雨の中で泣き叫ぶ、幼い楓…。稟がそんな夢を見た日だった。登校時の親衛隊の襲撃をシアとネリネが撃退、昼食の主役もネリネの卵焼きに奪われた楓。稟のために新メニューも研究していたが、雨の中を走って風邪を引き、ついに倒れてしまう。楓のために朝食を作ろうとする稟。仲間たちも手伝いにやってくるが、稟の世話をするという自分の居場所を失い、気弱になった楓は「私…稟くんのお役に立ってますか？」と訴える。稟はそんな楓を労わり、「ありがとう」と言葉をかけるのだった。

稟たちが学園に行っているあいだ、ひとり留守番をするプリムラ。ひとりで遊んでいるうちに大切な猫のヌイグルミが破れていることに気づき、ヌイグルミを直してもらおうとひとり学園に来てしまう。困った稟は、プリムラに自宅へ戻るように言う。しかし雨が降り出したのを見た稟はプリムラを心配し、授業を抜け出して捜しにいくことに。店の軒先で雨宿りをしているプリムラを発見した稟だったが、そこでプリムラがブラジャーを持っていないことが発覚。急遽、楓に頼んで買いに行くことになったのだが…。

目覚ましの音にベッドから出た亜沙は、机に置かれた小さな箱を眺めて考え込む。プレゼントの主、スポーツ万能の好青年、滝沢から亜沙への告白は、学園の噂になったが、亜沙は全くピンと来ていなかった。集中力を欠いて体育の授業で怪我をした亜沙は、稟に付き添いを頼んで稟をからかいながら帰宅。2人きりの部屋で恋や高校生活について話し合い2人。そしてつぶやいた亜沙の「稟ちゃんだったら恋愛してみてもいいかなぁ…」という言葉。それは冗談…？。そして翌日、亜沙は滝沢を屋上に呼び出して…。

いつものように、朝寝坊している稟。起こしに来たのは楓…と、思いきや、枕元にいたのはなんとシア！。占い雑誌を見たシアは「7月生まれ、獅子座のあなたはこの夏、最大のチャンスが訪れる」という記事を発見。"いいお友達"関係からステップアップ、恋愛成就をめざしてシアは綿密なデート作戦を計画。さらに特集記事に載っていた「恋の勝負パンツ」でバッチリ決めて、稟を誘いに来たのだ。気合十分で街に繰り出すシアと稟。ところが行く先々に、見知ったジャマ者が次々と現れて!?