だった。



パチパチと焚き火がはぜる。ポタポタと俺の服から雫が落ちていた。
樹「で?何で俺様はまたファラオなのかな?麻弓。」
不機嫌な俺を見ながら麻弓がいつものいたずらっ子の様な笑顔をみせる。
これじゃ俺様苦しいっての!まったく…、麻弓は上機嫌だし…。
麻弓「包帯持ってただけ有り難いと思いなさい♪・・・へ、ヘクチッ!」
樹「服、脱いだ方がいいんじゃないのかい?」
麻弓「うぅー、で、でも…」
麻弓が顔を赤らめてこちらを見る。あぁ、そうか…。
意外だな、こういうことで恥ずかしがるキャラでもないのに。
でも、このまま風邪を引かれるのもシャクだな。俺様の男がすたる。よし…
樹「ああ、そういうこと。それなら大丈夫。麻弓の天然洗濯板を見たって喜ぶ男はここには居な…」
メゴッ
く、首が、半周した…。
麻弓「ムギーー!もう怒った!全部脱ぐ!」
いだだだだ…、・・・へ? 全 部 ?
樹「待ったぁ!麻弓!女として大事なものを捨てるな!!」
麻弓「女であることを捨てられるよりましよ!」
バサバサと着ているものを脱いでいく麻弓。遂にブラにまで手を掛けた。
樹「だから待て!麻弓!」慌てて自分の手で目隠しをした。
幾らなんでもこれ以上は見てはダメだ!しかし、麻弓のプロポーションはやっぱり細いけど綺麗だな…
イヤイヤイヤイヤまてまて麻弓だぞ麻弓!あんなペチャパイのどこが…すこーし膨らんでるけど…
だからちがぁぁぁぁう!!落ち着け俺様!天下の緑葉樹がこんなことでたじろいでどうする!!
麻弓「おやぁ?緑葉くーん?もしかして照れてるのかなぁ?」
樹「バ、バカ!幾らなんでも見ていいものと悪いものがあるだろう!」
麻弓「アハハ♪下着までは脱がないのですよ♪」
樹「…なんだよ、ビックリさせるな…よ…?」
目の前にライトグリーンのの物体がある…これは…?……!
麻弓「アハハハハ。引っ掛かったー♪」
!!!!
ライトグリーンの向こうには一糸纏わぬ麻弓の姿があった。
麻弓「残念だったのですよー♪」
いや、残念ではなく眼福物ですが…
樹「麻弓、とにかく下着は着けてくれないか…、何て言うか健全な男の子には目の毒だよ…」
麻弓「ちぇー、それじゃ下着だけ着るのですよ。」

34 名前:名無し ◆85siVFU0r. [sage] 投稿日:2007/04/15(日) 22:32:11 ID:tYDP81Gp
まあ、そんなこんなで下着だけは着けてもらいましたけど、これはこれでヤバい気がする…。
樹「で?麻弓は 何 で 俺 様 の 膝 の 上 な ん だ ?」
麻弓「温かいからなのですよ♪…ダメなの?」
ダメと言えない日本人ですから、俺様…。いや、麻弓だからダメと言えないんだろうな。
麻弓「ハァー、ぬくぬくなのですよ♪」
確かにいくら魔界の気候が安定しているとはいえ下着だけでは少々肌寒い気温だった。
樹「暖かいのはいいけど…、相手が麻弓じゃプルトニウムを乗せてるような気分だよ。重いし。」
麻弓「ほーう、こんな純真可憐な乙女を膝に乗せてそう言うことを言っちゃうんだ―♪」
引き吊った笑顔でグニグニと俺の両頬をつねって引き伸ばす。いやかなり思いっきり。
樹「いばばば、やべへふへまふび」
いだだだだっ、痛いってレベルじゃねーぞ!
麻弓「フンッ、私はこれでも痩せてるんだからね!体も小さいしこのダイヤの原石のような胸のお陰で体重軽いのですから♪」
確かに麻弓の身体は華奢で小さくて触れていないと儚く消えてしまいそうだった。

不安が一気に訪れた。もしかしたら目の前にいる女の子は幻なんじゃないか?
でも、それは間違いであると目の前の温もりが教えてくれていた…。

麻弓「でも、ずっと乗ってるとしびれちやうかもね。仕方無いから退いてあげ、ひゃっ!」
仕方なさそうに立ち上がろうとする麻弓をもう一度引き寄せた。
樹「行くな!」
麻弓「み、緑葉君!?」
今、離れるとどこか遠くに行ってしまいそうな気がした。―――離したくなかった。
樹「頼むから行かないでくれ…」
麻弓「緑葉君…」
その小さな肩を両腕で抱き締め続けた。

魔界の夜が更けていく…

35 名前:名無し ◆85siVFU0r. [sage] 投稿日:2007/04/15(日) 22:33:18 ID:tYDP81Gp
射し込む木漏れ日。涼やかな風。鳥のさえずり。
目を覚ますとそこには昨日の少女の姿はなく代わりにリンゴか梨の様な果物が三つ四つ置かれていた。
樹「麻弓…?」
膝の上にあったどうやら魔界の果物らしいものよりも幼馴染みの行方の方が気になった。
上着はまだあるから近くに居るだろうけど一体どこに?
やっと乾いた服を着込み辺りを見渡しているとどこからか聴いたことのない歌が聴こえてくる。
樹「麻弓?」
歌に惹かれるように声のする方向へと足を向けると小さな水辺が見えてきた。
昨日流された川とはまた違うようだ。段々と歌声に近づいていくとそれが麻弓の声であることが分かった。
サアッと森が開け綺麗な湖の畔にたどり着くとそこには麻弓の姿があった。
とても神秘的な風景だった。
一糸纏わぬ麻弓が両手で水を掬い上げそれを空に掲げる。
こちらには気付いていないらしく微笑みを浮かべて魔界の歌らしい歌をその口から紡いでいた。。
水が腕や体を伝いまた元の水面に戻っていく…。朝日に照らされた麻弓の瞳。その色はとても鮮やかだった。
俺はそんな麻弓の姿に目を奪われ視線を外すことなく見続けていた。

不意に麻弓がこちらを向いた。瞬間、時間が止まった…。
チャポ…
水音だけが響く。暫しの静寂の後麻弓の顔が段々赤く染まっていく。そして怒号と共に静寂は破られた。
麻弓「き、き、きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
樹「まて!落ち着け麻弓!これはあの、その、不可抗力で…」
麻弓「うるさーい!あっちにいけー!!」
さっきまでの静寂は何処へやら、麻弓の大声がそこら中にこだまする。
それにくわえ水中にある石という石をこちらに向けて投げつけてきた。
樹「うわぁぁ!やめろ麻弓ー!」
ドカッドカッと大きめの石が雨のように飛んでくる。やめてぇぇ!死んじゃうう!・・・ん?この石は…?
樹「待った!麻弓!この石は、オボォ!?」
麻弓「待つかぁ!あっちいけぇ!」
わ、脇腹…
パタリ

36 名前:名無し ◆85siVFU0r. [sage] 投稿日:2007/04/15(日) 22:34:26 ID:tYDP81Gp
麻弓「それで?その石で何ができるの?」
先程の事もあって麻弓はかなり不機嫌そうだ。俺様にとっては事故なんだが…
樹「ま、発煙筒みたいなものだね。救難信号的なものが出せるかもしれないんだ。」
これでも俺様の得意なことは錬金術。材料と道具があればちょっとした純度の高い鉱物を作ったりもできる。
麻弓「じゃあ、チヤッチャと作ってしまうのですよ♪」



パスッ…ポンポポンッ
赤い煙が上空に広がる。
麻弓「おぉー、すごーい緑葉君花火職人に成れるのですよ。」
樹「材料が少ないせいで気休め程度しかできないけどね。」
ま、やらないよりかは見つけやすいだろう。
でも…昨日の事件が気になるな…。もし無事に帰れたとしても皆が居なかったら…。
麻弓「みんな、無事なの
かな…」
麻弓も同じ事を 考えていたらしい。そんな不安を振り切るようにわざと明るく振る舞うことにした。
樹「無事なんじゃないかな?威嚇攻撃じゃないと大事な人質に怪我をさせてしまうわけだし。」
希望的観測だけど一番後ろの車両が休憩室ということで時間的にも人がいないであろう車両を攻撃したのだと思う。
樹「リンちゃんやシアちゃんだっているし、それにあの程度で稟が死ぬなら毎日親衛隊に殺されてるね。」麻弓「た、確かに。理不尽だけど納得できるのですよ…」
麻弓「まあ、緑葉君は殺しても死にそうにないのですよ♪」
樹「誉め言葉として受け取っておくよ。麻弓は俺様が居なかったら間違いなく死んでたね。」
いつものノリで互いを罵り合っ…たつもりだったが麻弓が急に顔を赤らめた。
はて?そんな歯の浮くようなセリフを吐いたつもりはないが?なんかモジモジしてるし。
麻弓「えっと、やっぱり今回私が怪我をしてないのは…いつ…、緑葉君が守ってくれたから…?」
ああ、麻弓も一応気にしてたんだね。
樹「そうとも言えるかも。縄跡と脇腹が痛いの以外は。」
麻弓「あうぅぅ、ゴメンナサイ…。」
麻弓が申し訳なさそうな顔をしてうつむく。
樹「樹」
麻弓「へ?」
樹「樹でいいよ。この俺様が気付かないとでも思ってたのかい?」
麻弓「ええ!?でもでも緑葉く…」
樹「い つ き」
繰り返しそうになる麻弓を制して言葉を被せる。
麻弓「ううー…、い…樹くん…」
樹「宜しい。」
いつものお祭り騒ぎのような騒々しさはなく、二人だけの穏やかな時間が流れていた。

37 名前:名無し ◆85siVFU0r. [sage] 投稿日:2007/04/15(日) 22:35:38 ID:tYDP81Gp
静寂はわずか五分で破られた。
見たこともない巨大な影が上空を覆った。
樹「まさかあれは!?」
麻弓「竜族!?」
魔界のある地区には竜族と呼ばれる種族、つまりドラゴンが棲んでいるらしい。
ドラゴンは俺たちの姿を認めるとゴオッと翼を鳴らし目の前に降り立った。
ズウゥゥゥン…
でかい。まるで山のようだ…。その狂暴そうなドラゴンは、

ドラゴン?『少年よ。お邪魔だったかね?』

まるで狂暴さの欠片もない言葉を吐いた。
樹&麻弓「は?」
そして今度はその背中から聞きなれた声が聞こえてくる。
稟「オーイ二人ともー!」
樹「稟!」
麻弓「土見君!?」
スルスルとドラゴンの背中から降りてくる悪友に目をパチパチさせた。
稟「よかった。無事だったみたいだな。」
樹「それはこっちのセリフ。…こちらのドラゴンさんは?」
ドラゴン?『分からないかね?少年は分かると思ったが…。』
ドラゴンには知り合いなんているはずもない。でも…、この口振り、その態度…、どこかで…?……!
樹「まさか!?」
麻弓「魔王様!?」
魔王『あっはっはっはっ!ようやく分かったかね。』
巨大なドラゴンはみるみる縮んで端正な顔立ちの細身の男性へと変わっていく。
魔王「ふう、竜族化は魔力消費が大きい。」
魔王第2形態…
そんな言葉が脳裏をよぎった。

38 名前:名無し ◆85siVFU0r. [sage] 投稿日:2007/04/15(日) 22:36:45 ID:tYDP81Gp
――後日談

列車を占拠した連中は反魔王派の集団だったのだが、数時間のうちに魔王のおじさん直々に鎮圧されたらしい。
喧嘩を売る相手を間違いすぎだな…。
死者はゼロ。負傷者も数名に押さえられまさに見事としか言いようがなかった。

修学旅行も終わり、また学校に行く日々が始まった。
俺様はと言うといつもの別れ道でいつもの幼馴染みを待っていた。
麻弓「ごめーん!寝坊しちゃったのですよ!」
樹「まったく、遅刻する必要ない俺様まで遅刻するはめになるじゃないか。」
いつもと変わらない、そう、いつもと変わらない…。
麻弓「あ、緑葉君。寝癖ついてるわよ?」
樹「え!?何処だ?お、俺様の完璧なヘアスタイルが崩れてるだって!?」
麻弓「あー、ここよここ。ほらほら、頭かしなさいよ。」
ぐいと俺の襟をつかんで頭を引き寄せた。…!
麻弓「…ん…」
麻弓と俺の唇がかさなった。
麻弓「へっへっへー♪うばっちやったのですよー♪」
変わっていないと思っていたのは俺だけだったらしい…。麻弓は頬を赤らめながらパタパタと駆け出した。
麻弓「ほらほら、樹くん。急がないと遅刻なのですよ♪」
ふう、と溜め息をついて自分も駆け出した。
樹「待てよ、麻弓の寝癖は本当に酷いことになってるぞ?いいのかい?」
麻弓「え、ええぇぇ!?どこどこどこ!?」
樹「ここだね。」
俺は迷わず麻弓の唇を奪った…。

39 名前:名無し ◆85siVFU0r. [sage] 投稿日:2007/04/15(日) 22:40:23 ID:tYDP81Gp
終わりです。
結構大変よねこれも。

エビフライ―♪

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